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「ディス/コネクト」に投稿された感想・評価

於キヨ

於キヨの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ブログやSNSが浸透している生活。ありえないことではない話。既にあったかもしれない話。他人事じゃない話。

後味は悪い。

何人か主要人物がいるけど、自分が気になったのはネットいじめに遭って追い詰められてしまったベン少年。
SNS上で少女からのメッセージを受け取り、彼女の要求に応えて自撮りの写真(裸だったか)を送る。
その写真は瞬く間に広がり、どうやっても元に戻すことができなくなる。「少女」の正体は二人の男の子で、彼らは遊びの一環としてベンを追い詰める。

首をつって、それを姉が発見して~というくだりが胸糞悪かった。

いじめっ子といじめられっ子の父親が殴り合いで解決しようとする展開は、なんでそうしようと思ったのか理解できない。ちょっと最後に友情が芽生えている感があるのもむかつくし。

まあもうこういう話現実にあるからなあ。
kikiki

kikikiの感想・評価

3.4
さらっと見れてしまうSNSの話だった。エンドあれでよかったんだろうか、、。会話の内容はひとつひとつリアルに有りそうでよかった。
あ

あの感想・評価

4.1
本作は3つの異なるストーリーが展開されており、『マグノリア』や伊坂幸太郎を彷彿させる手法になっている(名称はあるのだろうか)
いずれの話もコネクト(つながり)に関するが、"コネクトからディスコネクト
"に至った話と"ディスコネクトからコネクト"に至ったものがある。つまり、前者はテレビのリポーターで(注1)、後者が残りの2つである。
コネクトからディスコネクト(つながったけどつながれない)の話はなんとも胸が痛かった。というのも、私自身がインタビューを通じた論文を書いていて、どこか自分自身と重なってしまった。つまり、他者の領域にヅカヅカと土足で入り込み、彼らの思考や価値観を吸い取る。この暴力的な営みが可視化されてしまって、やるかたない気持ちに襲われてしまった。
一方、ディスコネクトからコネクト(つながれてなかった、あるいはつながっていると思い込んでたけど、最終的につながれた)は日常生活で沢山あることだなあと思った。つまり、他者を理解していると分かったつもりになっていて、相手の気持ちを無視してしまう。すなわち、勝手に他者の気持ちを類推することはあり、それがディスコネクトを生み出している。
例えば、常日頃から親友や恋人とコミュニケーションを取っていても、彼らは日々変化しているわけであるから、前に言ってたことが今でもそうであるとは限らない。しかし、勝手に「相手は前にそう言ったからこう思っているはずだ」や「相手はこういうことを望んでいるはずだ」と思い込む。だか、それは確証があるのだろうか。思考や価値観はある程度は変化しないが、一方で流動的な側面もある。そのため、勝手につながれていると思っちゃうのは大間違いで、いつでもディスコネクトが生じていることを前提にしなければならない(注2)
本作で特徴的だったのは、身体的にはコネクトしているが精神的にはディスコネクトしている家族の話である。つまり、家族という制度の中で共に暮らしているが、相互に理解し合ってはいない。それどころか事件があってから、ようやく"家族の穴"を認識する事態が生じている。

注1
これに類似する関係性は『万引き家族』でも見られたけれど、法外の関係の方が親密で実りがあることを描いている。つまり、特定の制度(家族制度や婚姻制度)に頼っていない分、絆(bond)によって強く固く結び付けられている。

注2
いささかディス・コミュニケーションと混じってしまったが、そこからディスコネクトを抽出する作業はやっかいなのでここでは取り出さない。また、コミュニケーションは相手に情報を伝達することと定義すると、それをコネクトと捉えることも可能である。
👨‍💻2020年353本目👩‍💻

これと言って、今作で描かれている何かが解決するわけではありません。このすっきりしない部分こそが、人間の複雑さなのだと思いました。すごく現代的で、共感しやすいテーマだったので、あるシーンで猛烈に泣きました。

3つのストーリーが交錯しながら、同じ時を進んでいく。どのドラマも辛いが、キャスターのパートはあまり惹かれなかったかな…。でもどのパートもそうだけど、少しずつ心の皮が剥がれていって、全てが剥き出しになった時、人間としての本性を出しながら、ようやく向き合う事が出来るという皮肉。いくら夫婦や家族とはいえ、一度生まれた距離感を壊す事の大変さが垣間見えた。


