引退して落ちぶれた元サッカー選手のハートフルな再生ストーリー。

まず豪華なキャスト陣に驚く。ジェラルド・バトラー、ユマ・サーマン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズなどなど…。正直言ってこんな凄いキャストでやる内容ではないけれど、豪華だからこういう普遍的なアメリカらしいご都合主義ドラマでも、なんか見れちゃう部分もある。

ただ、それを踏まえても展開はちょっと荒い。悪くないんだけど、常識人のキャラクターが極めて少ないから、全体を通して腑に落ちない場面は多め。個人的には「え、それでええんか？」っていう感覚がずっと薄っすらあるみたいな。

あと、コメディだからあんまり気にしすぎずに見るのが正解なんだろうけど、サッカー要素がちょっと自虐的。ストーリーとは関係なく、アメリカでのサッカーの扱いに色々と思うところはありました。

モテる男の辛さを描いたコメディーでした。

この作品の事はＴＳＵＴＡＹＡさんの棚で見かける以前は全く知らない作品でした。ですが意外に豪華なキャストで占められた出演陣に驚いた作品で父子の愛情回帰を中心にした温かいドラマでした。

元サッカーの花形選手だったバツイチの男をジェラルド・バトラーが扮しています。大きな怪我をし引退した後は目指す仕事に就く事が出来ずにいた男。愛する元家族の事が忘れられず町に戻ってくる。
経験を買われて別れた息子の小学校のサッカー・チームのコーチに就任する。彼は週末に過ごす息子との時間に過去の修正を目指すのだが、色男の彼に父兄の女性たちが群がって来るのだった・・・。

色男の元サッカー選手のモテ過ぎる悩みを絡めた家族の愛情を描いたコメディー色の強いドラマで気楽に楽しめる作品です。欲求不満の主婦にユマ・サーマン、その夫で浮気性の男にデニス・クエイドが演じて笑わせてくれます。そして男がスポーツ・キャスターを目指す仲介役にあのキャサリン・ゼタ・ジョーンズが色を添えて相変わらずの美しさを見せています。

本当に洋画の世界は離婚夫婦の物語が多いのですが楽しく見れるイヤミの無いドラマでした。

記録