花影の作品情報・感想・評価

花影1961年製作の映画)

上映日:1961年12月09日

製作国:

上映時間:99分

ジャンル:

3.9

「花影」に投稿された感想・評価

YY

YYの感想・評価

4.0
狭い室内なのに、取り方一つでこんなに奥行きが出るものなのか。

お葉は美女なのか?色気はある。幸薄そうだし。まだ早いのか。

たまに出てくる子供の運動性にハッとさせられる。
1号

1号の感想・評価

3.9
池内淳子といえば、ドラえもんののび太くんのお母さんが、「似てる」と自賛していたことから、美人女優なんだろうと子どものころに思った女優さん。全盛のころは知らなかった。
その池内淳子がいい。大人の女の哀しみを演じた彼女、この頃まだ二十代だったなんて信じられない。
懐が深く潔い女と、甘えた男たちのダメさ。…いい作品でした。
紫色部

紫色部の感想・評価

3.5
2018.2.1 神保町シアター

鍵を置くこと、窓を開けること、時計を受け取ること。ヘッドライトによる桜のライトアップや、郵便ポストの赤さ/薬瓶の青さにも驚く。ナレーションの反復はさすがに余計だと思っていたが、最後の最期に虚をつかれる。
問答無用の傑作。移動の面白さ。
薄幸をこれ見よがしに打ち出すのでもなく、しかし惚れる男惚れる男うまくいかない”女給”の哀しみが滲む。泣く。

2018/01/31:神保町シアター
一

一の感想・評価

-
ダメ男たちにつけ込まれ続ける池内淳子。全編に漂う仕方のなさ。薄ら寒いナレーションの「そして、闇が来た」で暗転。もうこわい。
実在した文壇バーのホステスをモデルに、その男性遍歴を描いた作品で、興味深く見られるんだけど、ラストが鬱すぎてつらかった。
主演の池内淳子さんはとても魅力的。

「生誕100年記念 池部良と昭和のダンディズム」
@神保町シアター
あまりに哀しく人目も憚らず泣いてしまった。

聞き分けよく、気持ちのよい女を常に演じないと可愛がってもらえない夜の世界の女性。

彼女の美貌と若さに群がり毟りとるだけとって、優しく捨てる男たち。
☆☆☆☆

その美貌にて次から次に男が寄って来る銀座の花形ホステスに池内淳子。
性格的に男が弱さを見せるとついつい許してしまい、女の幸せとは縁遠い“葉子”
彼女を暖かく見つめる佐野周二。
様々な男達との出逢いと別れは彼女の心の中を更に“孤独の思い”を溢れさせるだけだった。
そんな彼女に近づく男達や佐野周二の真の思いは、映画の冒頭で別れ話をしていた池辺良が巡り巡って分析する通りである事が解った時に、彼女は長年思い描いていた“計画を実行”する。

煌びやかな色彩に彩られた画面構成が素晴らしく。池辺淳子と佐野周二との切っても切れない間柄。高島忠夫の高嶺の花をジーッと機を狙うテレビ関係者を始めとして、人間の持っているドロドロとした本性と残酷さを同時に見せる川島監督の演出力は素晴らしいの一言です。

銀座と言う場所で大輪の花を美しく咲かせた桜の花は、散らない内に《葉》に帰るのだった。
なにが彼女をそうさせたか
-女性旧作邦画ファンによる女性映画セレクション-
@シネマヴェーラ

このレビューはネタバレを含みます

全カット全台詞に一切無駄がなく、映る小物一つに至るまで色彩が意識されていて、むちゃ洗練されている。醸し出されるのはいや〜な閉鎖感。躍動感のある子供のシーンが一瞬あるが、彼女がいつも窓を開けている理由がさりげなく示されて上手い。
葉子の弱さが男たちは大好物なんだろうな。高島先生はほんと最低だったなぁ