大学で生物学を教えている講師のチャーリーはある日、別れた妻から母親が亡くなって実家に帰るので娘を預かってほしいと頼まれた。
しかしいつまでたっても妻が戻ってこないので、心配になったチャーリーは妻の故郷である田舎町センタービルに向かうが・・・・。

とある田舎町を舞台にエイリアンによる陰謀に巻き込まれてしまった主人公たちを描いたB級SFサスペンス映画。
エイリアンが田舎町を占領しており秘密を知ってしまった主人公が命を狙われるという展開は50年代とかのSF映画を彷彿とさせてちょっぴりレトロな感じで悪くはなかった。
またエイリアンが人間の皮膚を破って本性を表すシーンやオープニングとクライマックスの巨大なUFOの特撮などはそれなりに出来が良く感心した。
クライマックスがやや物足りない感じがしたりいまいち消化不良な点などもあったが、全体的には家族愛もテーマになっているまあまあ楽しめる作品であった。

めっちゃ味あるボディスナッチャー系SFサスペンス

キショすぎる特殊メイクもすげぇけど、あっち行ったりこっち来たりしてるだけでめっちゃ間延びしそうなのにずっとワクワクする。
正直テンポはそこまで良くはないけど、王道ど真ん中&まとまり良くて普通にちゃんと面白い

ホラーSF専門誌等で度々紹介されていたものの、何故か地元のレンタルビデオ店では一切見当たらなくて、以来30数年、まさかのホラーマニアックスからBlu-ray発売となり、即予約。念願叶って観る事が出来ました！ありがとうホラーマニアックス！
設定が大胆で面白いですね。所謂ボディスナッチSFなのですが、エイリアンの目的が地球侵略ではなく地球の調査で、25年の長きに渡って人間の姿で地球に滞在し、時間が来たので帰るまでをアメリカの田舎町を舞台に牧歌的に描きます。
出演者が意外に豪華。主人公と行動を共にするナンシー•アレン。この作品の3年後に『スペースインベーダー』で再びボディスナッチSFに出て蛙を生きたまま丸呑みする事になるルイーズ•フレッチャー。この名優2人が狭い車の後部座席で並んで座ってわちゃわちゃするのが観られるという眼福。
特殊メイクを本作の前年に『遊星からの物体X』に参加しているジェーン•カミングスが担当しているので、エイリアンが人間の皮膚をベリベリ剥がして本体を現す様はかなり気持ち悪いです。
脚本に『シカゴ』『ドリームガールズ』『グレイテスト・ショーマン』などのビル•コンドンが参加しているのも注目！