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『ヴァリエテ』に投稿された感想・評価

lemmon

lemmonの感想・評価

3.6
エミール ヤニングス出演作3作目鑑賞にしてようやく素顔を知る😅。

だが、後半は「タフチュフ」を思い起こす。表情だけで別人のよう😳。
ラストの表情は特に印象的。なんかふと二枚目に見えた不思議😆。


最初の方でドキッとするシーンがあった。まだこの当時規制も緩かったのであろう。少し驚き。ヒロインはなかなかの色気があり、年上おっさんと幼妻のエロティックさが伝わる。


空中ブランコ芸をする夫妻。年上の夫は20は離れているであろう幼妻を大切にする。ところがある時、有名な若い曲芸師と組むことになり、妻とこの曲芸師が噂になり始める、、、。


サスペンスというよりは、ヤニングスの嫉妬に駆られる姿が印象的なドラマ。


なかなかでした。
これまで観たサイレント映画がおそらく大作が多く、本作は内容は重いが、流れは軽やかでとても観やすかった!



空中ブランコシーンで、ヤニングスのシルエットが明らかに違う、、、とか突っ込んじゃダメか🙅‍♂️。
ドイツ表現主義の主要作に数えられる一本。第4回キネマ旬報ベストテン第2位。撮影:カール・フロイント。美術は「黒水仙」(1946)などのアルフレッド・ジュネ。「ヴァリエテ」とは「曲芸団」の意味。

※日本で流通している本編は前半30分ほどがカットされたアメリカ公開版。物語も改変されているので注意。

殺人犯ハラー(エミール・ヤニングス)は刑務所で身の上を語りはじめる・・・かつて空中ブランコのスターだった彼は妻子を抱え場末のショークラブで食いつないでいた。それがある日、孤児の娘マリーにすっかり夢中になり家出、二人でベルリンの曲芸団に入る。ペアの空中ブランコは好評を博すが。。。

1920年代のベルリンの街、カーニバル興行や曲芸場の様子が素晴らしい映像で切り取られていて個人的には好みの一本だった。

物語の系統としては後のヤニングス出演作「嘆きの天使」(1930)に連なる “女に溺れた中年男の破滅話”。退廃的なムードも含め同作の原点と言える。序盤の見世物ストリップショーに漂う只ならぬ場末感は、デヴィッド・リンチ監督のモノクロ作品に大きな影響を与えていそう。

そして何よりも秀でているのは空中ブランコシーンの撮影で、俯瞰、仰角、主観とあらゆる視点から空中ブランコの危険な魅力を捉えている。編集も完璧で、個人的に力を入れて観てきているサーカス映画の中でもベストな仕上がりだった。さらにその間に、表現主義的な幻想カットを挿入してくるので目が釘付けになった。ドクロがデザインされたコスチュームも好み。

終盤のエミール・ヤニングスの憎しみの表情が怖い。まるでリアル大魔神のような怒りの顔で、もし「巨人ゴーレム」にキャスティングしていたら傑作になったと思われる。

シナリオはひねりなくストレートに進むので少々物足りないが、全編に渡ってとにかく映像が秀でている。表現主義の魅力を愛憎ドラマで楽しめる、退廃エンターテイメントの傑作。


※参考:当時の映画MEMO
1924年(大正12)
最後の人
ニーベルンゲン
グリード
殴られる彼奴(あいつ)
裏町の怪老窟
嘆きのピエロ

1925年(大正13)
戦艦ポチョムキン
オペラの怪人
メリー・ウイドー
チャップリンの黄金狂時代
ロイドの人気者
この映画、1927年度の第4回キネマ旬報「外国映画ベスト・テン」で第2位ですって

ふうん

で?

1位は?


調べました


第1位は『第七天国』

しまった。そっちかあ。サイレントの棚で、隣に置いてあったんだよなあ。ようし、こうなったら来週は天国をレンタルで!!

DVDを再生すると淀川さんの解説から始まる

淀川長治さんの世界クラシック名画100撰集(30)


淀川さん「リア・ド・プティが美人でも無く、不美人でも無く綺麗でも無く、汚くでも無くと言う女でね」

淀川さん…ちょっと歯に衣、着せなさ過ぎじゃない?

淀川さん「ちょっと小太りの若い女でね」

悪気は無いんだろうなあ



『ヴァリエテ』



「囚人番号28番を呼べ」

重苦しい始まり。あれ?これ曲芸団の話なんじゃなかったっけ?雰囲気あるなあ。のっけからガシッと掴まれます。

そして安心してください

ちゃんと曲芸団してました。

奥さんが出てきます。旦那さんが出てきます。仲の良い夫婦じゃないですか。旦那さんの方がベタ惚れしてますね。そして空中ブランコです。そこに売れっ子の空中ブランコ芸人アルティネリさんが加わるんです。

あれ?

これ命綱つけてないよね。

しかも観客の真上で宙を舞ってる。ネットも何も無い。落ちたら大惨事になる。

あっ!!!

目隠し!というか麻袋被った!!オバQみたいになって空中ブランコしてる!!!!まあガチャピンでも出来そうだから、やれば出来るのか。

でもすごいなー

すごいよ

空中ブランコの、落ちるんじゃないのこれ?ってスリルが伝わってくるからすごい。久々にサーカス見に行きたくなりましたね。

この色男アルティネリが、リア・ド・プティ演じる奥さんを狙うんです。もうね、あっという間。色男だから簡単に落ちます。こわっ!!!何これ、一気に不快感MAX。旦那と奥さんと色男がテーブルを囲むのですが、色男と奥さんは目配せで合図します。知らぬは旦那ばかり。非道いなあ。これは非道い。

やがて旦那さんにバレます

バレてるのを知らない奥さんと色男は、旦那の目を盗んでちちくりあうのです。絶望の旦那さんと、できてる二人。この三人で、身の毛もよだつ恐怖の大空中ブランコが始まるのです…

((( ;゚Д゚)))アワワワワ…

何この緊張感。すごいんだけど。エルンスト・ルビッチに見いだされたというエミール・ヤニングス。『嘆きの天使』の演技も凄かったけど、本作での鬼気迫る演技はとにかく素晴らしい。あの目!!あの顔!!!憤怒の形相とはまさにこのことか。

“おこ“です

“激おこ“です

ここまでのプンプン丸は、そうそう観られないんじゃないかな?あの怒り、仏像とかで見たことがあるレベル。怒りを体現してる…。怒りの化身と言ってもいい。ゴゴゴゴって聞こえてきた気がした。サイレントなのに…。すごいなあ。

ラストの追いすがりも、こんなの見たこと無い(笑)これ、伝説になる…

ラストシーンに刻の涙を見た…

いやぁすごいもん観た💦

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