宇宙のトラック野郎が世界を救う!


デニス・ホッパーがベテラン宇宙トラック野郎を演じるSF映画。
共演に「ブレイド」のスティーブン・ドーフや「アンダーワールド/覚醒」のチャールズ・ダンス、「マッドマックス2」「コマンドー」のヴァーノン・ウェルズなど。
監督は「ゾンバイオ/死霊のしたたり」のスチュアート・ゴードン。
特殊美術スタッフとして、日本人クリエーターが参加しており、スクリーミング・マッド・ジョージ、空山基(メカデザイン)、韮沢靖が参加、さらにアクションコーディネーターが坂本浩一だったりします。
かなりの日本人参加率!

2145年、人類は宇宙へと進出し、あらゆる荷物をスペーストラッカーたちが星から星へと運んでいた。
リサーチ社が極秘で開発したバイオ・メカニカル・ウォーリアーは、たった一体で軍隊を相手にできるほどの画期的兵器だったが、サッグス社長はこれを使っての地球征服を企む。
一方、あるトラブルから偶然にもバイオ・メカニカル・ウォーリアーを搭載したコンテナを運ぶ羽目となってしまったトラッカーのジョージは、ウェイトレスのシンディ、新人トラッカーのマイクと共に危険な仕事に挑むことになってしまう。
はたして、彼らは無事に地球に到着することはできるのか?
そして世界の命運はどうなってしまうのだろうか・・・?


これは楽しいSFエンターテイメント!
赤や緑や黄色の原色で彩られたポップでキャッチーな未来感。
その中で、ただひとりデニス・ホッパーだけが地味なブラウン基調の衣装を着て、頭はかたいが若い女子にはめっぽう弱いトラックの運ちゃんとして頑張ります。

宇宙海賊のボスが電動チンコだったり(しかも長らく使っていなかったから錆ついている!)、海賊の中にヴァーノン・ウェルズが居たり、途中からずっとヒロインのシンディが半裸だったり、ホットドッグは浮くのに缶ビールは普通に飲める都合の良い無重力など、ネタに事欠かない遊園地みたいな愉快さに溢れておりますよ~。
宇宙空間に黒い隕石だから見えない!とか、フロントガラスが割れているのに大気圏突入!(ガンダムばりに耐熱フィールド装備してんのか?)とか、デタラメなところも茶目っけがあって不思議と魅力的。

登場する殺戮兵器バイオ・メカニカル・ウォーリアー略してB・M・Wですが、こいつがモロに「エイリアン」の影響を受けまくっていて、格納状態から人間のフォルムをした戦闘状態へ変形するところなんて、コンテナの中がまさにエイリアンの巣のよう。
いきなり背後にB・M・Wが迫っている等、エイリアンと同様のホラー的演出がみられます。
頭部からは強力な破壊光線を放射して人間なんて一瞬で消滅させてしまうし、腕にはブレードが装備されていて、あらゆるものを切断してしまう恐ろしさなのですが、人間たちが蹂躙される場面は、けっこうなゴア描写でちょっと驚き。普通に人体真っ二つとかありますもの。
ただし、ブラッディな残酷さがウリというわけではなく、主人公たちに悲壮感が感じられないので緊張感は皆無。
代わりに、世界観がどちらかというとライトでポップ寄りなので、わらわらと襲い来るB・M・Wたちのヴァイオレンスとパワフル(ほとんど「エイリアン2」のノリ)は特に強く印象に残ります。


演出はダラダラしたところも多く、なんとなくしっくり来ないカットも散見されるものの、お気軽な宇宙活劇を楽しみたいといったぶんには充分な出来映えかと思います。
あまりにも何も考えていないであろう能天気な地球到着も、普通の映画なら「アホか」と減点対象かもしれませんが、本作に限っては「まあ、かたいことは言わなくてもいいじゃない」という雰囲気を流しっぱなしなので大体OKかと(苦笑)。
きっちりとオチはつけるラストの展開もひっくるめて、肩肘張らずに力を抜いて、デニス・ホッパーのユルユルな演技をご堪能ください。


セルDVDにて

• #必殺!電子レンジ
• #トイレのオバさん
• #脱力系SF

スタイリッシュな映画泥棒とトラック野郎が戦う楽しい楽しい90年代SFアクション♪

みんな大好きスクリーミング・マッドジョージが関わってるし、さらにはスチュアート・ゴードン監督ならば間違いなしですよね！

ずっと観たくてやっとこさポチり(*‘ω‘ *)

CGは流石にショボいけど、宇宙船の造形やガジェット、ロボ、そして何より溶けた人間やサイボーグのメイクが素晴らしかったぁ～

錆びついた電磁パルスちんこに爆笑ww



2094年。

フリーのスペーストラック運転手ジョン(デニス・ホッパー)は、色々あってヤバそうな荷物を地球に運ぶことに。

新人マイク(スティーヴン・ドーフ)と婚約者シンディも一緒。

が、早々にサイボーグ艦長とベネットことカット(ヴァーノン・ウェルズ)率いる海賊に捕らえられてしまった。

そこで積荷を強奪されるが、中身はなんとBMW(バイオ・メカニック・ウォリアー)で、しかも暴れ始め……



キレッキレのアクションを見せてくれる着ぐるみメカ映画泥棒さんたちがカッコいい☆

冒頭から人体破壊祭りであっぱれ(* ﾟ∀ﾟ)ﾉｼ

宇宙船ダイナーのユルダサな雰囲気もイイなぁ～
四角豚とか、なんそれ(笑)！！

トイレに居座るアンドロイド婆も最高！
からの『ミラーズ』とかドキッとしたわ！！

ロン毛のベネットは相変わらずの立ち位置で安心w

見所満載の傑作でした(*´艸`)

NO MORE 映画泥棒vsデニス・ホッパー

時は2094年。
宇宙を股にかけるスペーストラッカーのデニホがセックスドールを運ぶハズが実は宇宙一危険な積荷が紛れ込んでいてさぁてーへん。

そんな流れ者トラック野郎デニホとプリプリした尻の映画泥棒みたいな殺戮兵器が大戦争を巻き起こすスチュアート・ゴードンによるポンコツSFパニック。

もうね、この殺戮マシーンのポンコツっぷりもさる事ながら、イカした宇宙版デコトラとかトイレで踏ん張るアンドロイドババアのアゴを外すと地下の秘密通路に繋がってたりと、カラフルでポップな近未来的な宇宙の世界観もめちゃアホで最高の映画でしたね！


このバイオ兵器ロボット、通称BMW（バイオ・メカニック・ウォリアー）のデザインはイラストレーターの空山基氏が担当し、製作はスクリーミング・マッドジョージが手掛けており、日本人ならではの完全なる着ぐるみ感とダンボールの工作のようなポンコツな姿がめちゃキュートでしてね、

しかも中の人が格闘技の体得者らしくめちゃアクション俊敏という最早ロボットなのかも謎。
しかも腹からは触手を放ってくるというキモ特典あり。

そしてそんなロボット以外にもイカしたキャラがおってね、左半身が人造人間と化した宇宙海賊の船長のアンドロイド型ちん子とかもめちゃ最高やったね笑

ちん子に電気パルス送るとブォーン！って音鳴りながらちん子ドリルみたいにブルンブルンなるんやけど、最近ちん子使って無かったらしく錆びついて思うようにちん子が動かんくてね( ；∀；)

まぢ泣かせる宇宙一のメカインポ野郎やったわぁ。

とりまこれでもかと映画泥棒を爆破しまくりなので映画泥棒まぢうぜぇなぁと思う人は是非観たらいい