先日レビューしてみた「イット・それが見えたら、終わり。」…面白かったんですが、自分が過去観てきた映画で一番恐ろしかった映画は何だろう？とぼんやり考えていました。

怪談「牛の首」ってご存じですか？
日本に古くから伝わる話であまりの恐ろしさに聞いた人はみな発狂してしまう…だからどんな話か誰も知らないってやつ😁
矛盾していてすべて聞いた人の想像力へ丸投げで…良くできてるなぁと子供の頃、感心しました…今回のレビューはこれです😁✨

ふと思いついたのが同じくキング原作のこの映画…監督は「愛と青春の旅立ち」のテイラー・ハックフォード、彼にしてはちょっと地味な映画なんですが「ミザリー」のキャシー・ベイツの好演もあって非常に、見応えのある心理サスペンスです。

言っておきますがこの映画はホラー映画ではありません。

わたしの自分映画史上最恐のシーンはこの映画のラスト近く…都会で働いていた娘を演じているジェニファー・ジェイソン・リーが再びフェリーに乗って街へ戻っていくシーンにあります。
彼女はそのとき忌まわしい過去の思い出を回想し、ちょっと気分が悪くなった感じでフェリーのトイレに入るのです。

そこで彼女が見たもの…

私は震え上がりました。
今でも私はこのシーンの意味がわかっていません…劇中のＪ・Ｊ・リーも何を見たのかわかっていません…何が恐ろしいって何かわからないものほど怖いものはないな～と思います😁💦

この映画を観た方…あのシーンは一体何を意味してるのか…教えてほしいです😁

そして観てない方は
「ざけんなよ…もったいぶりやがって💦お…教えろよ～💦」
…と思ってると思いますが、ここに具体的にそのシーンを書いても「へ？それの何が怖いの？」ってなるでしょう…いや実際にこの映画を観てもらってもそんな感想かも知れません。
それくらい訳のわからないシーンなんですが…今でもわたしは個人的に恐ろしいんです😣💦

たぶん…これを読んだ皆様が今…頭の中で想像してるシーン…それが一番怖いんじゃないでしょうか😁💦

• #NAOKI'Z

富豪未亡人や酔いどれオヤジの死の真相は？

S.キング原作のミステリー。サスペンスと絡め、重厚な人間ドラマが展開する。キングがK.ベイツを想像しながら執筆したといういわく付きの作品。まさにはまり役で圧巻の演技で魅せる。娘役のJ.リーも不機嫌ぶりでは負けてはいない。

本作は、世の虐げられている女子必見の作品。生き残るためには悪女になることも必要だと説いている。

コワモテおばちゃん、ドロレスがキレる。吠える。おばちゃんにブス、デブは禁句だ。黙秘どころか、常に減らず口をたたいている。タイトルは「黙秘」ではなく「毒舌」に決まりだ！

• #これも娘のためなの
• #嘘つき女と呼ばれて
• #お母様には逆らいません

今でこそ、キャシー・ベイツは良い人役や泣かせる役のイメージが定着してきたけど、やっぱり「ミザリー」の怖さは群を抜いていて、演技の幅が広い女優だと改めて思う。

この作品はほんのりミザリー風味。

メイン州の小島。富豪のヴェラ・ドノヴァン（ジュディ・パーフィット）の殺害容疑で逮捕されたのは、メイドのドロレス・クレイボーン（キャシー・ベイツ）。NYでジャーナリストとして働くドロレスの娘セリーナ（ジェニファー・ジェイソン・リー）は、何者かによって事件を知らされ、長らく戻っていなかった故郷に帰る。

事件の真相は20年前の日食の日まで遡る。
ドロレスの夫、セリーナの父であるジョーが事故死を遂げたその日まで。

原作はスティーヴン・キング。面白い筈だわ。
20年の時を経て、2つの事件に迫るストーリーは俊逸。

加えて、現在と過去とをシームレスで繋げて見せる演出にはすっかり魅了されてしまった。

ドロレスが何気なく視線を投げた先。
暗く、冷たい質感だった映像に、色と温もりが蘇り、20年前の在りし日の家族を映し出す。この移り変わりがあまりに自然で驚いた。

殺害容疑を掛けられても、
近所の悪ガキ共に嫌がらせをされても、
悪態を吐いてばかりで、警察を敵に回す事も厭わないドロレスは、キャシー・ベイツ以外考えられないハマり役かも。

娘セリーナを演じたジェニファー・ジェイソン・リーが、ダニエル・ブリュールにそっくりなんだが！！そして、この人、「ヘイトフル・エイト」のあのババアだったのか！？若い！！

ドロレスの夫は彼女によって殺害されたのでは？と疑う警部役に名優クリストファー・プラマー。彼と行動を共にする保安官補役に若くて細いジョン・C・ライリー。髪の毛は当然チリチリである。富豪のヴェラ役のジュディ・パーフィットの老けメイクも凄かった。キャスティングは申し分なし。

ドロレスは果たしてヴェラを殺したのか？
20年前の夫も、彼女によって殺されたのか？

黙秘を続けるドロレスに、すっかり惹き込まれる131分。

「事故は不幸な女のいい友達よ」

この台詞が深い…。
夫に虐げられ、耐えてきた不幸な女。
父を謎の事故死で亡くし、記憶も断片的にしか思い出せない娘。

全ての謎が解けた時、母と娘の思いがようやく交わり、胸を打つ。

日食シーンのCGがどうにも安っぽいけど、そこだけはご愛敬。

6月21日は部分日食が見れるそう。
そして6月18日は僕の誕生日だそう。

• #2020akirunaway