花影の作品情報・感想・評価

花影1961年製作の映画)

上映日:1961年12月09日

製作国:

上映時間:99分

ジャンル:

4.1

「花影」に投稿された感想・評価

☆☆☆☆

その美貌にて次から次に男が寄って来る銀座の花形ホステスに池内淳子。
性格的に男が弱さを見せるとついつい許してしまい、女の幸せとは縁遠い“葉子”
彼女を暖かく見つめる佐野周二。
様々な男達との出逢いと別れは彼女の心の中を更に“孤独の思い”を溢れさせるだけだった。
そんな彼女に近づく男達や佐野周二の真の思いは、映画の冒頭で別れ話をしていた池辺良が巡り巡って分析する通りである事が解った時に、彼女は長年思い描いていた“計画を実行”する。

煌びやかな色彩に彩られた画面構成が素晴らしく。池辺淳子と佐野周二との切っても切れない間柄。高島忠夫の高嶺の花をジーッと機を狙うテレビ関係者を始めとして、人間の持っているドロドロとした本性と残酷さを同時に見せる川島監督の演出力は素晴らしいの一言です。

銀座と言う場所で大輪の花を美しく咲かせた桜の花は、散らない内に《葉》に帰るのだった。
なにが彼女をそうさせたか
-女性旧作邦画ファンによる女性映画セレクション-
@シネマヴェーラ

このレビューはネタバレを含みます

全カット全台詞に一切無駄がなく、映る小物一つに至るまで色彩が意識されていて、むちゃ洗練されている。醸し出されるのはいや〜な閉鎖感。躍動感のある子供のシーンが一瞬あるが、彼女がいつも窓を開けている理由がさりげなく示されて上手い。
葉子の弱さが男たちは大好物なんだろうな。高島先生はほんと最低だったなぁ