特攻サンダーボルト作戦の作品情報・感想・評価

「特攻サンダーボルト作戦」に投稿された感想・評価

1976年に発生したエールフランスの航空機ハイジャック事件。ウガンダのエンテベ空港での人質救出作戦を描いた実話サスペンス。

つい最近においても「エンテベ空港の7日間」でも取り上げられていた事件ですが、本作はテレビ映画としての製作。しかも実際の事件からわずか半年での映像化という早さにビックリ。笑

そしてテレビ用の作品とは思えないくらいの大きなスケール。冒頭で実行されるハイジャックから、国を越えてのやり取り。救出作戦の立案から決行まで2時間半に全て詰め込んでいて、飽きる間もなく見終わりました。

そしてキャストの豪華さも注目。当時の有名俳優が顔を揃える中、チャールズ・ブロンソンはまさしくベテラン軍人らしさが存分に出ていましたね。部下たちを鼓舞し、信頼を集めるその役柄はまさにピッタリでした。

事件を巡り様々なやり取りが繰り広げられる前半と、救出作戦が遂行される後半。それぞれカラーが違っているのも面白い。激しい銃撃戦に建物を吹っ飛ばす爆発。息詰まる攻防戦にはテレビ映画というのも忘れるほどの激しさでした。

テロ実行犯たちが思ってた以上に柔らかい雰囲気で、それほど悪党らしくなかったのがちょっと引っ掛かったところ。実際そうだったのかもしれませんが。それでも実録ドラマらしくストレートな作風は映画としても素直に楽しめましたね。
久々マンダむ♪

145分の完全版?だそうです。

チャールズ・ブロンソン観たくて借りたら、エンテベ空港の話だったとは…

TV映画なのでチラチラCM入る暗転はありますが、お金をかけて丁寧に事件を描いていたと思います。
爆発はあったけど薬莢は出てなかったな。

あとウガンダの大統領がムカついた。



1976年6月27日。

エールフランス139便がパレスチナ解放人民戦線のテロリストたちにハイジャックされた。
要求は仲間53人の釈放。

飛行機はリビアを経由して、ウガンダのエンテベ空港へ。

そこでイスラエル人以外は解放されたが、110人の人質は空港でそのまま待機させられる。

軍は"サンダーボルト作戦"と称した奇襲を仕掛けることにするのだが……



今なら空港はもっと明るいし、軍が動いたら衛星とかでバレそうだし、携帯で連絡取るだろうし~

と、あれこれこの時代だからこそ成功した作戦だよね。
短時間で作戦を立て演習をしたのは、勿論物凄いことだけど。

普通に銃持ち込んでるし!
ワンコもいたし(笑)

乗客も軍も政治家も、145分もあるのでじっくりと描かれていて良かった。

しかし消えてしまったおばあちゃんは、一体どうなってしまったのだろう。。。

人を殺さないと出来ない革命なんて革命じゃないわ。
綺麗事だけれど、これが罷り通ったら戦争だもの。
Fisherman

Fishermanの感想・評価

3.4
元祖笑わない男、ブロンソン目当てで見たのになかなか登場しないが、やっぱり見せてくれる。
中盤まではテロには屈しないが、どうやって人質を救出するか、作戦を実行するかしないか、部屋の中の議論が中心。終盤からラストにかけて作戦実行とともにどんどん盛り上る。
事実あったことなので大きな脚色はダメだが今一盛り上りに欠けるが、ブロンソンの渋さで0.5加点。
ピーター フィンチ、マーティン バルサム、ジャック ウォーデンなど昔どこかで見たことがある俳優が勢揃いな点も飽きさせない。
アーヴィン・カーシュナー監督作品。ピーター・フィンチ、マーティン・バルサム、チャールズ・ブロンソン主演映画。

76年6月27日に起きた大量人質ハイジャック事件から、7月4日のエンテベ空港でのイスラエル軍特殊部隊による電撃救出作戦を克明に描いた大作。多数の登場人物を手際良く処理し、重厚な演出とドキュメンタリー・タッチで、アクション巨編としても見応えがある。 
sato1043

sato1043の感想・評価

3.5
イスラエルを狙ったテロ事件(ハイジャック)の映画化。特殊部隊の作戦進行を筋の中心にして、その周辺の現実や矛盾を描く。のちの典型とも思える古典? 描かれる時代からまだテロリストに人情を持ちこめたところが牧歌的とも思えた。ともあれ、グローバル化した知識社会にていかに平等を実現するか・何が差別なのか、人類はいまだに知恵に至っていない気がした。
なんちゃって。
nsd

nsdの感想・評価

3.5
エンテベ空港の7日間と同じ題材だけど、こちらの方が奇襲の描写が丁寧で、好き。一番怖いのは、最後に字幕で出てきた老婦人が行方不明ってこと。
『ショロム ショロム ハッハハ‼️
 重要な事だ、逃げるな。
 周りの建物は爆弾だらけだ。』


