鮮やかな手口で宝石を盗み出す怪盗ファントマ(？)がパリの街に出現。パリ警視庁のジューヴ警部(ルイ・ド・フュネス)は、テレビを通じてファントマに宣戦布告。新聞記者のファンドール(ジャン・マレー)はカメラマンのエレーヌ(ミレーヌ・ドモンジョ)と協力してファントマは架空の人物だという記事を書くが、そのせいでファントマと警視庁の両方を怒らせてしまう。


フランスのお色気なしのドタバタコメディ。主役であるはずのファントマはあまり活躍しない。代わりに活躍するのは新聞記者のファンドールで後半はジェームズ・ボンド並みに大活躍。ジューヴ警視は出来の悪い部下とともにサイレント映画みたいなベタな笑いを提供。ヒロイン役のドモンジョ様が可愛かった。

• #2016観賞ワン

この映画、楽し～っ♪
そしてヒロインのミレーユ·ドモンジョがめっちゃ綺麗ですやん！
ただし物語前半のユル～いコメディは、ほぼ同じ時代の"黄金の七人"や"ピンク·パンサー"みたいには心に響かなかったけど…

ここでちょっと脱線しますが、swansongお薦めの60～70年代アクション系コメディは、こんな感じです。

リオの男 ('64)
黄金の七人 ('65)
新·黄金の七人=7×7 ('68)
ミニミニ大作戦 ('69)
おかしなおかしな大冒険 ('73)
ザ·サムライ 荒野の珍道中 ('75)
ピンク·パンサー３('76)

あと、バド·スペンサー&テレンス·ヒルの迷コンビが大暴れする一連の作品について、ただいま勉強中であります。

さて、"ファントマ危機脱出"に話を戻しましょう。

どういう気持ちで観たらいいのかよくわからないユルユル茶番も終盤にさしかかる頃ようやく一段落。
なんだか影の薄い新聞記者(いちおう主人公) & ウルトラポンコツな警察署長 (コイツに比べたら銭形警部はものすげー優秀) with 我らがドモンジョ様 (可憐でセクスィ♪) の即席トリオ vs. 犬神スケキヨ激似の怪盗ファントマの追走劇のギアがトップに入ったとたん、映画は一気に60年代アクションならではの"ひたすら楽しい追いかけっこ"の世界に突入！

そこから先はもう、いつまでも観ていたいし、いつ終わっても文句のつけようがない"待てぇ～ルパ～ン！"が果てしなく続きます♪♪ (笑)

これは続編を探さねばっ！

• #2021♪

ジャケ借り。
奇怪な作品を期待するも、可愛らしくてアホくさい活劇がコミカルにアクロバティックに。
怪盗物の元祖的作品ではあるのだろう。

リュック・ベッソンが夢のリブート。
そして大ゴケ。
そんな想像が膨らんだ。

〜〜

今日の一曲

Jessica Harper - Special To Me (Brian de Palma's "Phantom Of The Paradise")

https://m.youtube.com/watch?v=M-9arBm8pOk

• #ファントム