アマプラもU-NEXTもHuluも2月26日までだったので慌てて鑑賞。

いろんなネットのトラブルをそれぞれの目線で描く群像劇。

学生が騙されて自殺に追い込まれるのが見ててキツかったです💦
学生に本当多そう💦

銃とかよりもネットトラブルの方が亡くなってる人多いんじゃないかな。。

今も誰かと「接続」してますか？
誰かと「つながりたい」ですか？

ヘンリー＝アレックス・ルビン監督、ジェイソン・ベイトマン、フランク・グリロ等の共演による群像劇。
SNS上で起きた事件に翻弄される人々の姿を描く。
弁護士のリッチをベイトマン、元刑事のマイクをグリロ、個人情報を盗まれた夫婦をアレクサンダー・スカルスガルド、ポーラ・パットンが演じているほか、ホープ・デイヴィス、アンドレア・ライズボロー等が登場。
物語は、SNS上で嫌がらせを受けたことにより自殺を図った少年とその両親、嫌がらせをしていた側の少年と父親、ネット犯罪により個人情報を盗まれたことから、元刑事であるその父親に原因究明を依頼する夫婦、そしてインターネット上でのポルノサイトに登場した未成年を取材するテレビリポーターという複数の物語が同時並行的に展開。
ただ、特段その物語の切り替わりに説明はなされず、かつ登場人物も決して少なくなく、情報量もそれなりに多いものの、違和感なく頭に入ってくる脚本は上手いなと唸らせるもの。
そんな中でも、少年が受ける嫌がらせはなかなかエグイ内容であり、もし我が子がこんな世界に手を染めてしまうかと思うとゾッとした次第なのだが、主眼はそこではなく、しっかりラストに向けてカタルシスをもたらす展開となっていると同時に、その複数の物語がどれかに偏ることなく、しっかり人々の内面まで描写されていたのは良かったところ。
クルマ好きの視点からすると、スカルスガルド演じる夫の愛車が、日本では未導入のシボレー・インパラであったのに加え、妻が乗るのがスバル・フォレスターであったのは見逃せないポイント。
原題である『Disconnect』は「接続を断つ」や「切り離す」といった意味なのだが、「ディス」と「コネクト」の間にスラッシュを加えることで、本当に断つことができるのかどうかをスリリングに伝える字面となっている邦題も悪くないと思うとともに、複数の物語がクロスオーバーするのか、そんなこともなく終わってしまうのかが気になって、最後まで飽きることなく観ることができた一作。

世界が学校さ。

SNSを舞台に繰り広げられる群青劇。

最近、SNSでの誹謗中傷（特に芸能人に対して）が話題になっている。軽い冗談のつもりで送ったメッセージも、相手を深く傷つけることになってしまうかもしれない。本作品でも、ある登場人物が『冗談はわかりやすく言うもんだ』って言ってたけど、まさにその通り。相手の顔が見えず、時間差もあるやりとりの中で、誤解はすぐに生まれてしまう。「そんなつもりはなかったのに…」って言い訳する頃には、もう手遅れな状況かもしれない。

結構重要だと思ったのは、本作品が2012年の映画であること。「SNS＝Facebook」みたいな時代で、これほどSNS上でのトラブルが生まれてたってことは、インスタ、ツイッターなど、SNSが発展した昨今は、もっと危険なのだろう。自分の情報を世の中に晒すことで、承認欲求を満たす。一種の中毒のような物なのか。それがいかに危険な行為（自他ともに）なのかを理解してSNSを利用しなければならないと感じた。

映画の内容的に、最後の終わらせ方がちょっと微妙でした。

赤ん坊を亡くした悲しみを癒やすため、チャットに没頭する女性。SNSで知り合った少女と交流する少年。違法ポルノサイトで働く少年に取材を試みる女性ジャーナリスト。ネットでつながった人々は、思わぬ事件に巻き込まれてゆく。その先に待つものとは…？インターネット上のトラブルをきっかけに、絆を取り戻そうとする人々の姿をヒューマニズム溢れるタッチで描いた群像劇。各エピソードが交錯して迎える結末が胸を打つ。