岡本喜八監督作品のなかでベストに挙げるファンも多い名作。
藩の悪政に改革の志を持った7人の若者と流れ者という構図は黒澤明監督の「椿三十郎」と似ているが、テイストがまったく違って楽しめた。
体裁や藩…
いや〜実に軽快で爽快!
主人公を始め、登場人物たちのキャラクター一人一人が作り込まれていて悪役以外全員憎めないし、愛らしい。
岡本喜八監督作だけあり、チャンバラシーンでもやたらめったら斬られた人間の…
武家社会も、上流階級の武士は、汚い手ばかり、浪人侍は、確かに、貧乏だが、貧乏ながらも、情に厚い。士官侍も、マジメだが、権力者に、利用され、捨てられるから、浪人侍となる。『侍に、嫌気が差す』とは、権力…
>>続きを読むシリアスな話を基調としながらもコミカルさが満載。如何にも岡本喜八監督の作品。これにニヒルな仲代達矢を交えるとはチャレンジだったろうなぁ。
冒頭シーン、これ、観たことある、と確信し、観るのを止めよう…
「椿三十郎」と同じく山本周五郎原作。筋立てもちょっと似てる。でも、黒澤明と岡本喜八の違いは侍という立場の扱い方。こちらは、全然立派じゃない。仲代達矢の飄々とした雰囲気。ユーモラスな高橋悦史が良い。人…
>>続きを読む