1975 年、エベレスト山頂に向かう一人の女性の姿。一歩一歩着実に山頂(てっぺん)に向かっていくその者の名前は多部純子。日本時間 16 時 30 分、純子は女性として初の世界最高峰制覇を果たした―しかしその世界中を驚かせた輝かしい偉業は純子に、その友人や家族たちに光を与えると共に深い影も落とした。晩年においては、余命宣告を受けながらも「苦しい時こそ笑う」と家族や友人、周囲をその朗らかな笑顔で巻き込みながら、人生をかけて山へ挑み続けた。登山家として、母として、妻として、一人の人間として…。 純子が、最後に「てっぺん」の向こうに見たものとは―。
時は明治—鎖国から目覚めて間もない小さな島国日本を 世界に知らしめた1人の男がいた。若きしてアメリカに渡り、タカヂアスターゼの発明に端を発し、実業界にも社交界にも信頼を得、日露戦争~第一次…
>>続きを読む1987年、富山県城端町西明、三輪バイクで町を行く稲塚権次郎の姿があった。90歳近くなっても、バイクを乗りまわすことは近所迷惑となっていた。明治末期、貧しい農家の長男に生まれた権次郎は、向…
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>>続きを読む18世紀後半、東北。冷害による⾷糧難に苦しむ村で、⼈々から蔑まされながらも逞しく⽣きる凛。彼⼥の⼼の救いは、盗⼈の⼥神様が宿ると⾔われる早池峰⼭だった。ある⽇、凛の⽗親・伊兵衛が村中を揺る…
>>続きを読む桜前線に沿って福島県内を移動しながら、桜の咲く風景と桜に関わる人の声を記録した紀行ドキュメンタリー。福島県の桜は太平洋側から咲き始め、内陸部に向かい一ヶ月かけて県内を横断していく。なかなか…
>>続きを読む震災後、恋人と上手く付き合えなくなったみゆきは、週末、高速バスに乗り東京へと向かう。渋谷でデリヘルのアルバイトをするために。行き詰った魂の彷徨。福島と東京を行き来する日々に、みゆきが見た光…
>>続きを読む「自閉症と呼ばれる彼らの世界が“普通”と言われる人たちと、どのように異なって映っているのか?」を世界各地の5人の自閉症の少年少女たちの姿やその家族たちの証言を通して追い、明らかにしていく。…
>>続きを読む©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会