ステイク・ランド 戦いの旅路の作品情報・感想・評価

「ステイク・ランド 戦いの旅路」に投稿された感想・評価

牛蛙

牛蛙の感想・評価

3.3
よくカードゲーマーは臭いとかキモオタとか言われてますけど私はカードゲーム自体ヤバイと思うんですよね。カードゲームの中でも特にヤバイと思うのが遊戯王ですよ。ブルーアイズホワイトドラゴンでブラックマジシャンを攻撃するとか本当にありえない。

あらすじ
吸血鬼(ほぼほぼゾンビ)で蔓延ったアメリカは、秩序や文明はは崩壊し大都市はほぼ壊滅した。また、生存者が暮らすことができる施設もごく僅か。
そんな中、青年マーティンの家も襲われてしまいかろうじてマーティンだけがミスターという男に助けられた。
そして二人は北にあるニューエデンを目指す。

ストーリーは師匠が弟子を育てるという良く言えば王道、悪く言えばありきたり。しかしながら、ありきたりが故に他の発想だけ無駄にいいB級とちがい、安心して観れる。
人間ドラマに力が入っていたり低予算のためかアクションシーンが少なめなので退屈になる人もいるかも?
また、いろんな種類の吸血鬼や、硬貨やお札の代わりに吸血鬼の牙が貨幣になってたりなど、設定が作り込まれてるな思いました。
♪ 胸の奥に突き刺さったままの
  情景が抜けない
  息が出来ず いくらもがいてみても

世紀末救世主伝説的な世界観。
そこにゾンビっぽい吸血鬼を入れて、異形を神の遣いと崇める狂信者たちもブレンドし、師弟愛とか疑似的家族とかの隠し味を加えて、ゆっくりコトコトと煮込んだ物語。

なので、ありきたりと言えばありきたり。
これで「ヒーハー!」と叫ぶモヒカン頭が前面に出されていたら「ユアショック!」と叫んでいたかもしれません。

でも、本作を仕上げたのはジム・ミックル監督。罷り間違っても、陽性な方向に突き抜けるはずがなく。その筆致にまとうのは“哀愁”。暗くて沈んでいるのです。ズドーン。

しかし、僕は哀愁が悪いとは思えません。
山間に落ちていく夕陽に切なさを感じるのは、昼間が楽しかったから。それがあるだけでも幸せな話じゃあないですか。本当に不幸ならば、哀愁すらも感じることがないのですからね。

だから、本作が好きなのです。
確かにB級ですし、低予算なのは見え見えですが、根底に流れている“未練”は優しいがゆえに抱く感情。それを「軟弱者!」とビンタすることは…僕には出来ません。

それが顕著だったのは山を越えていく場面。
何かを求めるかのように寄り添ったあの瞬間。
彼らは確実に“家族”だったと思います。

まあ、そんなわけで。
アクションではなく、切なさを慈しむ物語。
後半の“敵キャラクタ”の定義が強引過ぎたのは難ですが、舌の上でワインを転がすような繊細さで臨めば見逃せる話。時折に“えげつない”描写があるのも踏まえると、確実にビターな大人向け。違いが分かる人は是非に。

ちなみにB級バリバリの本作ですが。
何気なく続編が存在する…というのは、アメリカでは評価されたってことなんですかね。さすがアメリカ。懐が深いなあ。

このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/stake-land
ヴァンパイア×ロードムービー

低予算でアクションも控えめ。
でも人間ドラマは結構濃厚。ヴァンパイアに家族を惨殺された少年と彼の命を救い、彼にヴァンパイアとの戦い方を教える「ミスター」そして道中に出会う妊婦、シスター、元海兵隊員たちによるロードムービー。

終末映画で吸血鬼映画という本作。終末映画としてもロードムービーとしてもヴァンパイアホラーとしてもかなり良い出来の傑作映画でした。特に冒頭の主人公の家族がヴァンパイアに殺される場面は少しゾッとする不気味さがあり良かったです。泣き叫ぶ赤ちゃんをフライドチキンのように食い、骨を捨てるようにドサッ と捨てるヴァンパイアも良かったです。アクションは少し控えめですが人間描写に力が入っていて、人によっては退屈かも知れませんが、個人的にはかなりの掘り出し物。
勝沼悠

勝沼悠の感想・評価

4.1
 ヴァンパイアによって荒廃したアメリカ。家族をヴァンパイアに殺された少年は命を救ってくれたヴァンパイアハンターと共に旅をする。

 ホラー映画でありながら少年の成長を描くロードムービーでもある。
 いわゆるゾンビとは厳密に違い人類に全く希望がないわけではない。わずかな希望にすがり旅をし、人と出会い別れていく。そういう雰囲気を持った映画。
 主人公の一人であるヴァンパイアハンターのミスターが全然強そうじゃないんだけど妙にスタイリッシュでかっこよかったり、細かい色んなとこがすごくいい。吸血鬼爆弾の怖さは特筆。

 ちなみにタイトルのステイクは突き刺すの意。この映画をきっかけにヴァンパイアものが流行るかもしれない。そう思わせるしっかりとした大作。
犬

犬の感想・評価

3.4
孤児

バンパイアの蔓延によって都市が壊滅し、秩序が崩壊した世界
バンパイアに両親を殺されてしまった少年マーティンは、ミスターと呼ばれるバンパイアハンターの男に救われる
ミスターと一緒に行動することになったマーティンは、バンパイアが存在しないという北の聖域ニューエデンを目指して旅に出るが……

バンパイアがはびこる世界を舞台に、安住の地を求めて旅を続ける人々の姿を描いたサバイバルホラー



少年目線で描かれる
結構リアルで楽しめました

アクションとドラマ
バランスも良かったです

いろんな人との出会い
最後はどうなるか

雰囲気ありました
レベル高いです

ヴァンパイアというかどこかキョンシーっぽい
ニール

ニールの感想・評価

3.3
雰囲気というか、空気感がとてもよい掘り出し物系ロードムービー。

見た目が完全にゾンビな吸血鬼蔓延る終末世界で、安全地帯を求めて旅をするバンパイアハンターと彼に救われた少年のロードムービー。

王道ロードムービー系SFアクションといった感じで、特に他作品と違ってここがとても良いということもないのだが、王道展開で安心してみていられる。

続編があるようなので機会があれば観てみたい。
終末や世紀末の社会的に不安な時期はカルトが台頭する。

ヴァンパイアの蔓延る世界でおっさんと少年が歩き回るウォーキングデッドなりラスアスなりが好きにはたまらない世界観。しかし面白いとは言ってません。世界観がたまらないと言っただけです。
今年はラスアス2が出ますが、プレステ4を持っていないのでこれだけのために買うのもどうかと思いますね。サイレンの続編かスタントマンの続編が奇跡的に出れば買いますけどね。もう出ることはないでしょう。
ワンコインで買えちゃう映画の中では良作としての代表的な一品。
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