仕事に没頭する池部良を前に拗ねる池内淳子、人殺しのくせに可愛すぎる。
夫を焼き殺した後にセックスをせがむ口づけは、1965年の東宝映画の表現ではなかった。
先輩妾を馬乗りになって殴打するシーンも激し…
淳子さんのファム・ファタールものかと思ったら良のオム・ファタールものでした!とことん黒い社会派ノワール!フィクサー小沢栄太郎の周りに"犬馬の労"で仕える財界や政界の面々。脳軟化症の夫を焼き殺して吊り…
>>続きを読む池部良ー伊藤雄ー小沢栄。闇のトライアングルを結成する3人の男達が、実に活き活きと悪を奏でていく。
戦中から戦後にかけて形成された“けものみち”に足を踏み入れた池内や小林は、そこに巣くう獣の群れに差…
一番悪いやつをどうやって決めればいいのかよくわからないレースだった。
少なくとも民子は悪くない。松本清張は巧妙なんだな。悪い女というか女は悪いもんだと思いたがる社会に寄り添って悪女を描いているけど、…
長いけど面白い。事情があって、一気には見なかったけど、普通に見たら、一気に見れてしまうだろう。
主要な登場人物が、全員、悪人、というか、まだ、見ていないけど、アウトレイジとは、ちょっと、違うかもしれ…
須川栄三の、白坂依志夫と組んだ59年「野獣死すべし」(仲代達矢版)の異本である。なのでこのお話の主人公は、池部良演ずる小滝となる。池内淳子の民子も悪のシンデレラ物語を駆け抜けるが、けものみちを生き抜…
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