
1975 年、エベレスト山頂に向かう一人の女性の姿。一歩一歩着実に山頂(てっぺん)に向かっていくその者の名前は多部純子。日本時間 16 時 30 分、純子は女性として初の世界最高峰制覇を果たした―しかしその世界中を驚かせた輝かしい偉業は純子に、その友人や家族たちに光を与えると共に深い影も落とした。晩年においては、余命宣告を受けながらも「苦しい時こそ笑う」と家族や友人、周囲をその朗らかな笑顔で巻き込みながら、人生をかけて山へ挑み続けた。登山家として、母として、妻として、一人の人間として…。 純子が、最後に「てっぺん」の向こうに見たものとは―。
夫の介護に人生を捧げてきた83歳のイーディは、娘から老人施設への入居を勧められ、人生の終わりを感じていた。だがある日、フィッシュアンドチップス屋の店員の言葉にひらめいた彼女は、かつての夢だ…
>>続きを読む登山家オム・ホンギル(ファン・ジョンミン)は引退後、ヒマラヤ4座を共に登頂した最愛の後輩ムテク(チョンウ)が悪天候のため、下山中に遭難死したことを知る。そこは人間が存在できない“デスゾーン…
>>続きを読む亡き妻から届いた手紙。 それが、彼を新たな人生へと導いていく──。 第二の人生を大自然に包まれた美しい土地で過ごそうと、北海道に移り住むことにした夫婦、篤史と良子は、 かつて外国人が住んで…
>>続きを読む吉⽥那⽉(25)の元に差出⼈不明の⼀枚の絵葉書が届く。絵葉書にはエベレストの⾵景が描かれていた。那⽉は絵葉書の差出⼈が2年前にエベレストで⾏⽅不明になった兄ではないかと気づき、東京から兄を…
>>続きを読む世界最高峰エベレスト登頂ツアーの参加者たちは、日本人登山家を含め数々の山を踏破してきたベテラン達だった。ついにやって来た頂上アタックの日、固定ロープの不備や参加者の体調不良などでスケジュー…
>>続きを読む鷺坂冬子(由紀さおり)、63歳。誰にも作れないと言われた、世界初の青いバラ「ブルー・ヘブン」の生みの親として、園芸家としてはちょっとだけ有名だけれど、今は孫や家族に囲まれて暮らす普通のおば…
>>続きを読む©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会