セイブド!の作品情報・感想・評価

「セイブド!」に投稿された感想・評価

torakoa

torakoaの感想・評価

2.0
クリスチャン向けの高校(でいいのか)に通い真面目に信仰してるヒロインが、彼氏からゲイだと打ち明けられて彼を救わねばと使命感に燃えて考えた末に初体験、彼は家族にゲイ雑誌が見つかり治療施設に送られてしまい……といった話。

コミカルな宗教ネタに色々問題点を混ぜ込みながらトーン明るめな作品。面白そうなのにあんまり面白くない。古い青春ラブコメに宗教ネタ混ぜただけみたいな非常にチープな味わい。話やキャラのベースが30年前くらい前のまま止まってる感じ。ロックンロールハイスクールぐらい古そう。ハイスクールミュージカルも大体こんなんだった気もしてきたけど。

ユダヤ人の不良女子が漫画キャラすぎて、こんなのどうすれば普通に話が通じそうな人に変わっていけるんだろうと思ってたら何だか一転して主人公の親友になったり、これまた漫画キャラな小学生的ボス女子みたいな親友が主人公と大して会話もないままに仲違いして(理由はわかるけど描写としては唐突)険悪な仲になったり、不思議な展開の連続。

校長息子が主人公を気に入ったのは美人だから。彼を主人公が気になるのもひと目見た途端。車椅子のマコーレー・カルキンと不良女子は割と即くっついて理解し合ってるらしい。ついて行けないよー。何故にそこでキス?ついて行けないよー。小見出しだけを見せられてるような展開で、何と言うか情緒がない。

悪役が色々やって云々なあたりもアナクロだし、校長息子はとりあえず主人公に男宛てがっとけ的やっつけ感でキャラに魅力ないし、プロムとやらが超重要なのもあるあるながら感覚がわからないし、不良女子は終盤すっかり個性が漂白されてただいるだけみたいになってるし、終盤の小学生的ボス女子の行動が謎だし。何だかんだでハッピーエンドになるのは嫌いじゃないけど、そこに至るまでが、いつものあれでちょちょっと起伏つけました程度で何だかなーと。

主人公達は正義・打倒悪役みたいな図式で安易に話動かすやつが苦手なのもある。悪役も小学生みたいだし、報復とばかりに喜々として意地の悪いことをして溜飲を下げる主人公も好きになれない。書いてて思ったけど、これが自称敬虔なクリスチャンの姿だというシニカルなネタなのかなー。
リメイクされることはないだろうけど、別の脚本家とか漫画家とかならもっとちゃんと面白くできる素材だったんじゃないかなーこれ。

自分が父だと知らされた彼の反応は嘘くさくない感じの演技でよかったので、そこで色々赦せる気がしてしまったけど。彼はたまにほんのりジマーマン(フィギュアスケート)似な気がする。校長と顔の系統似てて、この二人のほうが親子感出たんじゃないかなと思った。
あとマコーレー・カルキンのわかりにくい仮装は好きだったしフォーマルな彼は美しかった。主人公母子美人。ヒロインは『プライドと偏見』の愚妹の人。

不良女子は割と肉感的な割に細身の胴、そして豊乳で長身という、見る度何か驚きのある容姿の持ち主。スーザン・サランドンの実娘だそう。父似なのかな。薄っすらジェニファー・ロペス似な気がしたボス女子はちょっとムチムチでみっちり肉厚なスタイルの良さが素敵。ジャケ写中央がそうなんだが、この写真だと松原のぶえ似だ。芝居はちょっと過分なやってやるぜ感があるように思ったけどこれから期待の人達という感じ。
校長息子は正直何か垢抜けないモテ男だった。転入生マジックか。

スポーツマンの彼がゲイだなんて信じられない、っつってフィギュアスケートかよ!ってのがね。あるあるで笑えるネタなのはわかるんだけど、北米マッチョイズムによりフィギュアスケートやってる男はゲイだと言われがちな風潮を苦々しく思ってるフィギュアスケート好きとしてはあんまり笑えず。
思い出したこと。男性はちょっとしたことでゲイ疑惑を持たれるらしく、トートバッグはゲイだとか長財布はゲイだとか、この色着てたらゲイだとか決めつけが色々あるそうで。マッチョイズムが過ぎて頭どうかしちゃってるな。



多分セルDVDのみ。
吹替なし。字幕翻訳:田中武人
文末省略で何を言わんとしてるのかわからないところがちょこちょこあった。
whomi

whomiの感想・評価

-
登場人物1人1人が癖があって、でも話が進んでいくと応援したくなる。テンポも良くて見やすいし、楽しい。
マンディムーア見て髪型と肌の色で人ってこんなに変われるんだなって思った。
GreenT

