五月の七日間を配信している動画配信サービス

『五月の七日間』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

五月の七日間
動画配信は2024年11月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『五月の七日間』に投稿された感想・評価

合衆国を守りたければ国が与えた武器を使え
それが憲法だ

1963年、国の為にクーデターを起こそうという者と、それを必死に防ごうとする者との攻防を描いた良作モノクロドラマ☆

1994年フォレスト・ウィテカー主演『アメリカが沈むとき』のオリジナルだそう。

政治、軍事の駆け引きが重苦しくも白熱していて、大変面白かったです!!!



2ヶ月後にソ連と"核廃絶条約"を結ぶことになったアメリカ。

25年も憎み合ってきたソ連が約束を守るわけがない!
核爆弾を落とされたらどうするんだ!!

国民は大反対し、現アメリカ大統領ライマンの支持率は最悪に。

一方、条約締結反対派の統合参謀本部議長スコット大将は、秘密基地を作ったり軍事演習を秘密裏に行ったりして、クーデターを企てている。

それに気付いたスコットの部下ジグス・ケーシー大佐(カーク・ダグラス)は、大統領を国を守ろうとするのだが……



戦争と同じく平和が怖いんだ

戦時体制が続けば失業率は下がるし、経済状況も良くなる。
核を持っていれば安心だ。

しかし、いつか確実に核のボタンが押されて世界が終わる。

支持率が下がろうと、国民の為、世界平和の為に奮闘する大統領たちの姿はとても立派でした。

大将の愛国心も間違ってはいない、むしろ優しさからくるモノだから始末が悪い。

イコムコンとは?
競馬での賭け?

巧妙に隠されたそれらをクーデターと見抜き、敵対する大統領側へ知らせたカーク・ダグラスも見事。

1963年作品ですが、今でも十分楽しめる良作でした!
こんなのオールスターキャストじゃやらない、或いはオールスターゆえ核心に触れられたようなポリティカル映画。
ホワイトハウス前でデモ隊と支持派の縦隊がすれ違う瞬間の緊張感から痺れた。フレデリック・マーチは支持率の低い大統領で人民のみならず側近からも孤立しているようだが、ここでは流石にクーデターを計画する軍幹部が反逆者=悪となる。
競馬を建前に集会を開き、計画者しか知らない情報が感の鋭いカーク・ダグラス大佐によって大統領に伝達されるも実行まではあと三日…という話で、この一種の戦争を最少人数(しかも心理戦)で片付ける手腕は見事。

ソ連との条約、平和主義を軟弱と非難する軍/一部の大衆は今となっては時代だとか言って片付けられるが、クーデターや軍事衝突するくらいなら上層部同士で話つけろよと怒るのは自分含めた国民の勝手な都合である。
もしも世界最高峰の軍力を持つ米国軍隊がクーデターを起こし、軍事政権を企てようとしたら……?