顔の見えない相手と交流出来る現代だからこそ、生まれる絆もあれば、悪用され傷付く人もいたり、様々な使い方をされていくネットワークサービスを考えさせられた。

友達が居なかった少年の希望になりすまし、いたずらメールをして、自殺に追いやった少年達。自殺を図った息子の事を何も知らず、意識不明になってからようやく息子に向き合い始めた父親。そして息子の悪事の真実を知って、行動するのかと思えば、最終的に息子を守ろうとしてしまう親。

言い方は悪いが、あくまでも自分の出世の為のネタとして近付いた青年に、妙な情が入って中途半端に交流するものだから、かえって青年の心をボロボロにしてしまうキャスターだったり、キャスター自らも心と葛藤していたり…

過去の傷みに苦しみ続ける妻を孤独にさせてしまい、過去と向き合う事から逃げる事で平静を保ってる夫だったり、夫と向き合えずに見知らぬ誰かとチャットを通じて、傷みを分かち合う妻だったり…

そんな普段交わる事のない人々が繋がった時、こんなに濃いドラマになるんだなと感動したし、結構突き刺さるシーンが多かった。今作の中に出てくる人を、善と悪に分けたとしても…その善悪どちらにいる人間の心全てに共感させられてしまったので、誰かが悪いという風にも思えなかった。


置かれた環境や立場によって、人間は自分を守りながら、人を傷つけたり、傷つけられていく。こんな時代だからこそ、ネットの繋がりも素敵な事だし、顔が見えないからこそ(積極的に出してる人も居るけど。)生まれる話しやすさと安心感がある。

私にとっても大切なツールだったし、10代の頃とか顔の見えない相手に話を聞いてもらって救われた事も多々ある。身近な人に話せないけれど、そこでは晒けだせる不思議な魔法があるから、
欠かせないツールだ。でもそれを悪用されてしまう危険性も、この映画は訴えかけている。

画面越しだけでなく、身近な人と向き合う勇気。
人との繋がりを改めて考えさせられた一本でした。


今作を観て、ポーラ・パットンの顔好きだなぁ…と感じたのと、「アトランティスのこころ」で母役を演じていた女優さんが綺麗に歳を重ねてて、感動しました。「アバウト・シュミット」にも出てたんだね。娘役かな??
NAO

NAOの感想・評価

3.0
まだ見てないと思って配信終わるから観よう☝️と思ったらずっと前にみてた👀

少し見直す…けどとりあえず、記録👋
ネットのSNSなどで起きる3つの事件の話。

ネット上での3つのトラブルが並行して話が進んでいき終始重い雰囲気でした。
誹謗中傷などが話題になってる最近にぴったりな作品でした。実際の暴力より、より精神をえぐるネット上の暴力。相手がどこの誰かわからないのは怖い。
ネット上って結局巡り巡って現実世界に影響が返ってくるなと思った。

ただ単に繋がりたいだけなのに悪用する人やちょっかい出す人は必ずいるけど、
ネット上でトラブルを起こす人は現実世界でも結局ゆくゆくはトラブルを起こす人なんだと思う。
悪いのはネットじゃなく使う人間。
ネット上のルールやマナー、秩序をしっかり守ろうと思いました。
budd

buddの感想・評価

3.8
2020年83本目
ネットやSNSがらみの話が3つ同時進行で最初はとっちらかってるしまとまり無いな〜ってなってたけど中盤から頭の中で整理出来るようになってからが面白かった。話自体も何一つ解決しないのも逆に良かった。ネットが怖いとかよりも人間ってどこまでも孤独よなぁと強く感じた。結構前の作品で今でも充分あり得る話かなと。いや今の方がネットの闇は深く複雑になってるか。。ネットどうこうよりもせめて近くにいる家族だけでもしっかり向き合わないとダメだなと思った。
全てのストーリーが辛い群像劇はまじでつれぇ。オンラインでもオフラインでも人と繋がらない方が楽だけど、人生そうも言ってられないよね〜
誰かの命を奪うのも人で救うのも人なんだなあとしみじみ。
みんな被害者でみんな加害者でもある。
祖

祖の感想・評価

3.6
リアルとネットの人間関係、人間の感情、衝動についてを色んな視点で描かれている映画
映画としての完成度が高かった。
ただ終わり方は人によってスッキリしないかも
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