GreenTの感想・評価

3.0
キリスト教系のハイスクールに通うメアリーは、パーフェクトなクリスチャンのボーイフレンドに、パーフェクトなクリスチャンの親友がいて、自分もジーザスを信じ、中絶クリニックでプロテストをするような高校生。

メアリーは変な色のマニキュアしたり、髪をカールしたり、ロック好きで、みたいな、全く普通の高校生なのに、全てのことにキリスト教が投影されているのが面白いです。

メアリーの親友のヒラリー・フェイは、こういうハイスクールもんで良く見られる典型的なボスタイプの女。しかしこれも宗教がかっていて、ヒラリー・フェイは他の人を「救う(save)」することに熱心なんだけど、すごい上から目線。

例えばもう一人の友達ヴェロニカは、ヴェトナム孤児で、黒人の両親がヴェトナムに布教に行った際に養子として貰われてきた子なんだけど、彼女のことをヒラリー・フェイは、「野蛮な国からクリスチャンに救われてきた子」として大切にする、みたいな。

あと、カッサンドラっていうユダヤ人の女の子がいるんだけど、彼女は反抗心に溢れた不良で、なんでユダヤ人なのにクリスチャンの学校にいるかっていうと、色んな学校を退学にされて、受け入れてくれる学校がここしかなかったから(笑)。

ヒラリー・フェイは、このカッサンドラを救おうとしているんだけど、カッサンドラにはいい迷惑。ちなみに、カッサンドラを演じるEva Amurri は、スーザン・サランドンの娘なんだって!へ~。

ヒラリー・フェイのお兄さんローランドは、身体障害者で、車いすに乗ってるんだけど、ヒラリー・フェイに移動を手伝ってもらわないとどこにも行けない。だけど、ローランドはキリスト教を信じてないし、ヒラリー・フェイのことをフェイクだと思っている。

このローランドを演じるのがマコーレ・カルキン!

ローランドはカッサンドラとカップルになるんだけど、この2人の絆とワルぶりがなかなか面白くて好感キャラ。

で、メアリーなんですけど、シニアになる夏に、ボーイフレンドのディーンから、「俺はゲイなんだ」と告白され、今までパーフェクトだった自分の「クリスチャン・ライフ」にひびが入り始める。

メアリーは、どうすればディーンを救えるか?と考え、自分とセックスすることで女性愛に目覚めさせる、と考えるのですが、処女を守るのもクリスチャンの教えなので葛藤する。

葛藤の末、ディーンとセックスするのだが、ディーンの両親はゲイ雑誌を見つけて即座にディーンをクリスチャンの矯正施設に送ってしまう。

この矯正施設ってのが、『ある少年の告白』でも取り上げられていた施設と同じだと思うんだけど、カッサンドラが「施設に送るのは、親が子供の問題に向き合いたくないから。問題がある子供のためにあるんじゃなくて、問題に向き合いたくない親のためにある」って言うのがすごい!真実を突いている!って思った。

しかもディーンはやっぱり同性愛で施設に送られた男の子と知り合ってカップルになってしまう。そもそも同性愛を「矯正する」って考え方がおかしいと思うけど、それ以前に矯正したいなら施設に送ることになんの意味もないってことが良く分かる。

で、メアリーなんですけど、自分のボーイフレンドを「正しい道」に導こうとヴァージンを捨てたのに、ディーンは施設に送られてしまった上、自分は妊娠してしまう。

オープニングで中絶クリニックで中絶しに来た女性を罵倒していたんだから、中絶なんてできない。

ここら辺からメアリーは、キリスト教の教えを疑い始める。神様は自分を救ってくれるんじゃなかったっけ?

ヒラリー・フェイは、自分の大好きなクリスチャン・ロック・バンドがプロムに来てくれると知って「ほらね!祈ればなんでも願いはかなうのよ!」と全く疑う様子もない。

で、ハイスクールの校長の息子パトリックが、パトリック・フージェットで、『あの頃ペニー・レインと』のときと違って、イケてる男の子役なんですけど、この子はなぜかメアリーのことが好きらしい。なんで好きなのかちゃんと説明されていないので、なんでこの子がディーンって彼氏がいて、妊娠してるってわかっているのにメアリーに執拗に迫るのか?また、メアリーがうんと言わないのでヒラリー・フェイとつるんでいるのか、その辺が良くわからん。

