名作って 本当にシンプルでいて きっちり照準を絞って 的を貫いてくるよなぁ
日米海戦の１コマに 潜水艦ならではの密閉された緊張感と 男のプライドが凝縮されたなんとも濃密な９０分 クラーク・ゲーブルの色香といったらもう なぜか自分まで日本軍が憎たらしくなったよ…
ある種情報が遮断された空間には モノクロならではの頼りなさが逆に活きているし 戦闘シーンの特撮ならではの緩さが かえって船内を鮮明にしてる気がして ちっとも色褪せる要素がないなぁ
…東京ローズがちょっと気になる

「深く静かに潜航せよ」というタイトルとクラーク・ゲイブルが素晴らしすぎて過大評価されているのでは？と思う作品です。

潜水艦映画の原点となるようなシーンがたくさんあります。爆雷投下(被害)、潜航、艦内のトラブル、そして事故。対する相手が日本海軍という事も興味深いです。
ただ、直訳すぎる日本語にドン引きする場面が多く、さらに特撮部分では円谷英二に及びません。
特にラストは、盛り上がっていたところにハシゴを外されたような、「えっ？」なのです。

時折見直す程には好きなのですが……、見ているのはクラーク・ゲイブルだけだったりします。

※潜水艦映画にハズレなしの筆頭にあがる作品に、ごめんなさいm(_ _)m

1958年　アメリカ作品
だいぶ昔に観ているが、潜水艦の映画であることはわかっているものの、内容はすっかり忘れていた。

クラーク・ゲーブル、バート・ランカスター2大俳優の共演映画。クラーク・ゲーブルが亡くなる2年前の映画。だいぶ歳を召されている。

潜水艦映画。
どなたか、わたしのフォロイーさんが、ちょっと前に書かれていた。
「潜水艦映画にハズレなし」と。

すぐに浮かぶのは「Uボート」だが
その他にも
「眼下の敵」
「レッドオクトーバーを追え」
「クリムゾン・タイト」
「K19」
こう並べただけでも、ゾクゾクする。傑作揃いだ。
この中に混じってこの映画もその傑作の一つだ。

第二次大戦。潜水艦と駆逐艦の戦いを描く戦争ドラマ。日本軍の駆逐艦に、艦を撃沈されたリチャードソン(C・ゲーブル)は、新たな潜水艦を与えられた。彼は、日本軍の駆逐艦に一矢をむくいるため、艦長候補だったジム（バート・ランカスター）を副艦長にして豊後水道に向かう。
そしてその日のために過酷な訓練を続ける。

潜水艦映画は派手なドンパチはない。ほとんどのシーンが狭い潜水艦の中で、舞台を観ているような感じた。密閉空間の中の映画だから、映画そのものが心理戦になる。これが脳を直接刺激する。だから面白い。

潜水艦の天敵は高速移動が可能な駆逐艦。この映画では日本のアサカゼが狙う標的だ。
リチャードソンは一度このアサカゼに艦を沈められている。その後も4隻沈めらており、なんとか仇討ちがしたいのだ。
不思議だが、映画を観ていたら、日本でなくアメリカを応援している。変な気持ちになる。
ただアサカゼの乗組員が変な日本語を喋るので、日本人という感じがしない。気持ちは中国に置き換えて観ている。

2023903.12視聴110

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