変な映画です😁。

監督は名匠ラッセ・ハルストレム…当然彼なんだから
「ギルバート・グレイプ」や「サイダーハウスルール」や「ショコラ」なんかの感動を期待するじゃありませんか😁
みんなそうやって劇場に詰めかけた訳です。結果はポッカーン…なんやこれ？
16年経った今もなかなか皆さん許してくれません😁💦

大きな声で言えませんが、これ…私…大好きなんですよ。
とにかく感動大作のようなふりをして人を食った映画なんです。主演のケヴィン・スペイシーはよく言えば純粋無垢…悪く言えば少し足りねーんじゃないかっていうような男。

この映画で描かれる事柄をキーワードだけ一部あげてみます。
レイプ、近親相姦、不倫、幽霊、海賊、猟奇殺人、交通事故、海難事故…ホントなんです…物凄い内容…
「おいおい、そんな映画だって知らなかったぞ」とざわついてる皆さま…見終わったあとは何故か何もなかったような地味～な印象なのです。
これってどういうこと？

明らかにハルストレム監督の印象操作が行われていると思われます。

これは私見なのですが、わかりにくい恐怖ほど怖く、わかりにくい感動ほど深い😁

この盛りだくさんのこの映画の中で私が一番好きなシーンを…

新米記者になったケヴィンにベテランの先輩記者がレクチャーする。

「新聞は見出しが全てだ…あの海を見て見出しを作ってみろ」
「海の上に黒い雲が出てる」
「ダメダメ…そんな新聞誰も読まん…こうだ『嵐…島に迫る！』」
「でも…嵐が来なかったらどうするんですか？」
「『嵐の危機…去る！』だ」

これがこの映画の中で(おれが)一番面白かったシーンです😁💦

それとケヴィンの娘の可愛い少女がいるんですが、この子がシーンごとに別人のように表情が変わるので将来アカデミー賞獲るレベルの女優になるに違いない…と思ってたらなんと双子の女の子をシーンごとに交互に使ってたそうです💦

ハルストレム監督…深いやつでしょ？え？違う？😁💦

• #NAOKI'Z

DVD整理で再視聴。
ケヴィン・スペイシー、ジュリアン・ムーア共演の人間ドラマ。
好きな作品の一つです。

幼い時に海の男になるようにと父親に厳しく躾けられ、トラウマを抱えている冴えない中年男のクオイル。
彼は、偶然出会ったペタルと衝動的に結婚するが、あっさりと裏切られる。
そして、失意のまま娘のバニーを連れて、父親の故郷ニューファンドランド島へとやって来る。
そこで彼は、地元の新聞社に就職して、港湾専門のニュース(Shipping News)の担当になるのだが...

ハリウッドを追放されたケヴィン・スペイシー、ネトフリの「ハウス・オブ・カード」での大統領役が印象的でしたが、ここでは情けないくらいのダメ男を上手く演じています。

特に女性に対して奥手の彼の様子は、見ていてイライラするほどです。

でも、もうこの人の新作は観られないんですね😔でも無さそうな...?

その相手役のヒロインは、アカデミー女優のジュリアン・ムーア。
地元の保育所を経営する未亡人ウェイヴィの役ですが、この作品のジュリアン...私は大好きです❤️
子供に接している彼女はステキだなぁ😍

そして、叔母アグニスを演じているジュディ・デンチも貫禄十分。
ニューファンドランド島の厳しい自然に、妙にマッチしていました。
彼女の演じるアグニスも作品に深みを与えています。

ストーリーは全編を通して、クオイルとウェイヴィ、そしてアグニスを軸に、新聞社の同僚も絡んで、いくつかのエピソードが田舎の港町で繰り広げられますが...実は、クオイル家一族には、封印されていた重大な過去があったのです🤭

そして、終盤に明かされる叔母アグニスの秘密も加わり、そのトラウマを乗り越えた時に、クオイルは...

地味ですが、ニューファンドランド島の美しい自然を舞台に繰り広げられる良質のヒューマン・ドラマです。

『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』『ギルバート・グレイプ』
『ショコラ』『サイダーハウス・ルール』と多くの名作を送り出しているスウェーデンのラッセ・ハルストレム監督作品。

主演はケヴィン・スペイシー。
裁判で勝利したので、これからまた名演技を観れるかも？とイメージ払拭しておこうと鑑賞したら...
あら、昔観ていたのをすっかり忘れてた。ということはあまり心に残っていなかったということで...

ジュディ・デンチ、ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェット、スコット・グレン、リス・エヴァンスとキャストも豪華で演技はそれぞれ申し分ないのに。

原作がこの作品でピューリッツァー賞を受賞したE・アニー・プルー（『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞作品賞ノミネートもしている）の小説。
ラッセ・ハルストレム監督は児童文学名作の映画化もお得意。
どうも私的には大人の寓話に思えてしまったので記憶の彼方に葬ってしまったみたい。



父親の厳し過ぎる教育がトラウマとなり、自主性がなく殻に篭る孤独な男クオイル（スペイシー）。
そんなクオイルの目の前に現れた自由で明るい娼婦ペタル（ブランシェット）に誘われるまま初めて男の喜びを感じる。そのまま結婚し娘に恵まれて幸せを噛み締めていたが、ペタルは若い男と遊んでばかり。挙げ句の果て、ある日、娘を連れて男と共に家を出て行ってしまう。その後クオイルに届いた知らせは、ペタルの交通事故死と娘を養子として売り飛ばそうとした事実だった。
失意の中、叔母（デンチ）が訪ねて来て、故郷のニューファンドランド島へ娘を連れて渡ることになる。島の人々と触れ合い、未亡人のウェイヴィ（ムーア）と出会い、クオイル家の過去の秘密を知るが、ゆっくり流れる時のせいもあり再生していく...



どうしても小説の世界になっていて現実味に欠けるかな？
もう一度言います。キャストの演技は悪くないので、ファンなら観ても良いかな？

ケイト・ブランシェットは『TAR』を観たばかり。21年前にはこんなビッチな娼婦役をしてたのか？と比べてみるのには驚きがあって面白かったけど。