秋立ちぬの作品情報・感想・評価・動画配信

『秋立ちぬ』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます
章ちゃん、、小さい頃ってほんとこういう大人がひとりいるだけで生きていけるって思うんだから残酷
順子が「ふしだらってなあに?」て聞くときの声の変え方がすごかった
居抜きになった家、青くない海
子供が主役。
めちゃ良かった。
後半の湾岸地帯を少年と女の子が彷徨うシーンは秀逸。それに寄り添う適度に感傷的な音楽もとても良い。
またしてもラストシーンが成瀬巳喜男らしい唯一無二の余韻を残す。
これもばあちゃんがいるところで観た
成瀬版"大人は判ってくれない"だとしてもこっちは子どもが素直で純粋無垢な良い子なだけに観てて余計つらい
Nao
3.5
長野から東京に移り住み母親が駆け落ちして一人になった少年を描く。成瀬には珍しい子供映画でカラッと描いているがなかなかに残酷な世界。『動くな死ね甦れ』を思い出した。カブトムシずら。
あまりにも救いようがなく辛いストーリーなのに、軽やかに撮っちゃってるのが成瀬ズラ。成瀬の人間を観る目線ズラ。

1960年を境に時代の空気が変わった事を、当時、幼稚園児だった私でも感じた謂わば、昭和の都会原風景に、懐かしさを覚える成瀬巳喜男監督の小品佳作。信州上田から上京した母茂子乙羽信子は、一人息子小学六年…

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4.5

青山真治監督が、「映画は風景のドキュメンタリーなんだとつくづく思わされます」と言っていたけど、この映画はまさに古き良き銀座をたくさん堪能できて、なんだかそればかり見てしまったずら。

なかなかにしん…

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薪
4.4

成瀬の子供映画だが、やはり厳しい。上京した大澤健三郎が東京で揉まれる一連の出来事群。一木双葉と晴海海岸に遠出するシーンや線路で手を繋いで歩くシーンの寂寥感が堪らない。
また一木双葉は単純なお嬢様キャ…

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masat
3.4

“カブトムシ”に振り回された、ひと夏。
9月になるが、まだまだ秋は感じない。
少年の心は、まだまだ“理解できない事”に燃えていたからだ。

大人の矛盾と都合の良さに、知らず知らずに翻弄される少年。そ…

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子ども浄瑠璃みたいな棒読みやとってつけたような上田弁の子役たちだけが真実を語り、流暢に演技する大人たちはみんなウソしかついてない。

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