「現在の話は死人の記憶となる」
絵画みたいなうつくしいカットばかりで、みとれながら画面をみていた。ところどころうとうとしてしまったのだけれど、いつ目覚めてもすてきな画がスクリーンにあって安心した。…
あの人たちは誰なのか、どこから来たのか。幻想世界の住人のようでありながら、彼らはほんとうは誰にでもなりえて、どこにもいる普遍の存在かもしれない。
埃っぽい寒村、未来の子孫と出くわす少年、父を見送る少…
素朴な生活風景、色鮮やかな自然風景。
本作には映像を阻害する物語性は一切なく、淡々と映し出される映像詩と断片的に入るセリフのみが作家性を浮き彫りにする。
映画芸術における引き算の美学がなんとも素晴ら…
美しい映像の数々。山間に広がる草原や冷たそうな川の水、そこで遊ぶ子供達の姿にのんびりと癒された。
"郷愁"といえば聞こえがいいけど、この映画には田舎を後にした悔恨のような、後ろめたさのような感情も…
「ママ 水は機織りなんだね」
これは詩だ、と感じるとき何によってそう感じさせられるのだろうか。
小鳥たちの鳴き声、走りまわる子どもたち、踊る村人たち、さまざまなリトルネロ。
「降雪は人間たち…
最初は、そもそも、カメラの前に存在する、人/物/風景が圧倒的に豊かで、魅惑的で、それらが持っている神秘の力を、そのままフィルムの上に定着させてしまおう、というだけの映画に思えたのだが、段々と、少ない…
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