邦題だけ見れば有名な「悪魔の棲む家」シリーズ関連に見えますが、原題は「The Evil」と無関係な上により早く制作されているオリジナル作品。これが思わぬ掘り出し物でした。

「悪魔の棲む家」は実話がベース故に表現は割と地味に終始していたものの、こちらはお化け屋敷よろしく様々な仕掛けが用意されており、冒頭から人が燃えたり木材が落ちて来たり、その後も人間が吹き飛ばされたり服が剥ぎ取られたり、ロープに電流が走ったり発火したり土が人を飲み込んだりと登場人物の大半はただ犠牲になる為に用意された感が拭えないのですが（笑）、その派手で豊富なアイデアの連続には舌を巻きましたし、一斉に素早く閉まるドアや窓も適度な恐怖感を煽ってくれます。

終盤のお化けが評価の分かれどころですが、良くも悪くも（？）結構印象に残ります。

悪魔の棲む家のばったもんながら(邦題のみ)
意外と面白い！
麻薬患者のリハビリ施設を新設するため、郊外の大きな屋敷を購入した夫婦。
スタッフも続々集まり、総出で改装工事。
だがしかしスタッフの連れてきたお利口わんこが地下室の封印をここ掘れわんわん。
主人公がその封印を開けてしまったがために悪魔が復活してしまう。

グロってほどじゃないけど手を切り落とす場面なんかも。
館の窓や出口が一斉に閉じ始めたり、大地震のように揺れたりする仕掛けも良すぎて思わず笑ってしまった。
それぞれのキャラの描き方や、ひとりひとりまたひとりと殺られてゆく場面の見せ方もとってもよく、キャラに愛着が湧いてしまったがゆえに物悲さを感じた。
今は亡き元館の主人の幽霊が出てきて、真っ白な彫刻みたいなビジュアルだったのがツボ。
実体化して見える悪魔の正体だけがショボくてそこだけちょっと残念だったな。

• #AMITYVILLE_n

📀オカルト・ホラー
監督：ガス・トリコニス

「悪魔の棲む家」シリーズの番外編。

「悪魔の棲む家」とは、全く別物。
子供の頃に観た記憶があり、再度鑑賞。
とある屋敷を借りた心理学者と、その教え子たちが屋敷に閉じ込められてしまい、怪奇現象に襲われる。
古い映画なわりに、いろいろ見せ場があって飽きがこない。
ぬか喜びするシーン、インパクトあるなぁ！
本当に悪魔が「住んで」いた。
しかもこの悪魔、なかなか味のあるキャラで（笑）
ある意味、本家より面白かった－！

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