吉村公三郎監督の作品というより、脚本の木下恵介の色の濃さが、後世の人間的には気になるところ。それと、戦争前夜ということで、空襲警報とかがやけにリアルに感じるんだけど、松竹は東宝ほど軍部に協力的ではな…
>>続きを読む木下恵介脚本を得て吉村公三郎監督作品初期の秀作の一本。マッチ工場を経営する父藤野秀夫が自殺して、長男笠智衆が、家族の責任を一身に背負って頑張り抜く人生ドラマ。次男日守新一は世帯を持つが、選挙の利権屋…
>>続きを読む藤野秀夫(北川徳太郎)
葛城文子(妻お近)
笠智衆(長男健一郎)
日守新一(次男要二)
伊東光一(三男良三)
磯野秋雄(四男四郎)
大塚君代(妹すえ子)
岩田祐吉(石岡孫次郎)
上山草人(清岡代議士…
木下惠介の原作・脚本で監督は吉村公三郎。
同じ島津保次郎門下の二人が製作した大船調映画。
ただ、終幕はこれで良かったのだろうかと考えさせられる。
「長男に生まれたからには!」と責任感が強く面倒見の…
木下惠介作品にはしっかり心をつかまれるなぁ〜。今回は泣かないと思ってたのにホロリときてしまう。
笠智衆の長男いや父親としての重圧、それ故の弟妹の苦悩。みんな優しい。その中に警察沙汰になる次男。ドラマ…