2006年 アメリカ製作 「アンタッチャブル」
「殺しのドレス」の ブライアン・デ・パル
マ監督が 映画化したドラマ …… 🇺🇸 🎬

犯罪小説 中でもアメリカの暗部を抉る時代
描写で知られる ″ジェームズ・エルロイ″
の 「暗黒のL.A.シリーズ」第1部を映画化さ
れた作品が本作で あります …… 💁🏻‍♀️

第1部と第3部が映画化され 第3部はご存じ1998年第70回アカデミー賞 脚色賞『L.A.コンフィデンシャル』…… 🏆✨✨

第1部 ブラック・ダリア （1987年）
第2部 ビッグ・ノーウェア （1988年）
第3部 L.A.コンフィデンシャル （1990年）
第4部 ホワイト・ジャズ （1992年）

本作の映画化が 第3部の映画化に繋がり 現在も第4部の映画化へ向け 検討されているとか …… 🤔💦

『L.A.コンフィデンシャル』の成功で 逆に本作『ブラック・ダリア』を見返した方も多いと思います 必ず比べてしまうんですが 残念ですが簡単に言えば全く編集が悪いと言わざるを得ないかなぁー 偉そうで申し訳ないが …… 👏🏻😓
逆に この時代描写は ″ブライアン・デ・パルマ″ は かなり上手い凄く良かった『アンタッチャブル』の世界観でした 僕は大好き だから今回も鑑賞したぐらいです …… 👏🏻🥰✨✨


しかも本作は 1947年にアメリカで実際に発生した殺人事件「ブラック・ダリア事件」をベースに作られた作品でもあったんですねー …… 💁🏻‍♀️✨

またこの事件 実は未解決事件なんです だから上手く本作がラストを迎えたら 未解決だけにモヤモヤ感を残しながらも 良いエンディングの筈ですよね〜 …… 🤦🏻‍♀️⁉️

でも 本作やってしまったのが この事件を解決させたんです なのにモヤモヤ😶‍🌫️って よっぽど編集と伏線が下手だったのか 伏線らしい伏線も無かった ラスト一気に仕掛けた感が残るのも 解決させることで意外性を展開させたかったんでしょうが 逆に裏目に出る始末で 本当に勿体無い作品なのでは無いかなぁー …… 🤷🏻‍♀️💦


時代描写と空気感は 当時のハリウッドに酔いしれますねー これは本当に僕は最高でしたー …… 🥰🧥🕶🥂🚬✨
『L.A.コンフィデンシャル』に繋がったのも良かった 👍🏻✨
この立派な背景がある ちょっと中途半端な映画だけど ジョシュ・ハートネット スカーレット・ヨハンソン アーロン・エッカート ヒラリー・スワンク 俳優も素晴らしい作品でしたー …… 👏🏻😊💕✨✨


✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

『ブラック・ダリア』
原題 The Black Dahlia.
製作年 2006年。上映時間 121分。

ジェームズ・エルロイによる
“暗黒のLA4部作”
の第1作を『アンタッチャブル』『殺しのドレス』のブライアン・デ・パルマが映画化。

映画『ブラック・ダリア』は“アメリカ文学界の狂犬"とも呼ばれる作家ジェームズ・エルロイのベストセラー小説を映画化したもの。
小説『ブラック・ダリア』は『ビッグ・ノーウェア』、
『L. Aコンフィデンシャル』、『ホワイト・ジャズ』と 共に
『暗黒のL.A.』四部作を形作っている。

十歳の時に母を惨殺され、事件が迷宮入りとな ったことから、作家になるまでのエルロイの人生 は荒れはてたものだった。
自らの裸に燃えたぎる怒り、哀しみ、情念を文章に叩きつけることでエルロイは、実人生に復帰した。
そんな彼が、やはり未解決なままの女性惨殺事件『ブラック・ダリア事件』に取り憑かれたのも、
この事件を題材にした作品が彼の作家としての地位を確立する傑作となったのも不思議なことやない。
映画『ブラック・ダリア』の中心となんのは二人の刑事 (ジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート)と、二人の女(ヒラリー・スワンク、スカ ーレット・ヨハンソン)。
エルロイが最愛の母を亡くしたように、妹を惨殺された過去を持つリー 刑事(エッカート)は惨殺された女”ブラック・ ダリア"への妄執に取り憑かれ、バッキー刑事(ハートネット)は、やがてその妄執を受け継ぐことになる。
暗い過去を持つリーの妻ケイ(ヨハンソン) は、“ブラック・ダリア"の影に怯えながら、二人の男の間を揺れ動く、"ブラック・ダリア"ことマデリン(ミア・カーシュナー)にうり二つの悪女(スワンク)は、ノワール小説/映画のファム・ファタールとして当然のことをする。
男たちを破滅させようとする。さっき、物語の中心となるのは二人の男と二人の女と書いてしまったが、訂正しやす。
死者としてしか登場しない“ブラック・ダリア"こそが、 この物語の芯の部分で妖しい光を放ち続け、すべてを支配しているんやし。
『死者に恋をして、甦らせようとする』ことは、 巨匠ヒッチコックの傑作『めまい』(1958) のテーマ。　
ホンでもって、『めまい』で主人公の刑事の妄念の対象となるヒロインの名はマデリンなんすね～。
デ・パルマの初期作品『愛のメモリー』(1976) は、『めまい』へのオマージュとも云うべき内容のサスペンスやった。
亡き者への執着というテーマを原 作シナリオの中に見出し、魅入られたはずのデ ・パルマは、思い入れたっぷりに『ブラック・ダリア』を演出していた。
実在した事件や人物、歴史を大胆に物語に組み込み、物語のリアリティを増している原作の要素を使いつつ、デ・バルマは舞台となる魔都ハリウッドが産み出す究極の虚構である“映画” 関連のエピソードを原作以上に強めることで、「エルロイ小説の映像化(エロイではなくエルロイ)」ではなく、紛れもない『デ・パルマ映画』を創り上げていると感じました。
エルロイ作品の映像化としては、 完璧なシナリオ、演出のもと、複雑なストーリーを明快に語ってみ せた『L.A. コンフィデンシャル』が高く評価されているけど、『ブラッ ク・ダリア』という作品には、それとは全く違った魅力があると思います。
すべての謎が明かされ、あらゆることが収まるべきところに収まる 『L.A. コンフィデンシャル』とは 違い、今作品のバッキー刑事が本当に迷宮から抜け出せたのかどうかは曖昧なまま。
そのことは、『キャリー』(1976)のラストを彷彿とさせるようなラストのショック場面で提示される。

事件を追う話。
色々あって（笑）から、1947年のある日、ロサンゼルスで猟奇殺人事件が発生する。エリザベス・ショートという女優志望の少女が拷問を受け殺害された。この事件の捜査に、この作品の主人公、バッキーとリーのコンビも駆り出される事になる……ってあらすじ。
結構ゴチャゴチャしてました。難解ではないけど、事件以外の所や、説明不足な所も多く、太い道筋がブレてしまって、事件を追うのか、恋愛したいのか、人間ドラマなのか？はっきりしない。そんな印象でした。面白かったですけど、オススメでもない。
まぁ多くは語るまい（笑）