天文11年。群雄割拠の東海地方・岡崎で、後の徳川家康こと竹千代は生を受けた。駿河の今川家と尾張の織田家に挟まれ、弱小国の岡崎は苦境にあった。そんななか、竹千代の母・於大は織田方の城主と政略…
>>続きを読む相馬藩の丹下左馬之介が家老・出雲の命により、親友の神島小十郎を斬り自らも命を狙われたのも、時節がなせる業であったのか。そんな折、百万両の秘宝の在所が隠されているという、柳生藩の家宝「こけ猿…
>>続きを読む天正十五年。豊臣秀吉の茶頭千利休(二代目中村鴈治郎)の娘、吟(有馬稲子)は、六年間一筋に慕い続けてきたキリシタン大名高山右近(仲代達矢)をむかえて喜びにもえた。しかし、妻のある右近はキリシ…
>>続きを読む江戸の日本橋、左官屋の源太と矢場の看板娘・小蝶は互いにホの字の仲なのに、会えばたちまち口げんか。オカメ、ヒョットコなんて言いあっては、源太の弟分・半次と恋人お市をハラハラさせている。そんな…
>>続きを読む八代将軍の候補に選ばれた宗長と義直は、退屈が嫌いな自由人。逃亡させまいと両家の家老は主君を厳重に縛りつけていた。その道中を木の上からのぞいていた田舎娘が、供侍たちに引きずり降ろされる。彼女…
>>続きを読む行列が鉢合わせになった尾州紀州の両若殿・徳川宗長と徳川義忠。そこへ江戸の町人・弥次郎兵衛と喜多八の馬が飛び込んでくる。身軽な町人の身分にすっかり魅せられた若殿たちは弥次喜多を替え玉に据え、…
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