ニュールンベルグ裁判の作品情報・感想・評価

「ニュールンベルグ裁判」に投稿された感想・評価

Chad

Chadの感想・評価

4.0
こういう名作をもっといまの人も観てほしいです。長いですが飽きません。演技で魅せられます。弁護士の人が1番印象に残ってます。

A級(ランク詳細はプロフィールにあります)
ドイツのニュールンベルグでナチ戦犯に対する戦争裁判の一部始終を3時間に及ぶ長尺で丁寧に描いた映画
戦勝国であるアメリカだからこそ後から言える少し理不尽な物言いや独裁政権となった祖国のために何ができたのかという問いが矛盾を突いていきあっという間に時間が過ぎ去っていった
ベルトホルト夫人やパルプシュタット夫妻のような第三者の考えも余す事なく取り入れてるのが見事
DamKeeper

DamKeeperの感想・評価

3.0
バート・ランカスターにそんな事云わせてもね…

ハリウッドの解りやすい道徳心や正義感は、今となってはノスタルジー。
3時間の裁判物…果たして最後まで
観れるかな〜と心配しながら観始めたら
アッという間の3時間、面白かった

全員英語で喋る部分は
ソ連原子力潜水艦事故物「k-19」と違って
ほとんど気にならなかった。

後で知りましたがメイン以外も
豪華キャストだったんですね。
みんな上手かったな。
ホフマン役のオバさんがジュディ・ガーランド
だったとは
NICE

NICEの感想・評価

4.3
これは凄い映画!!

歴史映画として非常に興味深い内容であり、そして不謹慎だが法廷映画として非常にエンターテインメント。
検察vs弁護の攻防がとにかく面白い。

演技に関しては全員が賞レベル。
メインから脇役までそれぞれの人格やイデオロギーまでもが自然と伝わってくる。
これはスタンリー・クレイマー見事👏👏
masa

masaの感想・評価

3.6
1946年ドイツのニュールンベルグでのナチ戦犯の国際軍事裁判を描く
戦時中の責任は誰まで及ぶのか
因果応報
じょー

じょーの感想・評価

3.5
結局DVD買っちゃったよ。レンタル無いんだもん。

一言で言い表せない映画だけど、だらだら書いてても結局よくわかんなくなりそう。

戦争って全部勝てば官軍なんで、戦争犯罪の裁判って凄い嫌いなんだけど。

だけどこの件裁かないわけにはいかないんだけど、でも何のライン超えたらダメとかよくわかんないから結局よくわかんない!!🤗💓
渋谷のTSUTAYAで思いがけずDVDを発掘したので迷わず購入!ずっと観たいと思っていたのですが、CSでも放送しないしTSUTAYAディスカスにもないしで念願叶ったりです。

第二次世界大戦後、ドイツのニュルンベルグで行われる軍事裁判に降り立ったアメリカ人判事のヘイウッド。ナチ政権下で権力を誇った4人の法律家たちが関与した2つの裁判の是非をめぐり、関係者による白熱の激論が繰り広げられる...。

今年観たクラシック映画の中では個人的ベストかなと。とにかくムダがない説得力に溢れた脚本と演出、そして秀逸なキャスティングが見事に功を奏した名優たちによる熱演。その題材もあいまって、まさにあらゆる点から後世に残すべき傑作です。スタンリー・クレイマー、天才すぎる。

ヴァイマル憲法の草案にも携わった法律家ヤニング(バート・ランカスター)や弁護人のロルフ(マクシミリアン・シェル)をはじめとする被告側、血気盛んな検察官ローソン(リチャード・ウィドマーク)、様々なバックグラウンドを持つ証人たちや関係者(モントゴメリー・クリフト、ジュディ・ガーランド、マレーネ・ディートリッヒ)、そして苦悩する判事ヘイウッド(スペンサー・トレイシー)。登場時間の差はあれど、全員が全員奇跡のハマり役。そもそも法廷劇って大抵見応えがあるのですが、ニュールンベルグ裁判は実際にあった出来事であり、主題もナチス政権下に行われた不当殺人・処罰なので、犠牲者の数も異常だし、アメリカとドイツのみならず世界中が深刻に捉えるべき国際問題。被告側の法律家たちが直接手をかけたわけではないものの、彼らの下した判断によって失われた命を思うと、その決断がもたらした余波の深刻さは言わずもがな。