まーしかし、信仰に疑いを持ち始めたメアリーは、ヒラリー・フェイの取り巻きをやめ、カッサンドラとローランドと仲良くなり、お腹はどんどん大きくなって、お母さんはパトリックのお父さん(校長)と付き合い始めるんだけど、校長は奥さんとの仲が冷めているのにクリスチャンだから離婚できなくて、だけどメアリーのお母さんを好きになってしまい、不倫はできないので悩む、みたいな、ハイスクールもんの定番のストーリー展開にクリスチャンに対する洞察が入っていておもしろい。

ただ、これはクリスチャンをおちょくっているのでも否定しているのでもなく、 "Saved!" ってタイトルが表している通り、「神様に救われる人は、ルールにがんじがらめになっている人ではない。一生懸命生きている人は救われる」みたいな結構いい話になってて良かったです。
ツタヤ

ツタヤの感想・評価

3.8
キリスト教系の高校を舞台に、期せずして神様の教えに背く事態に陥った迷える少女の“救済”への道のりをユーモラスに綴るシニカル・コメディ。同性愛や10代の妊娠という問題を取り上げ、キリスト教を皮肉る内容が一部の信者から反発を招くなど全米で物議を醸した問題作。日本劇場未公開。

「ハンガー・ゲーム」のジェナ・マローンに「ウォーク・トゥ・リメンバー」のマンディ・ムーアの人気若手スター、さらには映画界に復帰したあのマコーレー・カルキンくんにスーザン・サランドンの娘エヴァ・アムッリと、アイドル系ティーン映画の見本となりそうな華も話題性もあるキャスティングです。

久々に見るカルキンくんは車イスの青年役。その微妙な成長具合に初めて画面に登場した時は「ウゲッ」と絶句してしまいましたが、見慣れてくるとこれがなかなか良い演技をしている。さすが芸歴20年!この他の出演者もひとりひとりが輝いていて思わず引き込まれます。ただこの中では一番人気があったと思われるマンディ・ムーアだけはどうも浮いていたような気がする。役柄的にもただ一人損な役回りなのでそう見えてしまったのかもしれないのですが、さすがに女子高生役はもうきついのでは!?

同性愛、妊娠、宗教とテーマは重いものの、切り口はひたすら軽く爽快なので見ていてなぜか気持ちがいい。特に気に入ったシーンは「神の意思に反する」と妻との離婚を否定する父親に「自分の意思で決めなよ」と息子が諭すシーン。このシーンなど自分みたいな宗教にまるで興味も知識もない人間をも、優しく受け入れてくれる作品でした。これは隠れた良作じゃないかなぁ。
これこれ!このマコーレー・カルキンとてもいい。『ジュノ』より早く十代の妊娠を扱った作品なのだが、こちらのほうが軽く、ぶっ飛んでいる。終わりもライトなのだが、その写真がとてもいい。娘がもう少し大きくなったら見せたいけど手にはいるかな?嫌われ者のカサンドラ(本当にこの預言者の名前付ける親いるの?)はサランドンズドーター。いい味出してます!
占野

占野の感想・評価

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大学の講義で見た。
なんかみんなアホっぽくて面白い。
あのユダヤ人の子めっちゃ好き。
クリスチャンの高校が舞台。
敬虔なクリスチャンの主人公が「ゲイかもしれない」と告白した彼氏を救うためにセックスしたら、妊娠してしまい……。というお話。

マンディ・ムーアがすんっごいヒール。
マコーレカルキンとかサンドラ・ディーの娘とかキャストが豪華〜〜〜〜

一番大事なものってなんなんだろう?っていう問い。信仰も慣習も生きる上での大事な軸だけど、それから外れたことが全部間違いなの?っていうのを90分言い続ける。

ちょっと長い感じは否めないけど面白かった、ビタースウィートなだけじゃない学園映画!

でもこんな波乱万丈の学園生活は妊婦に悪いんじゃないのかな……(^。^)
4423

4423の感想・評価

4.0
カサンドラ役のエヴァ・アムッリに一目惚れ。なんと彼女はスーザン・サランドンの娘らしい。これを知って納得した。目元とかめちゃくちゃ似てるもん。そうか、あのギョロ目は母親譲りなのか。あーもうこの人本当に好きだわー。最高。あと彼氏が妊娠を知った際に発した言葉が「すごい」というのがなんかよかった。あの年でこんな風に素直に喜べるやつってなかなかいないと思う。
ジジ

ジジの感想・評価

4.6
自分の中に信念があるカサンドラがとにかく素敵。
カサンドラとマコーレー・カルキン演じるローランドのカップルがクールでかっこよすぎ。
メアリーとパトリックの2人のもどかしい恋も微笑ましかった。
恋人とゲイの元彼とその彼氏に囲まれてのハッピーエンドはなんだか不思議で満たされた。

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