小学六年生の少女（なぎさ）の夏休みの物語。
2000年製作、
舞台は1960年代の江ノ島。

バイトしてレコードプレイヤーを買い、
不良のように髪にパーマをあてて、
男の運転するスーパーカーの助手席に座り、
地元でない男の子とキスして…と
大人への通過儀礼を描いている。

Filmarksでのスコアが高かったから、愉しみに観たけど、私は苦手なタイプの映画だった。

監督はにっかつロマンポルノで有名だった監督らしい。
私は、小沼監督作品も、にっかつロマンポルノも観たことないけど、
2000年製作なのに、妙に昭和っぽい、ノスタルジックな映画だった。
舞台が1960年代だからこれで正しいのかもだけど…

にっかつロマンポルノの監督でも、裸のシーンはないけど、小学六年生役の娘の水着シーンが多かったのとキスシーンは…ちょっと不快だったかな。
それと終盤の男の子のあの事故もちょっと違うかな。

『スタンド・バイ・ミー』は少年が大人になる物語だけど、そこには、死体を探す旅というかなり非日常的な体験がある。
この『NAGISA』は、夏休みの日常の生活のなかで、少女から大人になっていく。

私は苦手なタイプの映画だけど、
もしかすると名作なのかも。

“エモい“

この作品を表すのに
これ以上のフレーズってあるのだろうか？

小学6年生。
12才女子の少し背伸びした目線で
ひと夏の思い出を
ときにエネルギッシュに
ときにセンチメンタルに
最大瞬間風速で描いた青春ストーリー。

子供から大人へ
大人から子供へ

その切り替えの描写が実に見事で
“エモっ！“
ってなった。

舞台設定は60年代らしいけれど、
80年代の空気感や画質。
ときおり90年代のノリも顔を覗かせて、
何とも不思議でノスタルジック感のある映像に
異世界にトリップした気分にも。

特に印象に残るのが、
物語終盤の夜の浜辺での集団ダンス。
あの時代、あの場所、あの瞬間を
映し出した見事な長回しに
“エッモッ！“
っと思わず口にした。

原作は『仁』の村上もとか先生。
本作は夏休みの区間だけを
映画化として切り取ったそうで、
これは続きが大いに気になるところ。

以下、ほんの少々ネタバレ














「本当のキスじゃないよ...
　映画のキスだからね」

エモすぎやしませんか⁉️

めちゃくちゃよかった！！！
一夏の少女から大人への思い出。
ちょっと、キキぽい。
後、相米監督ぽさもややあり！！

冒頭の浜辺で人沢山いるのに
小学生？が二人であれは
ピーナッツよね？踊る演出すき！
そうゆうオープニング最高！！！
ザ昭和感風が本当に堪らん！

女の子が綺麗に泳いでるとこって
見惚れちゃうよね、なんか🌸
男の子がみてないよ！！
貝殻だかなんか採取してるだけ！は
可愛いな〜思った。
男の子との関係性もまるでジブリぽい！

いとこの女の人がめちゃいいキャラで
ペンダントにすきな人の写真は
なつかし！
恋ってもんは
ときめくハートだから！！みたいに
小声で言われんのが妙に納得！！

女の子の髪型もロングからパーマ
そしておかっぱと3変化。
ラストはちょっどやりすぎかと
思いつつもノスタルジーさが大好き！！

あと口にいれるとパチパチする駄菓子。
31アイス改めあれ堪らんよね。

江の島が舞台なのも大変良き。
久々にいきたい🙆‍♀️✨
猫の島でもあるもんね！！