幼い双子の周りで起こる惨劇を描いた、子供怖い系サイコホラー。不気味な余韻を残すとともに悲しい気持ちにもさせられる良作でした♫

あらすじ…
舞台は1935年、コネチカットの農村。いたずら者の兄ホランドと温厚で活発な弟ナイルズ。2人は一卵性双生児でいつも一緒に遊んでいた。ある日ホランドの自転車を借りようとしていた隣の男の子が落下事故で死亡。そして、ホランドのイタズラを祖母に言いつけた近所のおばさんを見かけなくなり…。

風景が美しく時間もゆっくりと流れている農村には似合わない異様な連続死亡事件。それぞれが事故として処理されるもナイルズには「もしかしたら…」という心当たりが…。双子の間の秘密のやり取りが可愛かったり不気味だったりで目を離せません。

ネタ自体は開始数分でわかるほど違和感バリバリな本作ですが、そのネタバラシをクライマックスに持ってきて「ラスト五分の衝撃！」なんて宣伝文句を書かれるような安直なことをせずにネタ割を中盤に配置している。

そしてネタを割ってからが恐怖の本番だと言わんばかりに、終盤からラストまでその歪みきった狂気をこれでもかと演出し続け、狂気が生まれた理由の遣る瀬無さと強大さでもって観客に嫌〜な余韻を植え付けて幕引きとする構成が素晴らしい。

ただ正直前半部分が退屈。実際に物語に関係する人物は少ないのですが、それにも関わらず冒頭で大勢を一気に紹介するせいでどれが誰でどんな関係性なのかが全く飲み込めない。それが物語に入り込む障害になってしまってるんですよね。物語が進めば何となくわかってくるのですが、それでも明確に関係性が描かれるわけではないのが残念。

そして、ネタがバレバレ過ぎるのも物語への興味を削ぐという点ではマイナスかな〜と思います。あえてそういう構成にしてるので仕方ないのですが、前半は結構眠かったです(^_^;)

とはいえ後半は素晴らしいので、子供怖い系ホラー好きな方でしたら一見の価値ありだと思います！

• #ホラー映画と怖い映画

とある農村を舞台として、双子の少年が引き起こす恐怖の出来事と、その裏に隠された驚愕の真実を描いた物語。近年の作品では比較的ポピュラーになったどんでん返しパターンでしたが、50年以上前にはなかなかの衝撃展開だった事と思われます。しっかり伏線回収を伴いながらのラストシーンは、多くの人々を巻き込みながらの残酷かつ恐怖の幕引きでした。

• #どんでん返し

ジャケが怖過ぎて借りたら中身はさらにヤバいガキんちょの話で震える70年代サイコホラー

そもそもがサザエさんみたいな一家で関係性が複雑なのに、事故や死人が出まくり最早ドリフな展開に！

怖い子ども系作品でも、このラストはかなり攻めてて良かったなぁ～

さて、樽の中身はなんじゃろな(*´艸`)？



ホランドとナイルズは双子の兄弟。

父親は事故死？
母親は病気？
祖母はスピリチュアル？

さらに、身重な姉夫婦、庭師ぽいおっさん、お手伝いさんぽいおばさんと暮らしている。

いじめっこな従兄弟や変人隣人婆も登場。

が、双子に嫌な思いをさせた輩が、次々と謎の死を遂げていき……



ツイスト自体は開始早々に気付きます。

だけど、そこからの展開が一筋縄ではいかない！

今ならユルくふんわりハートウォーミングに落ち着きそうなものですが、これは攻めて攻めて攻め続けます(笑)

あまりにも事故事件が多くて、呪われてるとか思われて、一家が村から追放されるのでは？とか要らん心配してしまったww

このおばさん誰なん？とか、中盤少し退屈にはなるものの、ラストまで子どもがしっかりヤバくて楽しかったですよ～♪