合衆国最後の日の作品情報・感想・評価

「合衆国最後の日」に投稿された感想・評価

muka

mukaの感想・評価

3.7
この作品は見て良かった。
北朝鮮有事の可能性がある今では、また違う感じ方もあった。

大統領が良かったなぁ!
『絞殺魔』ばりのビリビリ来る画面分割演出が最高。
各人の思考や焦りを並行して写すことで生まれる緊張の快感!
鈍重になりがちな政治劇をアルドリッチは何と面白くしてしまうのか。
後半の大統領の追い詰められ方なんて涙なくして見られない。

ミニチュアがショボいのは時代のせいだけじゃない気がする…。
イワシ

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4.6
再見。バート・ランカスターとチャールズ・ダニングのカメラ越しの切り返しに感動する。直後の対面もワンショット内に人物をおさめた縦構図が素晴らしかった。
超絶面白い!
スプリットスクリーンによって分割、錯綜していた作劇がクライマックスの一本道に集約していく展開には涙腺が弛む。
前半は特に分割+電話の場面が多いんだが常に両者の顔が見える画面故に繋がる感動は一切ない。寧ろ違う思わずを持った人物達が一度に動く様を見せつけられるから「ズレ」を感じる。
だからこそ、大統領が副官の感動的な説得によって現場に向かい、監視カメラ越しに視線が繋がる展開には震える。ラストの俯瞰では無情感にさえたどり着く。傑作。
地上には誰もいないミサイルサイロに、乗り捨てられた装甲車と途中で止まったミサイル。という素晴らしい風景にわたしのディストピア好き好き心は満たされつつ、人としての生き様やモラルなどの個人が持つものを、個人の集まりである国による戦争や体制反体制が踏み潰していく様のやるせなさにドラマとしての面白さを感じました。

監視モニターと現場の映像を分割画面でしつこく映すのは、なんだかわたしたちに、映画とて現実のこととして考えなさいと言ってるような気がします。おわり。
mikoyan358

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3.5
2017/4/23鑑賞(鑑賞メーターより転載)
核ミサイル発射施設を乗っ取り、大統領を盾に取ってベトナム戦争で悲惨な死を遂げた若者の存在など国家機密を明かせと迫る元軍人。単純な金銭目当てではなくこうした「人の道」に沿った要求がなされ、そして後味の悪さばかりを残す展開に、混迷を深めていた70年代のアメリカの社会事情が生み出したニューシネマの香りが漂う。双方の駆け引きがけっこう行き当たりばったりで「こんなので世界が危機になるのか」という気はしなくもないが(笑)、静かな密室の怒りがやがて大統領も引きずり出しての国家の存亡へと発展する緊迫感は十分に高い。
しゅう

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4.4
字幕版を鑑賞。

傑作ポリティカルサスペンス。

この作品の肝は核ミサイル基地占拠を巡るサスペンスでは無く、アメリカ合衆国首脳部の会議の場面にある。

アメリカが自国の兵士とそれに数十倍する他国民の血を流し、恒に如何なる残酷な行為も可能なことを証明し続ける事によってのみ自国の安全を保っているという構図は、冷戦が終わった現在も変わらない。

占拠グループの俗物的な黒人兵士が、それゆえに占拠グループリーダーの理想主義と現大統領に寄せる期待を嗤い、超大国のシステムの中では国家首脳でさえ消耗品に過ぎないと喝破する場面も痺れる。
temmacho

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3.7
核ミサイルのサイロを占拠して、政府の陰謀を暴露させようとするお話。

いろいろ基地防衛に難点があると思いますが、それは作品の都合として置いといて…
途中登場するミニ核爆弾は水平を保たなければいけないんですか?
ハラハラドキドキしっぱなしじゃないですか(笑)

ラストが象徴するアメリカの闇を痛烈に非難した西ドイツの反核映画でした。
mince

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4.0
きょうナナゲで合衆国最後の日Twilights Last Gleaming期待以上のおもしろさ ”My Country Tis of Thee”/Billy Prestonが泣かせる2013年1月11日
セットに時代を感じてしまうのは仕方ないか。
それでも爆弾設置の隠密作戦や、ラストの脱出劇のシークエンスの演出はさすがアルドリッチ。
チャールズ・ダーニング演じる大統領がめっちゃいい味だしてて、皮肉のきいたラストも良いね。
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