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タカダワタル的ゼロ
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『タカダワタル的ゼロ』に投稿された感想・評価

テアトル新宿の【高田渡大復活祭2015】にて!!

2005年に亡くなった伝説のフォークシンガー高田渡のドキュメンタリー。

公開当時も見て感動したのですがまたスクリーンであの笑顔が見たくなって行ってきました。

この『タカダワタル的ゼロ』の前に『タカダワタル的』というドキュメンタリーが生前作られているのですが、内容に関しては今作の方が古いので前日譚的な意味合いを込めてこのタイトルになっているのでしょう。(ややこしいですが)

監督はまさかのコワすぎシリーズの白石晃士。唯一の本当のドキュメンタリーがコレとは恐れ入りました!!
実はこっちの方が前作『タカダワタル的』よりも人間味が出てるというか単純で分かりやすくて面白いんです!(明日『1』の方も見直して見比べますね) これは白石晃士監督の引き出し方が上手いのか、編集が匠なのか、今に通ずるものを感じたりもします。

とは言っても吉祥寺のいせやで陽気に話す高田渡(酔っ払って呂律があまり回ってないから聞き取りづらい...)がちょこっとだけ登場してきて、残りの9割くらいは2001年の年越しライブの映像をまとめたもので構成されています。

このライブが抜群に良いんです。どうやら柄本明が主催したらしくベンガルとか他の劇団仲間を集めてバックバンドを組んでます。みんな小汚い(笑)
そしてもう1人の主役と言ってもいい泉谷しげるも登場!!もちろん今のスタイルと全く変わらず登場するやいなや「じじい!ダラダラやりやがって」と高田渡に悪態をついたり、客にも罵声を上げて煽ったりやりたい放題。でも本編に披露してくれた『おー脳』と『春夏秋冬』が異常にカッコよくて当時ipodに入れて良く聞いてましたよ!!

そんな荒々しい泉谷しげるに対してマイペースな高田渡は「裏では大人しいんだけどね」など軽くいなし爆笑をかっさらっていきます。完全なる漫才。

高田渡が自分の曲を歌ってる時に2番から「ちょっと唄って」とバトンを渡されても泉谷は「唄うわけねーだろ!」と毒づいていながら結局歌詞カードも見ずに歌い上げる。泉谷しげるは高田渡の曲が大好きなのだ!!
その証拠にラスト、全員で唄う『靴が一足あったなら』という寂しい名曲では一人涙を浮かべて上を見上げる泉谷しげるの姿がアップで映し出されていた。自分ももらい泣き。
本当に素敵な空間だったのだろう。

とってもハッピーになれるドキュメンタリーである事は間違いありません。高田渡を知らずとも是非見てほしなぁ。

※この『タカダワタル的ゼロ』は今週火曜と金曜やってますよー
高田渡大復活祭にて。

2001年に行われた年越しライブと、"いせや"という廃業の決まっている焼き鳥屋での映像をマッシュアップしたドキュメンタリー。

いせやで呑んでいる高田氏は呂律が回らず、まるでホームレスのような風体。しかしひとたび舞台に立つとキリっとしたまなざしで軽妙なトークをかます。その落差にシビれた!白石監督のシーンを選ぶセンスも作用して、全く彼を知らない人にも人間味が伝わると思います。

特に素晴らしかったのは「生活の柄」を歌うシーン。元々この曲大大大好きなんですが、ゲスト参加した泉谷しげるのコーラスワークが最高。直前の「春夏秋冬」でなんだかしみじみしたものを感じて号泣してしまいました。タカダワタル&イスミヤシゲル的と言っていいほど泉谷氏の見せ場も多いです。

あとバックバンドに愛するKONTAがサックス参加していてそこでも感動して泣いた笑 涙腺が緩んだなー

いせやが解体されるシーンと、終わっていくフォーク時代が重なり切ない心持になりました。

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同時上映の「高田渡を送る会ドキュメンタリー」もここに感想を記します。

没後、追悼のために行われた集会のドキュメンタリー。映画と言うよりは記録映像ですね。

何よりも彼の広い交友関係に感心します。エンケン、ハンバート、鶴瓶師匠は出てきた時驚いた。あとタカダワタル的では全く触れられてなかった高田漣氏があいさつしているシーンが見られたのも嬉しい。漣氏のライブを2回程見たことがありますが渡氏の曲をカバーするときの真摯な佇まいがいいんだよなぁ。

しんみりしたムードではなく、愛が詰まった追悼会で温かい涙が滲みます。自分がミュージシャンだったらこうやって葬られたいものです。
泉下の人となったのが2005年の4月ですが、2006年9月のイセヤ総本店閉店時の映像も入っているので、つまり、死後1年以上待って、追撮してから完成させたということになる。

古い木造アパートから出て来て、パッとイセヤの暖簾をくぐって昼から呑んでいる姿が映っていたので、もしかするとこの焼き鳥屋の裏手に住まいがあったのかもしれない。

まあ、こんな生活してたら早死にしてしまうよなあ、とみんな思っていた通りの結果になってしまった訳だが、井上陽水によると、高田渡は若いときは下戸だったのだが、その長老風で偉そうな風体が気に入らず、地方巡業中に遠藤賢司と一緒になって虐めた結果、酒を飲みだしたということらしい。 なので、こういう人生は予めインプットされてしまったのかも知れない。

久しぶりにコンサート風景を見たが、やっぱりこの人のMCは上手い。

“...ソフトクリームやってくれ、ってリクエストされたんですね...。 あれっ、そんな歌は知らねえぞ、って思ったんですが、これですかね...。♪アイスクリーム、アイスクリーム。アイスクリームわたしの恋人よ。あんまり長く放っておくと、お行儀が悪くなる...♪”

或いは、“♪追われた女より、もっと哀れなのは死んだ女です...♪” というマリー・ローランサンの 『鎮静剤』 という歌の後に、いきなりこんな話をする。 “雑煮というものがあってね。 お爺ちゃんが居たりすると柔らかいモチを出すんですね。 でもね、それは犯罪的なんです。 喉にピッタリくっ付いちゃう。 今年も何人かこれで逝っているかも知れませんがね...。 ウチで聞かれましたね。 今日は何個モチを食べますか?ってね。 怖いですねえ〜(笑)”

こういう話を歌の途中にいきなりするもんで、会場の空気は一挙にこの人の世界になっちゃう。 これはこの人の才能ですね。

何時でもイセヤに行けば、渡さんと会えるような気がしてましたけど、すでに10年以上も経っちゃったんですね。 しかし、やっぱり寂しいですよ、渡さんが居ない世界は...。 こういう人は、生きていてくれるだけで世間が楽しくなるんですね。 けど、悲しいかな居なくなって初めて気付くんですよね、そういうことって...。

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