🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-675 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋アメリカ財務省の協力のもと、特別税務調査官の2人が、マフィアの偽札ルートを追って潜入捜査を行う姿を通して、捜査官の非情な運命を描いたフィルム・ノワール作品です。

🖋アメリカ財務省の人？が事実に基づいてナレーションを交えながらセミドキュメンタリータッチで情報を補完しながら物語りは進んでいきます。見どころはおとり捜査官のプレッシャーと息苦しさがヒシヒシと伝わってくるそのストーリー展開と、監督のアンソニー・マンによる縦や垂直の構図の固定画面で全く無駄のない映像です。特にサウナでの殺害シーンなどは必見です。

🖋主演はデニス・オキーフ。アンソニー・マン作品には何本も主演している俳優です。この熱演も素晴らしいです。96分間、全く隙がなく丁寧に作られたフィルムノワール、とても楽しく鑑賞できます。

😊Story:（参考:allcinema ）
デトロイトに巣食うイタリアン・マフィア、ヴァントゥッチ一味。ロサンゼルスで発見された大量の偽札に、一味が関与していると睨んだ財務省捜査課によって、潜入捜査官（通称Ｔメン）としてオブライエンとジェナーロが送り込まれた。２人は偽名を使い、マフィアのドンであるヴァントゥッチの下で働き始める。それぞれロサンゼルスに送り込まれ、マフィアとして裏社会の偽札ビジネスに関わる一方、捜査官として捜査を進めるが、ジェナーロは、休暇でロスに来ていた妻と街で出会ったことがきっかけで、財務省捜査官であることがバレてしまう

🔸Database🔸
・邦題 :『Tメン』
・原題 :『T-MEN』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1947
・日本公開 : 劇場未公開
・上映時間 : 96分
・受賞 : ※※※
・監督 : アンソニー・マン
・脚本 : ジョン・Ｃ・ヒギンズ
・原作 : ※※※
・撮影 : ジョン・アルトン
・音楽 : ポール・ソーテル
・出演 : デニス・オキーフ、メアリー・ミード、アルフレッド・ライダー

🔸Overview （参考:Wikipedia）🔸
「ウィンチェスター銃'７３」「グレン・ミラー物語」を手がけた巨匠アンソニー・マン監督が、実話に基づいて映画化したフィルム・ノワール。 日本では劇場未公開。 主演はデニス・オキーフ、メアリー・ミード、アルフレッド・ライダー。

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Treasualy Agents ＝ 税務調査官

実話ベースのモノクロ・セミドキュメンタリィ風ノワール・サスペンス

"セミ"ドキュメンタリィなのでPOVとかで見づらくなく、緊張感もある潜入捜査モノでした！

1947年の作品ながら、今観ても十分唸れる良作☆



"上海の金"事件を紹介しよう。

偽札事件が横行しているロサンゼルス。
デトロイトのギャングも絡んでいるらしい。

そこで当局は捜査官を送り込むことに。
オブライエンとジェナーロである。

2人は早速情報を仕入れギャングに成りきり、偽札や原版をちらつかせて潜入を始めた。

しかし、ある出来事から捜査官であることがバレてしまい……



なんとも丁寧な作り。

財務省とか捜査官の教科書に使えそうですw

しかも実話ベース、ドキュメンタリィながら地味にならず、『ディパーテッド』的なドキドキを感じられる！

心臓に悪いシーンが何度もあって楽しかった♪

96分によくまとめられた凄い作品(〃ω〃)

めちゃくちゃ面白いし顔と名前覚えられないマンの俺でもギリ把握出来るくらいのコンパクトな編成でお送りされていて助かった、尚話自体は異常にデカい模様。一歩間違えれば即アウトの潜入捜査ならではのジリジリとした緊張感がしっかり持続するし、まさかあのタイミングで嫁氏（めちゃくちゃ可愛い）と遭遇してしまうとは…しかも嫁氏のせっかくの機転が生きないのが悲しい。スキームがスチームで殺される例のシーンでなんとなくナディアのフェイトさんを思い出してしまったし、洗面台に貼り付けたプレートをなんとかバレずに取ろうとひたすら手を洗うとこ（を下から撮る）、まさにコロナ時代に観るべきお手本的ワンシーン（？）。一本道でのノーガード撃ち合いも迫力がある、傑作お仕事お疲れ様ムービー。