大阪。広場で行われていたバンド【赤犬】のライブに、ふらふらと現れた男(渋谷すばる)。マイクを奪い、声を放つや、会場は水をうったように静まりかえる。圧巻の歌声!そのまま気を失った男だったが、目を覚ますと自分のことを何も覚えていないという。記憶喪失。傷だらけの顔。その正体と歌声に興味を持った【赤犬】マネージャーのカスミ(二階堂ふみ)は、彼を“ポチ男”と名付け、祖父と暮らす自分の家に住まわせながら、バンドのボーカルに迎えようとする。しかし、フラッシュバックで少しずつポチ男の記憶が蘇る―「俺は、危険かもしれない」。それぞれの中で止まっていた時間が、また動き始める。
カリスマ的人気を博すミュージシャンだった花火。ところが、独立してからは創作意欲を失い、人里離れた田舎町でキャベツを育てながら隠とん生活を送っていた。そんな花火の前にヒバナという少女が突然現…
>>続きを読むファッションモデルのハルカ(渡辺万美)は食事制限がたたり撮影中に気を失ってしまう。その帰り、立ち寄った精肉店の店主・安春(川瀬陽太)の心の声が頭の中に聞こえてしまう。最初は不審感と恐怖にさ…
>>続きを読む大阪近郊にある古い団地。ここでヒナ子と夫の清治はひっそりと暮らしていた。腰は低いがどこか世を捨てた2人の雰囲気に、住民たちの妄想は膨らむばかり。さらに些細なことでへそを曲げた清治が床下に隠…
>>続きを読むなかなか昇進できずにいる二つ目の落語家・今昔亭三つ葉は、ひょんなことから話し方教室を開くことに。だが、そこに通い始めた口下手な美人・十河五月、クラスに馴染めない少年・村林優、毒舌の元プロ野…
>>続きを読む北品川の食堂「蓮月庵」で暮らす果子は、毎日が死ぬほど退屈でつまらない。けれどそこから抜けだして他に行くこともできず無為な夏を過ごしていた。ある日、果子たち家族の前に、18年前に死んだはずの…
>>続きを読む3年ぶりに出所した須磨組の功労者・ダーク荒巻を出迎えたのは、唐獅子通信社なる見慣れない看板だった。シティ派組長は思いつきで唐獅子ビデオ、唐獅子芸能社を次々と旗揚げ。ダークは組長から「新人歌…
>>続きを読む主人公の朝秀晃(通称:マル)は元・ボクシングの東洋チャピンオン。試合中の頭の怪我で、引退に追い込まれ、今は頭の後遺症に悩みながらもひっそり警備会社のアルバイトをしている。唯一、心を通わせて…
>>続きを読むきっとあなたの側にある。寄り添い生きる、優しい愛の物語。 本当の幸せや恋愛に臆病になっている堂薗(どうぞの)つぐみ。人生を見つめなおすため、田舎の祖母の家で暮らし始める。そんな中、期せずし…
>>続きを読む(C)2015『味園ユニバース』製作委員会