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『ザ・ウォーカー』に投稿された感想・評価

kuu

kuuの感想・評価

3.7
『ザ・ウォーカー』
原題 The Book of Eli.
映倫区分 PG12.
製作年 2010年。上映時間 118分。
ジョエル・シルバー製作、デンゼル・ワシントン主演の近未来アクション。
監督はヒューズ兄弟。
共演にゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、トム・ウェイツ。

旧車會じゃない、荒くれでしたが起こす凶悪事件が多発する社会となった近未来。
荒廃したオーストラリアの路上が舞台にマックス・ロカタンスキー演じるメルギブソンが愛車、インターセプターV8を爆走する。。。
わけでもなく。
(マッドマックスは全く関係ありませんので🙇)
西暦199×年、地球は核の炎に包まれた。
ジャジャ~ンっ
だが、人類は死に絶えてはいなかった。
国家が機能を失い、暴力がすべてを支配する世界となった核戦争後の大地で、一子相伝の暗殺拳北斗神拳の伝承者ケンシロウ。。。
の声を担当してる神谷明が出てくるでもなし。(関係ないが神谷明はケンシロウだけじゃなくキン肉マンに冴羽獠の声も担当してんのは今になり、そこどうなんかなぁと)
ピザ屋の兄ちゃんが、モッツァイタリアーナ、ジューシーステーキ、大海老のガーリックシュリンプ、チェダーオールスターミートの『ステーキ&シュリンプクォーター』を届けてくれる話でもない。
なら何を運ぶのか。。。
マックスもラオウも、はたまたピザの配達員も出ませんが、妙に気に入ってる今作品再視聴です。
お話は、人類の、恐らくは宗教戦争ででけた『パンツの穴』じゃなくて『空の穴』の紫外線影響により地上にいた多くの人々が滅亡。
それから30年どないして生き残ったのか、サバイバーズは、
法もねぇ、
宗教もねぇ、
物資もねぇ♪
ハァ~吉幾三もいねえ。
無秩序な社会で生活を余儀無くされていた。
弱者や騙されるモノは殺され、タタキ(強奪)が当たり前だのクラッカー(古っ)。
必要の物は等価交換。
今時のパチンコ屋は等価交換は無いってのに。
兎にも角にも、等価交換が基本。
紫外線過多、過激環境が元に戻らへん世界じゃ皆サングラスを掛け紫外線から目を守ってる。
戦争で文明崩壊し、その後の世界が、今作品であるため、全体が薄暗くとても荒廃とした世界観が表現されてる。
初めの数分は特に暗~く(スーパーマンはクラーク)、モノクローム。
これは後に分かるサプライズ的なネタの演出につながるんすが。
話が先に進むに従い全体的に色づき始め。。。
此の辺りかなりエエ演出かと思う。
書けばかくほど、確信に触れなきゃならなくなってくるし、ソコは上手いこと回避して、
兎にも角にも、個人的には面白い映画です。
主人公のイーライ演じるデンゼル・ワシントンの殺陣は絶妙なことハァ~(ため息)。
今作品を通して見ると、イーライは座頭市と類似してる。
イーライと座頭市は共に、悪人に対して冷静に対処し、相手に自分の能力を過小評価させる。
脅されたときには、刃物捌きを披露するし、感覚を研ぎ澄ますこともある等々。
似とるなぁ。
また、今作品での白兵戦のシーケンスでは、彼自身スタント無しでこなしてるそうで、今作品のためにブルース・リーの弟子ダン・イノサント(フィリピン系アメリカ人の武術家。ブルース・リーが創始したジークンドー、及びその前身武術である振藩功夫の継承者)の下で武道を学び直したそうで、役者魂を感じる演技です。
そんな今作品の登場人物や出来事のほとんどが、究極のモラルを構築するメタファーであるように感じてならない(深読みかもしれないが)。
彼の宿敵であり、繁栄する町を牛耳るギャングの大物は、イーライと同じように、◯◯を高価な宝の真珠と見なす。
(◯◯に気になられたら今作品を御視聴を)
しかし、彼の歪んだ信念体系によって、その真の意味と力を完全に見誤ることになる。
そして、その◯◯を手に入れようとするのは、まったく間違った理由から。
この2人の主人公に、残りの登場人物がどう関わるかが、今作品の対立と筋書きの主軸となる。
ミラ・クニスは求道者ソラーラを沢山の感情で演じ、それぞれが適切な表現をしていると感じます。
終末論的なストーリーラインを利用した今作品はとても独創的であり、シンプルさの中に見事なまでに示唆に富むひねりを発見することもできると思います。
伝えるべきことは決して窮屈なものではなく、物語の秘密はよく練られた正確さで展開され続けるというテンポの良さ、興味深いビジュアルと荒々しい色彩の撮影が、物悲しいムードを作り上げていましたし、ほとんどオリジナルの示唆に富む映画で、個人的には面白い作品です。


”君は本を読むフレンズなんだね”

人類は最終戦争を終え、汚染された大地と荒廃した人の心が世界を支配していた。明確に世界戦争の絵は提示されていないが、冒頭の猫を狩るシーン、昼間は皆がサングラスをかけ、人を捕まえることの意味が、少しずつ言葉の端々に発されてる。冒頭の狩りのシーンのスタイリッシュで絶望的な世界観、主演のデンゼル・ワシントンのブツブツと独り言で自身を確認し、音楽プレイヤーで心を潤わすシーンは圧巻で印象深い。

序盤で荒廃した世界のならず者と主人公の対比をアクションにて描くシーンにて、逆光をスタイリッシュに影絵のようなアクション、時代劇の障子の向こうの活劇感を醸し出す。ここは格好良いとちょっと笑えるの5:5の比率になっていて正直複雑な気持ちだった。

デンゼル・ワシントン×ゲイリー・オールドマンという2大スターの共演としう世界の終わりにしては豪華すぎる布陣に対して、静かに語るデンゼルと、ある本の収集にて狂気を滾らずオールドマンの動の感情が見られたのは良かった。そこが良かった感。

冒頭で世界の終わりをこれでもか!と絶望の淵に叩き落としておきながら、わりと格闘シーンになるとカメラワークが逆にハッスルしてしまい、周囲を旋回しながらアクションを映すカット、銃撃戦で味方→敵→味方と長回しでスタイリッシュだろ?と鼻につくやり取りが、少々笑ってしまい世界にそぐわない。むしろ世界の終わりにしては元気すぎな印象で、バランスが悪い。

落としどころは好き。主人公の荒廃して死に行く世界の30年の積み上げ、そしてヒロインとの短いながらの関係とそれへの繋ぎ、欲望にかられた者に手の届かないモノであるというある種”聖なる”の非現実的でなく現実的な決着のつけ方は感心した。

正直冒頭と結末だけで良いが、積み重ねが重要なキーになるので、中盤の娯楽へふったアクションシーンは別に悪くなかったのではないかと思いなおす。
デンゼル・ワシントンが剣も銃も巧みに使い無双の強さを発揮する。「イコライザー」にも通じるアクションだ。対するゲイリー・オールドマンがゲスい敵を演じる。ずる賢いタイプでヒャッハーな連中をアメとムチで従える。

戦争で荒廃したマッドマックスな世界観がいい。色褪せすぎた埃っぽい映像が終末世界の雰囲気をそそる。ヒャッハーな連中に逆らうと殺されてしまう恐ろしい世界だ。終末だからこそ聖書争奪戦が起きる。キリスト教って最強!なの?

もしや、布教活動のために作られたのかも。聖書があっても世界征服なんてできるもんか、バッキャローッと思うけど騙されたふりをして観るしかない。

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