本作で幾度も登場した単語は"責任"。
ヒトラーやゲッベルスなどのナチスの高官たちだけが罪に問われるのではなく、ヤニングたちのような法律家をはじめとする、ナチスによる取り決めに従った者も罪に問われました。彼らが下した判断は決して許されるものではないけれど、ロルフが弁護の際に「危険を顧みずに法(ルール)に従うことも勇敢なのではないか」と言うシーンがあって、(決してそれは言い訳にならないけれど)高官たちの指示に疑問を覚えたとしてもそれでも一軍人、一政治家、一法律家として行使しなければいけないタイミングもあったのだろうなと...。彼らもまた、戦争によって生まれたある種の被害者ですね。
途中、ナチスによって殺害された犠牲者たちの凄惨な映像を受けて、ドイツ人であるロルフ弁護士が「何世代に渡っても言い逃れできない」と話すシーン。歴史的な悲劇や惨劇は、後世の人々にとっても拭えない烙印となるのだという、きついメッセージを読み取りました。でも、ドイツを裁く立場にあるアメリカ側も原爆で日本人の多くを殺害、そしてその被害を受けた日本も他のアジア諸国でひどいことを繰り返していたわけで。責任の転嫁はできても、結局は負の連鎖が続いていくジレンマ。つくづく戦争によってもたらされるものは悲しみしかないなと。

長尺ながら、前述の通りスターたちの迫真の演技に魅入ってしまい、全く飽きなかったです。ちなみにこの年の主演男優賞はマクシミリアン・シェルが獲得、他にもクリフト、ガーランド、トレイシーが演技部門にみんなノミネート。
だからこそ、もう皆さん良かったところをあげたらキリがないのですが、個人的にはナチスによって"断種"させられたユダヤ人男性を演じたモントゴメリー・クリフトが圧巻でした。短いシーンでしたが、あの悲壮感あふれる言葉の発し方、必死な表情...。涙なしには見られない悲痛な訴えは今も頭に焼き付いて離れません。
ジュディ・ガーランドも歌を封印してシリアス演技に挑み、非常にセンシティブな過去を背負って生きてきた女性を見事に演じていてキャリアNo.1の名演といっても過言ではないかなと。

この映画を観たら、戦争を誰が悪いか否かのように端的に白黒つけたり、勝手な偏見や思い込みだけで語ることができなくなるはず。非常にショッキングな、でも心に突き刺さる名作でした。必見です!!
りっく

りっくの感想・評価

4.2
社会の不安定さに耐えきれず、その原因の1つとなる敵を攻撃する強力な指導者を求め、身を委ねてしまう人間の弱さ。従来の戦争犯罪と向き合うことは、自らの心と向き合うことであると教えてくれる。

司法大臣として第三帝国の憲法起草に関わったエルンストヤニングの弁護を務める彼の教え子であるハンスロルフ。ナチスの法に則って断種手術や優生思想を正当化しようと責め立てるロルフはナチスの亡霊のように見えてくる。

一方で罪状認否で無罪を主張する被告たちは戦勝国が敗戦国を裁くこの裁判自体認めていない。だが、ヤニングはナチス裁判と同じことを繰り返すロルフを叱責し、自身が法の元に犯した、真実をあえて見なかった罪を告白する。

彼と裁判長のやりとりがラストシーンだが、直接的には関与していない歴史的大事件を、どこまで関知していたかという焦点の輪郭がおぼろげなまま、同じ法のもとで生きる人間として尊敬と畏怖の関係性で結ばれる。刑務所の長い廊下の先には、一体何が残るのだろうか。
ねぎお

ねぎおの感想・評価

4.1
いわゆる「東京裁判」のドイツ版ですね。実際に行われた裁判。


この映画を観て、戦争のことやらいろいろと書いては消し書いては消し・・。

ナチスが行った虐殺を、「こんなことはなかったんだ、そうだ、お前はアイヒマンと収容所を管理していたんだよな、こんなの不可能だと言ってやれ」という男が出てきます。そして「可能だよ」と言われて無言になるその男。

戦後の裁判ですらいるわけです。
今の日本にいてもおかしくはありません。

もうなんだか気が滅入ります。

この映画の最大のみどころは後半、被告人である元法務大臣ヤニング(バート・ランカスター)の証言シーン。圧巻です・・。映画史に残すべき名シーン。
バート・ランカスターは「フィールドオブドリームス」でドクターを演じました。これもまた素晴らしい存在感でした。
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