【ヴァンパイア映画のススメ】
『霊幻道士』(1986)

◆本作のポジショニング
　人類 ←← (捕食) ←← キョンシー

〈見処〉
①香港発「元祖」キョンシー・ホラー！
・『霊幻道士』(英題:Mr. Vampire)は、1985年公開の香港映画。19世期中期-20世紀初頭中国を舞台としたチャイニーズアクションホラーコメディ。
・ある日、街の富豪ヤンから父親の改葬を依頼された道士カオ。ところが、墓地を掘り起こしてみると20年間も埋葬されていたにもかかわらず、遺体は全く腐敗していなかった。ヤンの父親は生前に大きな恨みを買っており、風水的に誤った方法で埋葬されていたためにキョンシーになりかけていた。
・呪いが進行して危険な状態であると悟ったカオが遺体を引き取り、処置を施そうとするが弟子のミスによって遺体は完全にキョンシー化してしまった…
・本作は、中国古来の妖怪「キョンシー」を物語の主軸に据えたコミカルなホラー。後に続く有象無象のキョンシー作品の基礎を確立した作品である。

②２つのキョンシー・シリーズ
・キョンシーとは、長い年月を経ても腐乱することもなく、動き回ることが出来る中国の死体妖怪。
・死体であるため身体は硬く、足首のみを利用して跳ねるように移動。夜行性で生きた人間を吸血する、まさに「中国版ヴァンパイア」。80年代後半にアジアで数多くのキョンシー映画が製作されたが、その代表格は次の2シリーズに集約される。

◆霊幻道士シリーズ (元祖！？)
・キョンシー・ブームの火付け役となった香港作品。プロデューサーは、日本でも有名なサモ・ハン・キンポー。
・手を前方に真っ直ぐ伸ばしてピョンピョンと飛び跳ねるお馴染みのキョンシー像はここから広まり、日本公開では観客動員数20万人を突破。キョンシー映画の火付け役となり、ファミコンゲームも発売される。
・その後シリーズ化され、『ブッシュマン キョンシーアフリカへ行く』(1991)では、ブッシュマンのニカウさんと共演も果たしている。 -

◆幽幻道士シリーズ(本家！？)
・先行された香港映画『霊幻道士』にインスパイアされて製作された台湾製の映画およびテレビドラマ作品。
・日本では、作中に登場する美少女道士テンテンちゃんが人気を博し、TBS出資により、台湾現地でドラマシリーズが製作された。

③結び…本作の見処は？
本作の主役は「キョンシー」。
○: ライバル作品の『幽幻道士』に比べ、キョンシーの怪物ぶりが辛うじて保た、僅かながらもホラー要素も残るコメディ作品。
○: カンフーとコメディのバランスもほど良い。
▲: コミカルなアクションを楽しむ作品であり、ストーリーは全く記憶に残らない。エンドロールの歌詞に合わせた映像を見るだけでストーリーは十分追える。

• #ヴァンパイア映画のススメ

香港のホラーアクションコメディ。
キョンシーの動きが可愛い🤣
ゾンビと同じようなキャラなのに、独特の設定（札を貼り付けると止まるなど）が面白い。
そして、香港って全部がオーバーリアクョンで、これがドリフのコントを観ている様で楽しい😁

てか警察の捜査がザルすぎて笑ったwww
この方法だと誤認逮捕が年間100件以上は出るわwww


てかこれ子供の頃に観てたら、もっとハマッてたんだろうなー😅
心がひん曲がってる今の自分が観ると、ホラー要素やえぐい要素がもっともっと欲しくなる。笑

ガチで怖いキョンシー映画ってあるのかな🤔？

• #たくや_2020年鑑賞

見たで。
中国産ゾンビ「キョンシー」が大暴れする人気シリーズ第1作。ポンコツだけどやる時はやる登場人物達の姿に笑い悲恋に切なくなりつつも怖い所はしっかり怖い。キレのあるカンフーと噛まれたら終わりと言うハラハラ感のあわせ方が流石で終盤のキョンシー軍団の使い方にニヤける。
登場人物達のバカ騒ぎに終始するコミカルなテンポも起承転結がきっちりした物語も含めて今みても安心の面白さ。