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V・マドンナ大戦争
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『V・マドンナ大戦争』に投稿された感想・評価

ワン

ワンの感想・評価

3.0
希望ケ丘高校は半年毎に生徒会費300万円を略奪にくる柳生軍団に悩まされていた。生徒会長の広岡英(中村繁之)は非難を受けるが、妹 里未(斉藤こず恵)の提案で用心棒を雇うことになった。彼女が紹介したのは阿川冴香(宇佐美ゆかり)というモトクロス・ライダーだった。冴香の人選で新たに用心棒が加わり総勢7人による戦いの火蓋が切られた。


学園版『七人の侍』。画質が悪く顔がはっきりとわからない。7人の女用心棒、冴香をリーダーとした通称マドンナ軍団も表情が分かりにくい。柳生軍団と呼ばれる悪役は暴走族の集団で百人くらいいるので誰が誰だか分からない。

冴香と因縁がある柳生軍団のリーダーとの決着は学校の校庭で着けるのだがもはや戦場。アクションが派手で火薬の量も多い。バイクスタントもすごかった。

どうでもよくなるようなラストのオチは忘れなれない。
故・野沢尚の脚本賞受賞作を映画化したジャパニーズ・学園ヴァイオレンス!
どうしてこの脚本で賞を獲れるのか全然わかりませんが、とりあえず「七人の侍」を下地として、七人の女用心棒(マドンナ)たちが凶悪すぎる暴走族集団と学園を守るために戦うお話です。

主演は沖縄出身のアイドルであった宇沙美ゆかり。
この映画の主役にとプロデューサーから口説かれてしまい、同時期に撮影だった「スケバン刑事」の麻宮サキ役に内定していたのに降板になっちゃったという、実に不運なアイドル。
実際、興行は大失敗で、その失意からか何なのか、沖縄に帰って引退しちゃいました。
けっこう可愛いかったのにね。
主題歌の「風のプリマドンナ」も熱唱しておられますよ。

とんでもなく狂った暴走族の柳生軍団(笑)が学園を襲いまくります。その目的はというと、生徒会運営費を強奪するためという、「え?セコくね?」と思わずツッこんじゃいそうなもの。
柳生軍団に狙われた学園の生徒会長は仕方なく用心棒を雇う決意をします。
選ばれたのが凄腕ライダーの宇沙美ゆかりというわけ。
そのほか、女子レスラーとかカミソリ使うやつとかパソコンオタクとかを仲間に引き込んで、七人のマドンナが結成されます!
パソコンオタクがバトルをシミュレーションしたりするんですが、PCのグラフィックが時代を感じさせます(苦笑)。
で、襲撃されるんですけど、あっさりと撃退しちゃいます。
うろ覚えですけど、ここから一人ひとり狙われて、みんな復讐されちゃうんですよ。
ボコボコにされて重傷みたいな。
一人だけ拉致られたまま帰ってこなくて、金もってこいと要求され、宇沙美ゆかりが持ってゆきます。
なんとか敵の裏をかいて仲間を救出したまでは良かったんですが、学園が襲われます。
気弱だった生徒会長も、生徒たちを率いて戦いを決意。
学園はドッカンドッカン爆発しまくる戦場と化しちゃいますよ!
なんで教師も教育委員会も、そして警察も何も来ないの?
ここ日本なの?(汗)
宇沙美ゆかりが囲まれて絶体絶命のピンチになると、そこへ半死状態だったはずのマドンナたちが駆けつけます!
感動(ウソ)!反撃開始です!

・・・このあと、驚愕のオチがラストに待ち受けているんですけど、これって当初から脚本にあったのかなあ?
あったのなら絶対に賞なんて獲れないと思うんですけど・・・
頭の悪い締め方のよい見本だよなあ。

格好ばかりのような気もするんですが、ヴァイオレンスな表現は当時の邦画では良く出来ている方なんじゃないですかね。
ハチャメチャですけど、景気よく花火が爆発しますしね。
格闘的なアクションも入るし、バイクも飛んだりしますよ。
マドンナたちがやられる場面も、野郎どもが寄ってたかって女子をボコるもんだから嫌~んな雰囲気あるし。

ポスタービジュアルが完全にマッドマックス系を意識しているのアリアリなので、どうせなら柳生軍団をもっともっとヒャッハー!!なビジュアルにしちゃったら、少しは迫力も出たんじゃないかなあ。

いまはアクションが本格的に出来る女優さんがたくさんいるから、リメイクしても面白いかもしれませんね。
とりあえずオチだけは変えて(苦笑)。


テレビ放送にて
未DVD化作品。
当時何かのジュースとタイアップしててCMで主演の宇佐美ゆかりが缶ジュース飲んで「飛~ばせば~プリマドンナ~」と言う自身の歌が流れてた記憶が。
70~80年代のアイドル映画の中で、東映のヤクザ映画やアクション映画のノウハウを持ち込んでアイドルを売り出す為も兼ねた?アイドル映画を撮るってコンセプトによって本作の様な怪作・奇作が生まれた。
これは後の『ビーバップハイスクール』等のヤンキー不良映画に引き継がれていきヒット作となる。(と思う多分)
要は若手の女優・アイドルで現代版の『七人の侍』ですが、設定その他ファンタジーにしても無理があるし暴力シーンが『仁義なき戦い』等の映画で培った演出や描写がフルに無駄に生かされていて陰惨でそこだけがやたらとリアル。
ゆえに非常に嫌な感じに暗い気分になる。
そして最後は何と夢オチと言う、これはカフカなのか?不条理なのか?と思うくらいデタラメでめちゃくちゃな結末。
『スケバン刑事』に決定しながら奥山和由プロデューサーの強い希望によって本作に引き抜かれ人気アイドルになり損ねた?不遇のアイドル宇佐美ゆかり引退作。
因みに当時、コミカライズを「あの」魔夜峰央先生が『Vマドンナ』のタイトルで描いてた。
こちらも七人が集まった所で「戦いはこれからだ!」みたいな終わり方の投げっぱなしラストだった。

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