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365日のシンプルライフのsanshokuのネタバレレビュー・内容・結末

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

人はというより、私は、自分に似たものに興味をひかれてしまう。
26歳、彼女にフラれた、モノで溢れた部屋、これだけのあらすじを読んだだけで、この映画は観るしかないとすら思った。
だが、蓋を開けてみれば、知らない国の知らない青年がちょっと変わった条件付きの生活をしているだけの映像で、フィクションなのかノンフィクションなのかも曖昧なまま、時折ジャズのサウンドでオシャレな気分になりつつ、ただ生活が進んでいく。
経験してみなければわからないと言われてしまえばそれまでなのだけど、モノの大半が「生活を楽しむため」に存在している、「人生はモノでできていない」、そんな分かりきったことが最終的な結論で、もちろん納得はしたし誰かに教えてあげたいとも思えたけど、それを「分かりきった」なんて言えちゃうからこそ、私の部屋は永遠に片付かない。
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