1975 年、エベレスト山頂に向かう一人の女性の姿。一歩一歩着実に山頂(てっぺん)に向かっていくその者の名前は多部純子。日本時間 16 時 30 分、純子は女性として初の世界最高峰制覇を果たした―しかしその世界中を驚かせた輝かしい偉業は純子に、その友人や家族たちに光を与えると共に深い影も落とした。晩年においては、余命宣告を受けながらも「苦しい時こそ笑う」と家族や友人、周囲をその朗らかな笑顔で巻き込みながら、人生をかけて山へ挑み続けた。登山家として、母として、妻として、一人の人間として…。 純子が、最後に「てっぺん」の向こうに見たものとは―。
教師の夫、3人の息子と共に関西の町で暮らす令子。末っ子の智は幼少時に視力を失いながらも、家族の愛に包まれて育つ。やがて、智は東京の盲学校で高校生活を謳歌するが、18歳の時に聴力も失い、暗闇…
>>続きを読む1960年、ファン・ウージョウ(ウー・ジン)率いるたった3人の中国登山隊は、世界で初めて無謀ともいわれた北稜からのチョモランマ登頂に成功する。しかし、途中、仲間のソンリン(チャン・イー)が…
>>続きを読む恐れ知らずで楽しいことが大好きなネパールの登山家、ニルマル・"ニムス"・プルジャの目を通して、高地登山とネパールの深いつながりを探索する「ニルマル・プルジャ: 不可能を可能にした登山家」。…
>>続きを読む1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本はオリンピック新記録を樹立、金メダルと銅メダルを獲得し、国民は歓喜に沸いた。しかし、その2個のメダルには秘められた想いがあった。…
>>続きを読む©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会