眠れる森の美女が現代に目覚めたら！？
メルヘンの舞台を借りて女性のセクシャリティを描く。
何故か女の子のお遊戯会の衣装が日本の芸妓さん風？

SEXの場面もサラリはこの女性監督の持ち味か、ストッキングの破れ目がリアルな今を訴える…男性の期待する官能は無い(*_*)

カトリーヌ・ブレイヤが童話の「眠れる森の美女」をアレンジ。
前作の「青髭」が良かっただけに期待していたのですが、なんとも微妙な出来栄え。

100年の眠りから目覚めたら現代になっていたというのが新解釈のようですが、目覚めた後の現代の物語はそれほど描かれず、眠りについた少女の夢の世界の描写が中心。

女の子は可愛いし、個性的な人物などもいろいろ出てくるのでこのパートは良かったです。もうすこし予算があれば、もっと面白い映像になったかもしれませんね。
100年後に目覚めた少女が何故か中途半端に17歳くらいに成長しているのですが、幼少期の女の子と全く似てないのはいかがなものかー？

眠れる森の美女は電気羊の夢を見るか………違〜う。

魔女？の呪いで死ぬはずが、妖精？の助けで100年間眠り続けるだけになった少女。
しかも、眠りにつくのが6歳で目覚めたら16歳のオマケ付き（笑）
そんな前振りで始まります。

少女が摩訶不思議な夢の世界で愛する人を追い求め冒険を繰り広げる“眠れる森の美女の見る夢”の物語。

その着想は面白いし、少女も可愛い。
但し学芸会並の陳腐な出来栄え（笑）

そのままで行けば良いのに、終盤何故か16歳で目覚めた後のお話しが………

なる程、それで“禁断メルヘン”なのか（笑）