『エンテベ空港の7日間』を鑑賞。
事件の経緯についての描写が簡潔
過ぎたので補完の為に本作を鑑賞。


尺が長くイスラエル政府および
サンダーボルト作戦を立案実行
した軍の方に焦点が当たってる
本作は明確にイスラエル寄りの
視点に立脚していますが事件の
経緯や人質達の動向を緻密かつ
リアルに描写している。

特に人質達のキャラクターと
ドラマがしっかり描かれてる。

事件直後の撮影でファッション
とロケーションのリアリティが
凄い。

2人のドイツ人テロリストの
人物や葛藤の描写も十分で
これから観る人にはやはり
エンテベより本作をお勧め
したいかな。

ただ、現代の映画に慣れた眼で
観ると、やはりテンポが良いと
は言えないカンジです。

テロリスト制圧だけじゃ無くて
実際にはウガンダ軍とも交戦し
てたんですねぇ。

ウガンダ大統領アミンの怪人物
っぷりも印象的でした。

そんなに出番ないけどカリスマ
性ダダ漏れのブロンソンも素敵。

初登場シーンを観て思わず
『ウーン、マンダム』言うて
しまったわ😅
牧

牧の感想・評価

3.3
思ってたより長くてテンポも遅めなので疲れた。

しかし、題材や軍事描写がマニア的には楽しめる。

こういうタイプの役を演じさせた時のチャールズ・ブロンソンの顔の説得力が凄い。
ラウぺ

ラウぺの感想・評価

3.9
『エンテベ空港の7日間』関連で備忘録も兼ねて一通り記録。

1976年6月27日、アテネ発パリ行きのエールフランス機がPFLPとドイツの極左過激派「革命細胞」のメンバーによりハイジャック。機はベンガジ経由で親パレスチナの姿勢をとるアミン大統領施政下のウガンダのエンテベ空港に着陸。交渉による解放の望みが薄いと判断したイスラエルのペレス国防相の指示で救出作戦が練られていく・・・

元はTV映画で、製作は事件から間もない1976年、1977年1月8日にTV放送。(150分)
日本では『エンテベ急襲』の邦題で劇場公開の予定が中止となり、1987年にようやく劇場公開(126分版)。
1989年のゴールデン洋画劇場での放送ではウガンダを「ダウガン」、エンテベを「アンサベ」、アミンを「アモン」と吹き替えて放送。
2012年に発売された『オリジナル全長版』のDVDは収録時間145分。
89年の放送時の日本語音声が収録され、上記のなんちゃって固有名詞を確認できます。
吹き替えを選択した場合、日本語音声のない全長版の場面は正しい発音の日本語字幕が出るので、その対比がなかなか味わい深いところ。

映画はB級感漂う邦題からイメージされるチープさはなく、非常に真面目に作られたポリティカルサスペンス+戦争アクションといったところ。
救出作戦を立案するショムロン准将をチャールズ・ブロンソンが演じ、テロリストから人質、イスラエルの閣僚、アミン大統領に至るまで、事件の主要人物はほぼ網羅されており、群像劇としてそれぞれが過不足なく描かれているのは特筆に値すると思います。
進行は今のレベルで見るとゆったりした印象はありますが、当時としては普通な流れだと思います。
群像劇として所謂主人公に相当する人物は一応居ないのですが、やはりチャールズ・ブロンソンの存在感は別格。どこからどうみてもチャールズ・ブロンソンその人で、到底ユダヤ人には見えないところが問題だったりしますが・・・

物語の詳細は『エンテベ空港の7日間』と非常に似通っていて、共通する部分の多くはおそらく実際に起きた事実に基づいているのではないかと思います。
イスラエルの政治家としては『エンテベ空港の7日間』ではラビンとペレス二人に焦点が絞られていますが、こちらではそれ以外の人物も描かれ、野党の指導者としてメナヘム・ベギンが登場し、ラビンに協力を約束する場面も出てきます。
公開時にはまだ現役だったアミンも、尊大で自己アピールに執心し、上品とはいえない言動までもそのまま描写されており、ヤフェット・コットーが嬉々として演じる姿はこの作品の見どころのひとつ。
人質の様子も丁寧に描写され、後から見直すと死亡する人には全員フラッグが立つところがちゃんと盛り込んである丁寧さには驚きます。(笑

後半のヤマ場である救出作戦の場面は機銃の発射音などが画一的で、戦闘場面自体もやや古臭い印象はありますが、撤収までの一部始終が過不足なく描写され、物語の締めくくりとしてバランスよく纏められていると思います。
エンテベへ向かう機中で隊員たちが歌う歌(エンディングでも使用)は“Hine Ma Tov”(ヒネ・マ・トヴ)。旧訳聖書の詩編から歌詞が引用されているとのことですが、メロディはいくつものバリエーションがあるようです。

