西側の人間は意識せざるともショーン・コネリーを傲慢なゼロゼロスパイ、クラウディア・カルディナーレを鉄火肌イタリア女だと思って撮るからそう映ってしまうのであって、そうでない人間が撮ると驚くほど俳優の生…
>>続きを読む孤独と孤立がそくそくと伝わってくる哀しい映画でした。
1929年。主人公ノビレ将軍を隊長とする探検隊は飛行船イタリア号で北極探検に向かいます。
しかし北極近くでイタリア号は墜落、一行は遭難、死傷者…
ノビレ将軍による北極冒険での遭難事件を事件関係者である死者たちが現代に集い裁判するという奇抜な序盤は興味深かったけれど、そのあとは回想してひたすら事件を真面目に調査するというロシア映画の生真面目な性…
>>続きを読むかつての名優を主演に据えた量産型90年代パニック映画ではなく、ソ連の巨匠カラトーゾフによる実際の飛行船の事故を題材にした70年のスペクタクル。巨匠と言っても『怒りのキューバ』も『鶴は飛んでゆく』も『…
>>続きを読む子どもの頃に観て深い感銘を受けた「赤いテント」
深い哲学と叙情性、美しい映像と心揺さぶる音楽。
間違いなく映画史に残る傑作だと確信した。
何年も探してやっとAmazonでDVDを見つけた。
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ミハイル・カラトーゾフ監督作。
1928年の北極で実際に発生した飛行船イタリア号の遭難事故と国際的な救出活動の模様を描いたドラマ。
『生きてこそ』のような壮絶なサバイバル劇を期待していたが、緊迫感…
ラジオからサウンドトラックが毎日のように流れていた。こころを揺さぶる弦楽器の音色が耳にこびり付いて離れない。クラウディア・カルディナーレ。眼の強いきれいな女優さん。憧れのひとりが出演しているのに観に…
>>続きを読むタイトルから連想される米ソ冷戦っぽい内容ではなく、探検家アムンゼンの命を奪ったウンベルト・ノビレの北極圏における遭難を描いたもの。さまざまな国家の思惑などが重なってひとり助かったという事を猛烈に批判…
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