アンソニー・マン監督の「Tメン」47'のセルフリメイク作。
「Tメン」は都会の偽札偽造、本作はメキシコ🇲🇽国境の田舎での不法移民と対象は違うが潜入捜査は踏襲、キャストも違うので続編と言う訳でもないが…
『Tメン』のリメイクらしい。『国境事件』の方がストーリーがこなれている気がする。リメイクとはいうものの潜入捜査ものであること以外はだいぶ違う内容だ。
ノワールに西部劇と監督の得意ジャンルが合わさって…
原題『Border Incident』 (1949)
監督 : アンソニー・マン
脚本 : ジョン・C・ヒギンズ
撮影 : ジョン・オルトン
編集 : コンラッド・A・ナーヴィグ
音楽 : アンド…
「Tメン」のセルフリメイク
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📍あらすじ
大規模農業で人手が欲しいアメリカ。仕事を求めるメキシコの労働者たち。しかし入…
『Tメン』のセリフリメイクというより、設定が似た続編。舞台も都市ではなく半分西部劇。ズブズブと沼に沈む冒頭から西部劇みたいなラストまで非情な暴力がモノクロに映える。静かに冷たく進行しながら、その下で…
>>続きを読む潜入捜査を描いた傑作「Tメン」(1947)の、監督アンソニー・マン×撮影ジョン・オルトンが同作をセルフ・リメイク。ただし舞台も捜査対象も全く違う。
貧困のメキシコから職を求めてアメリカ入国を希望す…
同じ監督と脚本によって作られた『Tメン』のプロットを軸となる潜入捜査の過酷さはそのままに、メキシコとアメリカの国境で起こる事件を捜査する二国の捜査官のドラマに無理なく変える仕事っぷりはまさに職人。所…
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