『エンテベ空港の7日間』ではまったく描かれなかったドーラ・ブロッホ(ユダヤ人の人質)についても冒頭からしっかり登場し、最後にテロップで1977年時点での消息がクレジットされる丁寧さ。
ここでは実際に起きたことの詳細は書きませんが、彼女の問題はアミンの残忍さやこの事件が手放しで全面的に成功したとはいえないものであることをしっかりアピールする姿勢には好感が持てました。
「エンテベ空港の7日間」鑑賞記念で、以前mixiに書いた過去レビュー↓


1976年6月27日。テルアビブ発パリ行のエールフランス139便が、経由地アテネを飛び立った。しかしその直後、機は4人のテロリストにハイジャックされてしまう。彼らは拳銃と手榴弾で武装し、<パレスチナ人民解放戦線 ガザ旅団>と名乗る。139便が進路を変更したことで、パリ空港は騒然。イスラエルは、ハイジャックを疑い早くも対策本部を設置した。ほどなく、ハイジャック犯から犯行声明が届き、フランスがハイジャックの事実を世界に公表する。人質となった乗員乗客は245名。機はリビアに到着したことが確認された。

数時間後、妊婦を解放し給油を終えると、139便は再び離陸する。向かう先は、アフリカ・ウガンダだ。以前は親イスラエル派だったウガンダは、現在はパレスチナ寄りの方針をとっている。悪名高いアミン大統領は、到着した139便から降り立った乗客たちの労をねぎらうが、それはあくまでTVカメラ前のパフォーマンス。実際は、パレスチナゲリラに空港ターミナルビルを貸与し、ゲリラとウガンダ軍兵士でその周りを包囲する。つまり乗客は機から降りられたものの、実際は空港ビル内に監禁されたも同然であった。

いっぽうイスラエルでは、レビン首相をトップとした対策本部が着々と動き始めていた。ハイジャック犯人の要求は、イスラエルを含む諸外国に囚われたテロリスト53名の解放。フランスやドイツは、交渉に前向きな姿勢を見せるが、イスラエルは頑として要求を撥ね付けるつもりでいた。そのかわり、アミンと親しかった人間を通じ、人質解放条件の妥協案をハイジャック犯人に提案する。これが功を奏し、240余名の人質のうち、ユダヤ人以外の乗客は全て解放されることになった。残る人質はイスラエル国籍の約100名となり、囚人釈放までの期限も3日延びることになった。

イスラエル国内でも、国民から「人質解放のため、テロリストの要求をのむべきだ」という世論が強くなっていく。刻々と迫るデッドライン。しかしレビン首相は、囚人釈放を認めず、軍トップのグル将軍に、人質救出作戦立案を命じるのだった。そこで招集されたのは、特殊部隊のリーダー、ショムロン准将。彼は、若き中佐ネタニヤフを先頭とした急襲部隊を編成し、<サンダーボルト作戦>と命名した救出作戦の演習を開始する。サンダーボルトは、「移動」「着陸」「突入」の3段階に分かれる。まずはイスラエルから4000キロのウガンダまでの移動。ウガンダ政府に察知されることなくアフリカ入りするため、輸送用C-130の他に、レーダー妨害用のボーイング707を用意。そして夜間、ウガンダ空港に隠密里に着陸し、政府要人用メルセデスを使ってターミナルビルまで接近。それから少数のチームで一気に突入し、テロリストたちを制圧するというものだ。ロケット砲を装備した100名以上の攻撃部隊は、その間、空港内のウガンダ兵制圧と、ミグ戦闘機の破壊を担当する。着陸から撤収まで、猶予は55分。果たして、前代未聞の大救出作戦は成功するのだろうか・・・



先日届いた『特攻サンダーボルト作戦 オリジナル全長版』です。


・・・これ、TVで放送した時に、幼なじみが「スゲー面白かったよ!」と驚嘆していたのを記憶しています。以来、ずっと観たい観たいと思っていて、ようやく夢が叶いました。

はっきり言って、スゴいです。こんな実話があるのかと。

ハイジャック映画、というか、ハイジャック対特殊部隊の映画というのはたくさんあって、先日観た「GIGN」も、フランスで起きたハイジャック事件に特殊部隊が立ち向かうというハナシでしたが、おそらくそのジャンルの中ではトップと言っていいでしょう。単に救出、というだけでなく、他国に乗り込んで脱出もしなくてはいけないというサスペンスもあるんですから。映画は、事件発生からイスラエル政府の動き、人質たちの人間ドラマ、そして特殊部隊の演習―実行まで、まったくダレません。なんせ、ウガンダが舞台に移ってからは、アミンの強烈なキャラクターが映画を強く引っ張っていってくれるのです。もちろん、ショムロンを演じる我等がブロンソン様の魅力も120%。文句無しの傑作と呼んでいいでしょう。これは購入して大正解の一本でした。
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