核戦争の驚異がすぐ身近にあった1960年代。「博士の異常な愛情」や「未知への飛行」など何とも恐ろしい映画が沢山作られたが、この映画もそんな一本。

監督は「影なき狙撃者」のジョン・フランケンハイマー、そして脚本はTVドラマ「ミステリー・ゾーン」のあのロッド・サーリング。

舞台は近未来。

ソ連との核禁止条約をついに締結したアメリカ。やっと世界に平和がやってくると思われたが、これを不服だった男がいた。

その男、統合参謀本部議長のスコット将軍は、歴戦の勇士として国民の人望も熱い人物。

しかし、条約がかえって米国に危機をもたらすと考えた将軍は、大統領がホワイトハウスを不在するタイミングを狙って政権を転覆しようと画策する。

一方、将軍の不穏な動きを感じた部下のジグス大佐は、すぐさま大統領に報告する。

すでに軍上層部は将軍に掌握されており、さらに議員ですら将軍に同調する者がいる中、数少ないメンバーだけで大統領はクーデターの証拠を掴まんと焦っていた。

何故ならば、将軍のクーデター計画決行の日は、あと1週間後に迫っていたからだった。

限られた時間の中、大統領の密命を受けたメンバーがクーデターを阻止しようとする過程がサスペンスとして良く出来ていて、最後まで引き込まれてしまった。

ちょっとオチがすぐ読めてしまうのが難だが、ラストの大統領の演説が今の我々が聞いても考えさせられる内容で見応えがあった。

あと、これも大統領の台詞だが、

「敵は彼ら(将軍たち)ではない。時代こそが真の敵なのだ。時代の波が人々を翻弄し、理性を失わせるのだ。」

というのも印象的だった。

出演者はかなり豪華で、首謀者の将軍役にバート・ランカスター、部下をカーク・ダグラス、大統領をフレドリック・マーチ、その側近たちにエドモンド・オブライエンやマーティン・バルサム、そしてキーパーソンになる女性を演じるのがエヴァ・ガードナー。

■映画 DATA==========================
監督:ジョン・フランケンハイマー
脚本:ロッド・サーリング
製作:エドワード・ルイス
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
撮影:エルスワース・フレデリックス
公開:1964年2月12日(米)/1964年4月24日(日)

『五月の七日間』に似ている作品

未知への飛行

製作国:

上映時間:

101分

ジャンル:

配給:

  • ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
4.0

あらすじ

水爆を搭載したアメリカの爆撃機が、司令部よりモスクワ爆撃を指示する暗号を受けて発進。それが機械の故障による誤った指令だったと気づいた時、爆撃機編隊を呼び戻す術はもはや失われていた。合衆国大…

>>続きを読む

13デイズ

上映日:

2000年12月16日

製作国:

上映時間:

145分

ジャンル:

配給:

  • ギャガ
3.6

あらすじ

1962年10月16日、ソ連がキューバに核兵器を持ち込んだという知らせがケネディ大統領のもとへ届いた。軍部は空爆を迫るが、大統領は本音を打ち明けられる弟の司法長官・ロバート、親友の大統領特…

>>続きを読む

合衆国最後の日

製作国:

上映時間:

125分

ジャンル:

3.6

あらすじ

ロバート・アルドリッチ監督によるサスペンス・エンタテイメント大作。ミサイル基地を占領した4人の脱獄囚と政府のやり取りを描く。1981年。刑務所を脱獄した囚人4人は軍用トラックを乗っ取り、モ…

>>続きを読む

ダラスの熱い日

製作国:

上映時間:

91分

ジャンル:

配給:

  • ワーナー・ブラザース映画
3.4

あらすじ

元CIA高官の呼びかけで元軍人やテキサスの石油王たちが集まった。第35代大統領、ジョン・F・ケネディの政策が米国に危機をもたらすと考えた彼らは、大統領の暗殺を計画。そして、1人の政治的狂信…

>>続きを読む

テレフォン

製作国:

上映時間:

117分

配給:

  • ワーナー・ブラザース映画
3.5

あらすじ

アメリカの主要軍事施設を爆破するという、ソビエトの恐るべき計画にKGBが付けたコードネーム、それが“テレフォン”。スターリン独裁体制の時代に生まれたこの計画。ソビエトの選りすぐりの工作員5…

>>続きを読む

渚にて

製作国:

上映時間:

135分

ジャンル:

3.6

あらすじ

1964年。第3次世界大戦が勃発し、原水爆の使用によって地球上の北半分は絶滅していた。タワーズ艦長が指揮する原子力潜水艦は難を逃れ、オーストラリアのメルボルンに入港。死の灰が南半球にも及ぼ…

>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

上映日:

1964年10月06日

製作国:

上映時間:

93分

ジャンル:

3.9

あらすじ

スタンリー・キューブリック監督、ピーター・セラーズ主演作。アメリカ空軍基地の司令官が突然発狂し、ソ連への攻撃を指示。しかしソ連から人類滅亡兵器で反撃すると言われ……。冷戦下の核戦争の恐怖を…

>>続きを読む