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『セイブド!』に投稿された感想・評価

GreenT
3.0
キリスト教系のハイスクールに通うメアリーは、パーフェクトなクリスチャンのボーイフレンドに、パーフェクトなクリスチャンの親友がいて、自分もジーザスを信じ、中絶クリニックでプロテストをするような高校生。

メアリーは変な色のマニキュアしたり、髪をカールしたり、ロック好きで、みたいな、全く普通の高校生なのに、全てのことにキリスト教が投影されているのが面白いです。

メアリーの親友のヒラリー・フェイは、こういうハイスクールもんで良く見られる典型的なボスタイプの女。しかしこれも宗教がかっていて、ヒラリー・フェイは他の人を「救う(save)」することに熱心なんだけど、すごい上から目線。

例えばもう一人の友達ヴェロニカは、ヴェトナム孤児で、黒人の両親がヴェトナムに布教に行った際に養子として貰われてきた子なんだけど、彼女のことをヒラリー・フェイは、「野蛮な国からクリスチャンに救われてきた子」として大切にする、みたいな。

あと、カッサンドラっていうユダヤ人の女の子がいるんだけど、彼女は反抗心に溢れた不良で、なんでユダヤ人なのにクリスチャンの学校にいるかっていうと、色んな学校を退学にされて、受け入れてくれる学校がここしかなかったから(笑)。

ヒラリー・フェイは、このカッサンドラを救おうとしているんだけど、カッサンドラにはいい迷惑。ちなみに、カッサンドラを演じるEva Amurri は、スーザン・サランドンの娘なんだって!へ~。

ヒラリー・フェイのお兄さんローランドは、身体障害者で、車いすに乗ってるんだけど、ヒラリー・フェイに移動を手伝ってもらわないとどこにも行けない。だけど、ローランドはキリスト教を信じてないし、ヒラリー・フェイのことをフェイクだと思っている。

このローランドを演じるのがマコーレ・カルキン!

ローランドはカッサンドラとカップルになるんだけど、この2人の絆とワルぶりがなかなか面白くて好感キャラ。

で、メアリーなんですけど、シニアになる夏に、ボーイフレンドのディーンから、「俺はゲイなんだ」と告白され、今までパーフェクトだった自分の「クリスチャン・ライフ」にひびが入り始める。

メアリーは、どうすればディーンを救えるか?と考え、自分とセックスすることで女性愛に目覚めさせる、と考えるのですが、処女を守るのもクリスチャンの教えなので葛藤する。

葛藤の末、ディーンとセックスするのだが、ディーンの両親はゲイ雑誌を見つけて即座にディーンをクリスチャンの矯正施設に送ってしまう。

この矯正施設ってのが、『ある少年の告白』でも取り上げられていた施設と同じだと思うんだけど、カッサンドラが「施設に送るのは、親が子供の問題に向き合いたくないから。問題がある子供のためにあるんじゃなくて、問題に向き合いたくない親のためにある」って言うのがすごい!真実を突いている!って思った。

しかもディーンはやっぱり同性愛で施設に送られた男の子と知り合ってカップルになってしまう。そもそも同性愛を「矯正する」って考え方がおかしいと思うけど、それ以前に矯正したいなら施設に送ることになんの意味もないってことが良く分かる。

で、メアリーなんですけど、自分のボーイフレンドを「正しい道」に導こうとヴァージンを捨てたのに、ディーンは施設に送られてしまった上、自分は妊娠してしまう。

オープニングで中絶クリニックで中絶しに来た女性を罵倒していたんだから、中絶なんてできない。

ここら辺からメアリーは、キリスト教の教えを疑い始める。神様は自分を救ってくれるんじゃなかったっけ?

ヒラリー・フェイは、自分の大好きなクリスチャン・ロック・バンドがプロムに来てくれると知って「ほらね!祈ればなんでも願いはかなうのよ!」と全く疑う様子もない。

で、ハイスクールの校長の息子パトリックが、パトリック・フージェットで、『あの頃ペニー・レインと』のときと違って、イケてる男の子役なんですけど、この子はなぜかメアリーのことが好きらしい。なんで好きなのかちゃんと説明されていないので、なんでこの子がディーンって彼氏がいて、妊娠してるってわかっているのにメアリーに執拗に迫るのか?また、メアリーがうんと言わないのでヒラリー・フェイとつるんでいるのか、その辺が良くわからん。

まーしかし、信仰に疑いを持ち始めたメアリーは、ヒラリー・フェイの取り巻きをやめ、カッサンドラとローランドと仲良くなり、お腹はどんどん大きくなって、お母さんはパトリックのお父さん(校長)と付き合い始めるんだけど、校長は奥さんとの仲が冷めているのにクリスチャンだから離婚できなくて、だけどメアリーのお母さんを好きになってしまい、不倫はできないので悩む、みたいな、ハイスクールもんの定番のストーリー展開にクリスチャンに対する洞察が入っていておもしろい。

ただ、これはクリスチャンをおちょくっているのでも否定しているのでもなく、 "Saved!" ってタイトルが表している通り、「神様に救われる人は、ルールにがんじがらめになっている人ではない。一生懸命生きている人は救われる」みたいな結構いい話になってて良かったです。
3.8
キリスト教系の高校を舞台に、期せずして神様の教えに背く事態に陥った迷える少女の“救済”への道のりをユーモラスに綴るシニカル・コメディ。同性愛や10代の妊娠という問題を取り上げ、キリスト教を皮肉る内容が一部の信者から反発を招くなど全米で物議を醸した問題作。日本劇場未公開。

「ハンガー・ゲーム」のジェナ・マローンに「ウォーク・トゥ・リメンバー」のマンディ・ムーアの人気若手スター、さらには映画界に復帰したあのマコーレー・カルキンくんにスーザン・サランドンの娘エヴァ・アムッリと、アイドル系ティーン映画の見本となりそうな華も話題性もあるキャスティングです。

久々に見るカルキンくんは車イスの青年役。その微妙な成長具合に初めて画面に登場した時は「ウゲッ」と絶句してしまいましたが、見慣れてくるとこれがなかなか良い演技をしている。さすが芸歴20年!この他の出演者もひとりひとりが輝いていて思わず引き込まれます。ただこの中では一番人気があったと思われるマンディ・ムーアだけはどうも浮いていたような気がする。役柄的にもただ一人損な役回りなのでそう見えてしまったのかもしれないのですが、さすがに女子高生役はもうきついのでは!?

同性愛、妊娠、宗教とテーマは重いものの、切り口はひたすら軽く爽快なので見ていてなぜか気持ちがいい。特に気に入ったシーンは「神の意思に反する」と妻との離婚を否定する父親に「自分の意思で決めなよ」と息子が諭すシーン。このシーンなど自分みたいな宗教にまるで興味も知識もない人間をも、優しく受け入れてくれる作品でした。これは隠れた良作じゃないかなぁ。
この時代のティーン映画って感じ👍🏻

変わり者のカサンドラ(エヴァ・アムーリ)とヒラリー(マンディ・ムーア)の弟(マコーレー・カルキン)が良かった!
お姉ちゃんの味方しないマコーレー・カルキン笑
ゲイって告白した彼氏にメアリーが妊娠したって言った時の反応が良かった!
全体的にはまぁまぁ

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上映日:

2019年04月19日

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