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非情都市
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『非情都市』に投稿された感想・評価

mingo
3.8
話に感情移入というよりは今観てもスタイリッシュな白黒映像にひたすらクラクラ、追いかけたくなる和製ヒッチコック鈴木英夫作品。大手新聞社の社会部記者、三橋達也おのれの正義を恋愛の垣根さえ越えて貫き通すわけだが、ストーリーに二転三転あるわけでもなく、ただただ共感できずに逆に天晴れである。人間的な魅力を微塵も映画ではうかがうことはできないが、こういう魅せ方もあるのかと太鼓判。そして何より有楽町や丸の内のオフィス街、桜田門といった昭和30年代の東京を写すキャメラが冴え渡っている。東野英治郎や司葉子ももちろん最高の一言に尽きる。
3.3
主人公が非情な記者だったりヒロインが司葉子だったり主人公が無惨な顛末を迎えるという点など鈴木英夫監督が石原慎太郎を主役にして失敗した『危険な英雄』のリベンジを挑んだような作品で、素人で緊張のせいか常に瞬きしていた慎太郎に比べるとさすがに三橋達也は欲しい情報を入手するためならどんな手も使うダーティーな新聞記者を見事に演じてドラマを大いに盛り上げる。

鈴木英夫監督のシャープでドライな演出も決まっており、スマートすぎて後味が残らないのが欠点ではあるがそれなりの面白さを持つ佳作に。

ちなみに主人公が情報を掴むため警察に追われるヤクザを匿うエピソードが出てくるが、実は原作は新聞記者が実際に経験した話を元にしておりこの逸話も安藤昇が横井英樹を襲撃した事件が元ネタになっているそう(だとすると平田昭彦演じるボスっぽいインテリヤクザが安藤昇になるのか)。まさか東宝と東映やくざ映画の世界観がこんなところで繋がるとは…。
3.8
昭和三十年代の東京をクールに。線路や有楽町近辺の建物を、透視図法的な奥行ある構図でとらえる。
問題となる事件自体の全容はつかみがたい。一記者の入手できる情報には限界があるし、描きたいのはその後のことだろうからまあいいか。
柱を挟んだ三橋達也と司葉子の攻防が素晴らしい。

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3.9

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配給:

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