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人喰殺人鬼
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『人喰殺人鬼』に投稿された感想・評価

3.3
タイの殺人鬼シーウィは悪だったのか…?

6人の子どもを殺害し臓器を食べた罪で1959年に銃殺刑にされ、博物館でミイラが永久的に晒し者にされているシーウィが如何に殺人を犯すに至ったかを描くタイ産食人ホラー。

戦争により家族も居場所も失い、生きるため、そして中国で待つ母親を迎えに行くためにタイにひとり出稼ぎに来たシーウィが、除け者にされ続け、行き場のない思いを募らせていく様子を淡々と映し出す悲しい作品でした。

本作は1946年にシーウィがタイに入国するところからスタートします。横暴な入国審査官に名前を奪われ、抗議もなんの意味持たず、無力感と悔しさを滲ませるシーウィ(本名リーフィ)の唇の動きが印象的でした。家族思いの心優しい本来のリーフィは消え去り、シーウィという狂気へと堕ちていく(堕とされていく)ことがこの時点で暗示されてたということでしょうね。

言葉も通じない上に他所者だからこそな迫害を受け続けるシーウィは本当に可哀想なんだけど、シーウィのやってることも擁護できないし、でもそうでもしないと迫害から逃れられる術もないという遣る瀬無さ。その中でやっと手にしたキャベツという一筋の希望も無残にも打ち砕かれる。

唯一の拠り所である母親へと向けられる悲鳴にも似た助けを求める思いが、母が信じていた迷信と結びつき、彼独自の宗教的な救いに対する回答を導き出してしまう。そこへ至る過程の見せ方と彼の心の動きに少し違和感を覚えましたが、実話ベースだから仕方ないのでしょうね。

真っ直ぐに奥側へと続く閉塞感のある通りの中で無関心な人々の中にひとり佇むシーウィが、行き場のない感情を表現したり、キャベツ畑の壮大な映像の対比は面白かった。

最近になって、シーウィは本当は大量殺人なんてやってないのではないかという説も出てきているようです。自白を強要するような杜撰な捜査とメディアによる印象操作で食人鬼として全てを押し付けられてしまったのではないかと言ったもので、本作ではその説の要素も取り入れ折衷的な立場で描かれていました。

今となっては証明のしようもないのだろうし、シーウィがどちらなのかはわからないけど、戦争を発端として同様な目に遭い理不尽に社会の負を押し付けられ犠牲となった人たちは多くいたのでしょうね。
人肉ラーメンや人肉燈篭のような悲しい人喰い殺人鬼の話。
どうしても前半部分が殺人鬼が可哀想でしかなくて人の心臓を喰らう理由も意味があって同情してしまう😢

実話ということで余計に切なくなった。
2.5
タイのホラー映画。このトンデモないタイトルから超絶スプラッターを連想しますが意外や社会派(?)な実録犯罪もんです。
調べるとこの連続殺人鬼はタイの博物館でミイラとして晒し物にされているらしい。調べると映像も出てくるのでそっちの方が映画よりホラーです。

第二次大戦後のタイで実際にあった連続児童殺人事件を基にしている。中国からタイに渡ってきた青年シーウイ。喘息もちの彼はこの国で過酷な労働や差別からどんどん追いつめられ、やがて慕ってくれた少女に手をかけてしまう。そっからぶっ壊れた彼は子供を殺しては臓器を喰らう。

この映画、グロ表現はあるもののそこは控えめ。R15にはなってるけど他のグログロ映画に比べたらめっちゃ大人しいので、そういうのが目当てなら物足りないってもんじゃないと思う。

話の作りとしてこのシーウイって善良そうな男がなぜ猟奇的連続殺人鬼になったのか?という硬派な作り。でも俺はこんな奴に全く同情なんかしてやらない。酷い境遇なのは分かるが、それで人を殺していいって事にはならんだろう。それが許されるなら世界にはシリアルキラーで溢れるステキな世界になってるはずでしょう。

この手のアジア映画にようある日本軍人の描き方もアレだったが、それよかシーウイの故郷である中国の田舎の描写も相当なモノ。罪人を死刑にした後、臓器を求めて死肉に群がる村人!こんなトコがホンマにあるんか知らんが、この男が迷信を信じて心臓を食ってたって納得させるにはよう出来たエピソードです。

陰惨な事件なので一服の清涼剤っぽい役柄で美人記者も登場。彼女が事件を追っていくのがメインの流れになってるんかな?エキゾチックなべっぴんさんで目の保養にはなるが上手く機能してるとは思えんかったが。
事件の内容や殺戮シーンよりヘンに美しい映像と大げさな音楽の方が印象に残ってしまった作品でした。

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