
ポルトガル北東部の山岳地帯、トラス・オス・モンテス。マノエル・ド・オリヴェイラ監督の『春の劇』のロケ地であるこの村は、ポルトガル建国以前の、ローマ時代から続く古き文化を色濃く残すエリアである。男たちは都会への出稼ぎで不在で、女たちが家を守り、子どもたちは無邪気に自然と戯れている。村人たちの質素な日常を捉えているが、ドキュメンタリーではなく、この村に何世紀もの間に積み重なったさまざまな時代の歴史を、時空を超えた詩的な視点でとらえている点が特徴である。アントニオ・レイス監督は詩人や民俗学者でもあり、国立映画学校ではペドロ・コスタ監督を指導した。
四国山脈に隔たれた高知県。いまだダムのない暴れ川の異名をもつ四万十川。太平洋に流れ出るその川の流れと共に、生きてるものが死んでいて、死んでるものが生きてるかのような土地で老いた祖父と余命を…
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>>続きを読む雪で覆われた青森の山々。毎晩、魚屋の父は街の市場に出かけてゆく。父の出がけに目を覚ました6 歳の息子は、そのあと眠ることが出来ない。皆が寝静まる家の中、少年は絵を描き、それをランドセルにし…
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