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『SOS北極… 赤いテント』に投稿された感想・評価

yaaa
4.0
1928年。
飛行船で北極点を目指してウンベルト・ノベル将軍が冒険に旅立つ。
が、途中で墜落。
飛行船救出の為各国が動きだす。

カンヌ受賞の監督の手腕とソ連映画らしいダイナミックな展開を期待するが、生き残ったノベル将軍の悩みを事件の関係者が将軍の部屋にわきだして聞き出すという謎の幻想映画の要素が。
まあ、それがあんまり面白くない。

サバイバルの過程はセットでなくロケ、本物のシロクマや砕氷船が出てきて迫力ある。SOS受信のシーンはかなり躍動感的。
まあ、それなりに見所もあるけどやっぱりあんまり面白くない。

しかし、クラウディア・カルディナーレがサイボーグみたいでえらい美人に写る。
よくよく調べたらプロデューサーが旦那さんなのね。
嫁さんキレイやろの自慢映画?!

ショーン・コネリーがほんまの脇役です。
菩薩
4.4
唐十郎(状況劇場)の紅テントに着想を得て制作された唐トーゾフのパニックアドベンチャー超大作、と言うのはもちろん真っ赤な嘘だが、この明らかB級エンタメ、もしくはいつサメ出てきてもおかしくない風の、8度7分の熱出しながら30分で作りましたみたいなジャケから想定されるものより何倍も見応えがある、なんせシロクマが出てくるし。ちなみに裏にはショーン・コネリー主演とデッカく書いてあるが、ショーン・コネリーは主演では無い、まぁいい役っちゃ役だが。

北極点に辿り着きながらその後遭難したノビレ将軍以下乗組員、彼等を救おうと極限の地に赴く者達と、彼等自身のサバイバルの行方。部下を見捨てて一人救出された将軍、40年経ってもその後悔は消えず、夜な夜な彼が救えなかった者達(その他関係者)による断罪裁判が行われる、そうして回想形式で話は進行していく。とにかく色々と常軌を逸している。なんせ舞台は北極、見渡す限り氷、八甲田山ばりに寒そうだし、そんな中で相変わらずアホみたいなカメラワークは健在である。例のシロクマにテントを襲われそうになるシーンだって中に人入っててもおかしくない本物シロクマがうろついてるし、しかもそのシロクマをこいつら食いやがる、ちゃんと「生で食ったら病気になるぞ!」と叱責する将軍、ちゃんと指揮しとるやん…。陸・海・空、縦横無尽にカメラは動き回り、バッキバキと氷を割りながら目的地を目指す本物の巨体砕氷船まで出現。テントを離れ自力で助けを求めに行く者も現れるが、当然の様にその内一人は力尽き自ら凍死を選択、このシーンを演じた役者さんガッツありすぎだし、ちょっと手足…真っ赤ですけども…。紅一点で存在感を発揮するC.Cことクラウディア・カルディナーレ、これがまた玉城ティナの元ネタ?ってくらい化け物地味ててどえりゃーベッピン、もはやCG。卑怯者!責任放棄!と世間の批判を浴び表舞台から姿を消したノビレ将軍、かたや彼を救おうとし命を落としたがめに英雄と崇められるショーン・コネリー、そんな歴史的事実を見つめ、二人の語り合いを通し、ノビレ将軍に贖罪の機会を与える。40年経てば軍服などもはや意味は無い、我等は寝巻きで語り合うべきだ、一人の人間として。自責の念に囚われ続けたノビレ将軍にも、遂に安らかな眠りは訪れるのか、まさに雪溶けならぬ氷溶けのラストに、細やかな感動を得る。
5.0
孤独と孤立がそくそくと伝わってくる哀しい映画でした。

1929年。主人公ノビレ将軍を隊長とする探検隊は飛行船イタリア号で北極探検に向かいます。
しかし北極近くでイタリア号は墜落、一行は遭難、死傷者も発生してしまう。大々的な救助隊が救助に向かいますが、救助されてきたのはノビレ将軍だけでした。ノルウェーの著名な探検家で、ノビレ将軍とは旧知のアムンセンも救助隊に参加しますが、行方不明になってしまう。当然のことながら帰国後のノビレ将軍には非難が集中します。

映画では北極探検のスペクタクルも描かれますが、映画の見せ場は実はここからで、遭難し命を落とした人間が次々とノビレの前に現れ、ノビレを断罪したり理解を見せたりします。
もちろんホラー映画ではないので、死者が蘇ってくるわけではない。これはノビレ自身の自責の映像化であり、現実には1人で自室の椅子に座っているノビレだけ。映画は、この自責と自問の過程で忍び寄る孤独と孤立に追いつめられ、動きがとれなくなってゆくノビレの姿をじっくり描いてゆきます。

そしてラスト。ノビレは(心の)アムンセンに問いかけます。
「こういう時、君ならどうする?」
アムンセンは静かに答えます。
「こんな時、私なら・・・眠るね。眠って夢を見る。偉大な先人たちが果たそうとして果たせなかった夢を。」
ノビレは目の前を見つめ、静かに自答する。
「凄い夢だ・・・。」
画面一杯に崩れ落ちる北極の氷山。そこにテーマ曲「ワレリヤの恋」が流れてゆく。素晴らしいラスト。間違いなく名作です。

海洋冒険家・堀江謙一氏は著書「太平洋ひとりぼっち」の中で「孤独と孤立は違うんじゃないか。」「孤独は耐えられるかもしれないが、置き去りにされた孤立には耐えられない。」という主旨のことを述べていました。
なぜか忘れられない言葉なのですが、これはまさにその孤独と孤立がダブルでそくそくと伝わってくる悲劇。哀しい映画でした。

追伸1
この映画は実話をもとにしています。
ノビレ将軍だけが救助されてきたことについては、複雑な事情はあったようであり、実際には帰国後も必ずしも非難ばかりではなかったようです。
公開当時、ノビレ本人はまだ存命中だったそうですが、この映画は観たのかな。

追伸2
この映画にはエンニオ・モリコーネが音楽を担当したバージョンがあるようですが、そちらは未見です。
私が観たのは、アレクサンドル・ザツェーピンという人が音楽を担当したオリジナルのバージョンですが、テーマ曲「ワレリヤの恋」は本当に名曲です。

追伸3
私が観たのは1970年に劇場で、あとは70年代後半にテレビで観ただけなので、レビュー内容には記憶違いもあるやもしれず、その際はご容赦を。

参考資料

「太平洋ひとりぼっち」
堀江謙一・著
1973年 角川文庫
角川書店

Wikipedia
「ウンベルト・ノビレ」

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