トラス・オス・モンテスの作品情報・感想・評価

トラス・オス・モンテス1976年製作の映画)

製作国:

上映時間:108分

4.1

『トラス・オス・モンテス』に投稿された感想・評価

昼寝

昼寝の感想・評価

4.4

今回も全く意味がわからなかったのだけど上映があるたびに必ず見に行ってしまう。見るたびに少しづつ身体に染み渡っていくような感覚。凍った川に取り残された魚の死骸、父を見送る娘の長く伸びる影、白煙を吐いて…

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美しい映像の数々。山間に広がる草原や冷たそうな川の水、そこで遊ぶ子供達の姿にのんびりと癒された。

"郷愁"といえば聞こえがいいけど、この映画には田舎を後にした悔恨のような、後ろめたさのような感情も…

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「ママ 水は機織りなんだね」
これは詩だ、と感じるとき何によってそう感じさせられるのだろうか。 
小鳥たちの鳴き声、走りまわる子どもたち、踊る村人たち、さまざまなリトルネロ。 

「降雪は人間たち…

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Yuhi

Yuhiの感想・評価

-
これを『ニッポン国 古屋敷村』と併映するアテネ・フランセのセンスに脱帽しました。そうみると、パラジャーノフやアブラゼの映画と繋がってくる。小松弘がマフマルパフ『ギャベ』を褒めてたのを思い出した。
Ryoma

Ryomaの感想・評価

4.3

最初は、そもそも、カメラの前に存在する、人/物/風景が圧倒的に豊かで、魅惑的で、それらが持っている神秘の力を、そのままフィルムの上に定着させてしまおう、というだけの映画に思えたのだが、段々と、少ない…

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Okabe

Okabeの感想・評価

4.3

地産品であろうボーダーの衣服に身を包んだ蜜蜂の妖精達。山間に吸い込まれる「アルマーニャ…」の声。夜を走る列車から立ち昇る蒸気が竜みたいでちょっと凄い画だったな。全体としてはフォトジェニックな場面がた…

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flyone

flyoneの感想・評価

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山々の稜線をゆったりとした右方向へのパンで捉えるパノラミックなショット。『トラス・オス・モンテス』のこのファースト・ショットに、これはすばらしい映画であると確信する。複雑なところのないロング・ショッ…

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オリヴェイラのような優雅さとは異なり、モンテイロのような人を食ったような道化もなく、コスタのような暗がりとも異なり、ローシャのような死の気配とも異なり、緩やかなポルトガルの大地の時間を捉えることの幸…

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アントニオ・レイス。

ポルトガル語で「山の向こう」を意味するトラス・オス・モンテスは、国土の北東部、スペインと国境を擁する州であった(現在の統治区分ではアルト・トラス・モンテス準地域)。
ドイツの…

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映画との出会い。
仕事終わりに観たこともあり、分からないことも多かった。眠かったし。

次の日の朝、通勤時にこの映画を反芻したときのあの気持ちや高揚感、世界や自分への肯定感。この気持ちは、唯一無二か…

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