マラカス

元牧師のシャノンは、メキシコ旅行のツアーガイドをしていた
そんな彼は、女性客一行をガイド中少女に言い寄られたことがきっかけで、解雇の危機に
助けを求め、女主人マキシーンが経営するホテルに逃げ込んだシャノンは、旅行中の女性画家ハンナと知り合うが……

元牧師の災難、そして彼を取り巻く女性たちとの交流を描くドラマ

人の人生を狂わすほどの美女

会話劇
微妙な笑いでした

大人なロマンスと思いきや
縛られたり、思った以上に独特でした

メキシコ感
雰囲気も良かったです

スー・リオンが可愛すぎ

テネシー・ウィリアムズの同名戯曲を名匠ジョン・ヒューストン監督がハリウッドの大人気俳優を使って映画化した作品❗️


スキャンダルを起こして教会を追方され、ツアーガイドとしてメキシコで働いている元牧師のシャノン（リチャード・バートン）。
アメリカのミッションスクールの女教師たちの夏休み旅行の添乗員になった。そのおばさん中心のグループに1人事情ありで加わっていた17歳のシャーロット（スー・リオン）が、あろうことかシャノンに熱を上げてしまう。引率者代表が、元牧師であるのに若い娘を誘惑したとして旅行会社に報告すると脅され焦ったシャノンは、予定のホテルではなく人里離れた知り合いのマキシン（エヴァ・ガードナー）が経営する安ホテルに連れて行ってしまう。そこに、美しい画家のハンナ（デボラ・カー）と祖父で詩人のノンノ（シリル・デレバンティ）もやって来て...


正に会話劇。演技力に掛かってくるわけだが、聖職者を追放された冴えない男なのに、未亡人のホテルオーナー、美しいオールドミス、若い女から何故かモテてしまうのは、どこか女心をくすぐる人間的魅力があるからなのか？
人間の弱み、情けなさ、生きる意味、愛することを描いている。

デボラ・カーは落ち着いた包み込むような理想の女性、エヴァ・ガードナーは、はすっぱだがデリケートで良い女という雰囲気を上手く演じていて魅せられた。
こればっかりは好みになるけど、情けない男を演じているとはいえ、どうも自意識過剰な人気俳優顔をチラチラ覗かせるようで、私には全く魅力的じゃなかったリチャード・バートンが残念😒


DVDは特典映像がお楽しみ💫
メキシコのほとんど人気のない離れ小島で撮影され、人気俳優同士でバチバチの火花が散りそうだったのをヒューストン監督が上手く操縦していたとか、当時リチャード・バートンの恋人だったエリザベス・テイラーが撮影にピッタリと張り付いている姿も見られました。エリザベスはエディ・フィッシャーと結婚していて、出演してもいないのになんとまぁ😲でも美しかった〜✨


お酒飲めないけど"ラム・ココ"って生ココナッツ🥥にラム酒入れてストロー差してるだけかしら？飲んでみたくなった😁

マラカス振ってるビーチボーイズと踊りたくなった🎶

【第37回アカデミー賞　衣装デザイン賞受賞】
『黄金』ジョン・ヒューストン監督がテネシー・ウィリアムズの戯曲を映画化した作品。アカデミー賞では助演女優賞（グレイソン・ホール）他全4部門にノミネート、衣装デザイン賞を受賞した。

ヒューストン×ウィリアムズという布陣にしてはパッとしない映画。不必要に長く感じた。最後のシーンがやりたかっただけな気がする。

エヴァ・ガードナーやデボラ・カーではなく途中退場するフェローズ役のグレイソン・ホールだけがノミネートされたというのもよく分からない。ノミネートするならエヴァ・ガードナーだろ。

姦淫の疑いで追放された牧師、メキシコで宿を経営する女主人などが絡み合い性と生についての物語が展開される。

テネシー・ウィリアムズらしい少し暑苦しい雰囲気と性が絡む人生観が交錯する。それがヒューストンによって過不足なく映像化されているとは思う。

ただ、一番肝心なラストの語らいに至るまでが長すぎる。正直不必要なシーンも多々あった。どうしようもない人間の業をあぶり出す戯曲そのままな部分はとてもいいが、映画としては冗長に感じられた。

リチャード・バートン演じる牧師のついて回る性への執着、女性たちの同様で、唯一違うのは老いた詩人だろうか。その語らいは興味深い部分はあったが、いささか強調しすぎにも感じられた。

正直あまり面白くない。ヒューストン映画というよりテネシー・ウィリアムズを映画化した作品という色が強い。もう少しコンパクトにまとめてほしかった。あと衣装はアカデミー賞とるほど印象的だとは思えなかった。

• #第37回アカデミー賞