愛獣 熱く凌すの作品情報・感想・評価

愛獣 熱く凌す1984年製作の映画)

製作国:

上映時間:64分

3.0

「愛獣 熱く凌す」に投稿された感想・評価

家出した妹(中川みず穂)のヌードグラビアが発見されたのを契機にして、憂えた姉(沢田和美)が捜索のために単身上京する。「魔性の女の血統」をもつ姉妹の自己実現を描いているロマンポルノ。製作はAMI企画。題名の「凌す」は「けがす」と読む。

主人公姉妹の故郷は、都会の喧騒から離れた場所にある西湖村(現在の富士河口湖町)。母親は男を惑わす魔性の女であり、バイク乗りのチンピラにレイプされた後に、妹を出産。その事実を苦にした妹が、やがて家出する。

単独行動を取っていた主人公が、裏ビデオ業界人の青年(山田桂司)の支援を受けながら、妹の足跡を辿っていく。妹は「本能」、姉は「自我」の暗喩として描かれるのだが、母親の血はどちらにも流れているため、ど~のこ~のというパターン。

「奔放な女≒自立した女」という方程式を暗示させながら、「その人にとっての、甲斐のある人生とは?」を説いているのが好印象。その人が置かれている生活環境だけで人間の優劣を判断するという行為が、どれほど馬鹿げた行為なのかがよく分かる。