クオリティの高い作画、ダイナミックに動きまわるキャラクター、鬱とハイテンションを目まぐるしいテンポで行ったり来たりするストーリー。

全てがたまらなくイイのだが、このアニメで1番イイと思うのが、ノスタルジックでローテンションな青春を感じさせてくれるところだ。星のない夜空を見上げるような孤独も、思わず雄たけびをあげたくなるような興奮も、朝焼けを眺めるような青い虚しさも、若者が持つ言葉にできないモノが感じられて、観る度に自分を10代に戻してくれるような気がする。

そして、今作の魅力に欠かせないのが、作中に鳴り響くthe pillowsの楽曲。熱い場面も切ないシーンもそのロックで彩ってくれて最高にカッコイイ。

理屈とか意味とか辻褄とか、そういったフィルターを抜かして楽しんでほしいアニメ。感覚で観る作品なので、好き嫌いがはっきり分かれると思うが、自分は10代の頃に初めて触れた時から、FLCLでしか感じられない感情と感覚にシビれっぱなしでいる。

オススメ。

わ。おもろ。
めっちゃおもろいやん。なにこれ。
新作。続編映画？オルタナ。と。プログレ。あるから観てみた。けど。
わけわからんな。最後までぶっ飛んどった。
けど。おもろい。
そういや。『ワケわからんが面白い』みたいな宣伝文句。あったなあ。なんやっけあれ。『ロボット』？インド映画の。あれ。この文まんまフリクリにも使えるんちゃうか。
ほんまわけわからんなこれ。いや。褒めてるで。
まず。ストーリーの時点で脳溶けそうや。いきなり通りすがりの見知らぬ女にギターで頭殴られたらそのたんこぶからロボットが出てきて戦闘が始まる。て。いやいやいや。無理解無理解。
キャラクターも。ハル子とか主人公の父親とか太眉の奴とか。なんか全員濃いし。濃すぎるし。特に。

『never knows best』

...どれが最善かなんてわかんないよ。
って。そういった意味らしい。そんな英語の書かれた煙草を吸っている少女。マミ美。
やー。マミミな。マミミ。ほんまええキャラクターやな。不安定さがたまらんな。(°_°)とかな。表情。かわよ。ほほっ。ええわ。

んでな。演出な。やってんなぁー。遊んどるわ。遊び尽くしとるわ。シャフトとかに似た遊び心を感じるわ。たまらんな。この勢いで押し通そうとする感じ。たまらん。くそ楽しいわ。

あと。みんな言うとるけど。音楽がええよな。これ。
the pillowsかぁ。初めて知った。色々聴いてみよ。曲。
なんやろな。ここまで作品にカチッとハマるもんなんやな。ええわ。曲ええからバトルも熱いわ。ずっと観てられるわ。
ほんま。ずっと観てたいわ。なんでこんな短いんや。全部で6話。とか。1話ずつDVDになっとるから見た目長そうやったけど。あっという間に終わってもうた。あー。なんか。喪失感。はよ映画頼むわ。頭が正常になる前になる早で頼むわ。

「日本アニメの若き才能の爆発！！」

初フリクリ。
ちょっと前に続編の劇場版があるとの事で知りましたが、オリジナルの無印版を知らなかったのでようやく鑑賞。

エヴァのTVシリーズ後のガイナックスとプロダクションIGの製作。監督はエヴァでは副監督、新劇では監督も務めた鶴巻和哉監督、キャラクターデザインはエヴァ、細田作品などの貞本義行、そして作画監督は現トリガーで「天元突破グレンラガン」「キルラキル」「プロメア」なども手がけた今石洋之さんとの事で当時90年代の日本アニメ界の才能が集結したような座組みだったようです。

さらに内容に関してもただ好きな事をやりたかったというくらいストーリーはよく分かりませんが、アニメ表現のクオリティや勢いが凄い！

設定や物語の理屈はよく分からず、解説などもされませんが、終始流れるthe pillowsのノリノリな楽曲と、特徴的なキャラクターによる奇想天外な展開、素晴らしい超絶な作画によるアクション描写ととりあえずセンスの詰まった映像に圧倒されます。

考えるな感じろ！系の作品ですが、これぞ日本アニメと！と言った感じで今観ても色褪せないクオリティです。

OVAだったため日本での知名度は低いものの、海外ではAKIRAなどと並び人気もある日本アニメの代表的な作品らしいので観て損はないかもしれません。