メモ
原住民の人々と都心部に住む人々の暮らしの差が露骨に映像の中に映し出されている。
こんなにも強制的に追い立てられてしまうのだろうか。
技術面において、カメラの移動による長回しが多く見受けられ…
先住民族に西洋的な起承転結ある"物語"を押し付けている時点で、あるいは映画というメディウムを用いているという時点で、メタなポストコロニアル的立場に立っている。そこに自覚的なのかわからないが、極端に「…
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セネガルの森に住むディオラ族
男たちは川で洗濯をし、女たちは弓矢で鹿を狩って暮らしている
女祈祷師のバディニャ、狩人の女ゼズヴェ、そして、怠け者の夫と別れ3人の子どもを連れて再婚するオコノ…
第46回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞。
オタール・イオセリアーニ監督作。
ジョージア出身の映画作家:オタール・イオセリアーニの長編第5作で、全編アフリカでの撮影を敢行した異色のドラマ映画です。…
マジカル、トライバル、
果物が落ちてくるわ、ワニと共生するわ、そんなパラダイスが滅びゆく様。
マジックパワーと、自然との共生を、
あからさまなフェイクで、あっけらかんに捏造して見せる。
仮想民族…
舞台がアフリカ、ディオラ族の暮らす森に変わってもイオセリアーニ節は全く変わらず!むしろこの作品があっての後の傑作群なのではと思う。
セリフが無くとも伝わってくる強烈なメッセージ!———川辺ヒロシ(ミ…
どうやって撮ったのか、どこまでが演出でどこまでが作為でどこまでが演技なのか気になる。監督に聞いても、なんとなく、明確な答えは返ってこなさそうではある。
序盤の、水の心地よい音を掻き消すように飛ぶヘリ…
空がまわり、タイヤがまわり、ミシンがまわる。みんなで望む黄昏れの夕景は、まるで映画のように、多くのまなざしをあずかり、いつもより少しだけ切なく、エンドロールの時間が流れて行く。どこまでが彼女たちの暮…
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