horahuki

ガス燈のhorahukiのレビュー・感想・評価

ガス燈(1940年製作の映画)
3.5
私は狂ってるの…?

ロンドンの街に越してきた夫婦。昔は仲良かったのだけど、ここ最近夫から「物忘れ多くない?あと物盗むのやめて!」とか言われるように…。でもそんなことした記憶なんてない。それをネタに毎日のように怒鳴られ続ける奥様がベッドで泣きながら耐え忍ぶ姿が可哀想になってくるクソ夫スリラー。

2ヶ月近く前に見たから内容あんまり覚えてないやつ…😱感想書かずに溜めてるとほんとダメですね。忘れないようにするためにフィルマやってるのに…本末転倒だわ😅

事あるごとに全部奥様のせいにして、メイドにまで「ウチの妻は頭おかしいから」とか言う始末。ほんと夫カスすぎ!態度も横暴だし良くこんなのと一緒にいるな〜と思うけど、ストックホルム症候群的なアレなのかな🤔夫にコンサートに誘われて超ウッキウキな奥様が超可愛いのだけど、その奥様のウキウキをどん底に貶めるクソ夫の嫌がらせは胸糞…💢

ガス燈の明滅(暗転?)をサスペンスの主要素として取り入れているのだけど、それを自覚していない奥様の夫に対する深層部分と対応させている感じ。そのガス燈をつけさせる相手からのトラッキングでそいつを中心とした三角形の構図や、ドアの開閉状態の対比で関係性を都度都度的確に演出していくのが良かった…と思う!

夫婦の背後を見送るロングショットが2人の纏うミステリアスを野次馬的に見つめる街の住民たちの主観ショットとして以上に、観客の主観ショットして夫婦の内情を観察する露悪的な視線を強調する導入が本作の見せ物感を醸し出してて面白かった!…と思う。

どうやら1944年版が傑作のようなので、とりあえずそっちも見たい!多分近々見る…と思う!!
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