世紀は笑ふの作品情報・感想・評価

世紀は笑ふ1941年製作の映画)

製作国:

3.3

『世紀は笑ふ』に投稿された感想・評価

広沢虎造の立身出世物語。売れない浪花節語りの虎造(杉狂児)が、友人の影の尽力によって名声を得るが、友情のありがたさを忘れてしまう。マキノ雅広の人情噺。浪花節や奇術など、どことなく慰問映画のような作り。
手品師と浪曲師を目指して支那そば屋台の親友2人の人生。広沢虎造の浪曲と杉狂児のコミカルと轟夕起子の愛嬌で綴る物語。フィルムが一巻分抜け落ちてるらしいがそれでも存分に楽しめた。

浪曲といえば、中学生の頃に聴いた早朝のABCラジオ「おはよう浪曲(司会・3代目広沢駒蔵)」だった。
今回浪曲映画という事で観たこの映画で、まさか全盛時の広沢虎造が演技までしているとは思わなかった。

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ENDO
3.8

広沢虎造が出演する支那そば立身伝ブロマンス。走るのは2本の物語。つまり浪花節は構成要素の半分、表裏で言えば裏。実質は凡作が主人公だ。山根貞男氏の解説では13巻中1巻が失われている国立フィルムアーカイ…

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