『特攻大作戦』から続いてるような感じ。
マイケル・ケインは、引退作『2度目のはなればなれ』も“戦争映画”だった。健さんとの共演にスコア0.5プラス。

日本と米英がジャングルに身を隠しながら戦うのは珍しい。互いに顔の見える距離まで接近し、日本軍の基地に米英の兵が侵入する。
高倉健が率いる部隊が英兵2人を捕虜とし、残りの兵に投降を迫るあたりから心理戦となって面白い。
が“燃える”戦場というタイトルはふさわしくない。

「こちらは.....○○市役所です.......ただ今......80才くらいで......痩せ型の......男性が...行方不明に......なっています。......服装は........... 」

などというやたらと冗長な行方不明者捜索の市中放送が、私の勤め先がある某市では昼日中に街角の高い所に設置されたスピーカーから時々流れて来ます。
聞くタイミングによっては風で割れてしまってサッパリ内容が聞き取れないこともあります。

太平洋戦争中、南洋のある島で英軍と日本軍が睨みを効かせ相対している。
英軍が工作作戦を仕掛ける事になり日本語が解る一人の米軍大尉がその隊に配属された。
一行はジャングルの中を敵陣に向けて進行して行くが、戦況は次第に次第に日本軍優位になって行き彼らはジャングルの中で孤立していく。

そこで流れるのが冒頭の行方不明者捜索放送....ではなく英軍への「大人しく出て来い！」放送。日本軍はジャングルの高い木の上にいくつもスピーカーを取り付けてジャングルの中に向けて出て来い！とやるのだった。

出て来い！と英語でやるのが日本軍のヘッド高倉健、やられるのが米軍大尉クリフ・ロバートソンと英軍兵士マイケル・ケイン。

隊の兵士は皆自分勝手だし、残った二人の兵隊も意固地に頑張るし、そうしたある意味での男らしさを前面に出したアルドリッチらしい画面がジャングルの中で展開されて見所でした。

このジャングルスピーカー作戦は有効なのだろうか？先の行方不明者捜索の市中放送も同市ではずっと続いているのできっと効果があるのだろう....とは思います。

英雄

第二次大戦中
太平洋のある島で、ジャングルの日本軍に手を焼く英国軍
日本語が話せるアメリカ兵が派遣され、英国兵とともにジャングルの中へ
やがで日本兵に発見された彼らは、降伏するよう呼びかけられ……

ロバート・アルドリッチ監督が描く戦争ドラマ

戦争とはこういうもの

降伏かそれとも、、

ジャングルの中
緊迫感があります

さまざまなな対立
アクションもあり

高倉健さんが英語を話します